第114作目の朝ドラ「風、薫る」が、昨日最終回を迎えた。

今日はこの時期恒例の「朝ドラ総括&展望記事」を書くことにしたい。

(ネタバレはちょびっとだけ)



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風、薫る


対照的な性格のふたりがぶつかったり助け合ったりしながら家族同然の絆を築くという、これまでにないタイプの朝ドラだった「風、薫る」。

見上愛はちょっと前の大河で見ていたのですぐに慣れたし、最初からヒロイン感があった。

でももうひとりの主役である上坂樹里の方は、「生理のおじさんとその娘」で見ていたはずなのに全然記憶になく、当初は「この子誰?」という不安が強かった。

ところがふたを開けてみればどうよ。

「りんが陽なら私は陰よ」とばかりにダークでネガティブな強烈キャラで目を引き、その気丈さをキープしたまま好感度を上げていくという離れ業を披露。

上坂樹里、今年最大の注目株じゃない?

気づくと彼女を応援してしまっていた「風、薫る」だった。


主役のふたり以外だと、なんといってもしのぶ役の木越明がすごかった。

看護婦養成所の同期で、後半は派出看護婦にも合流して最後まで活躍するのだが、あの独特のせりふ回しと目線がクセになっちゃってね。

あの役作りには脱帽しました。

その他では、多部未華子(大山捨松)、水野美紀(りんの母親)、藤原季節(すかした詐欺師)、中村倫也(クールな役人)あたりが際立っていた。


物語としては飛びぬけたところが少なかったけど、看護師にはみんな感謝しているし、とても共感度の高い良心的ドラマだったかな。


ブラッサム




明後日から始まるのは、作家・宇野千代をモデルにした「ブラッサム」。

4回も結婚(と離婚)した波乱万丈のヒロインを朝ドラでどう描くのか、ものすごく楽しみだ。

ヒロインは、石橋凌と原田美枝子を親に持つサラブレッドの石橋静河。

こちらは演技力が確かな女優なので、安心して半年間任せられそうだ。


肝心の脚本は、「マルモのおきて」や「あなたのブツが、ここに」などの傑作を生みだした櫻井剛。

笑いと真面目を両立してきた実績があるので、こちらも信頼して大丈夫だろう。

来週からも楽しみな朝を過ごせそうだわ。


再放送枠は…


現在BS再放送中の「ひまわり」のあと10月26日から流れるのは、2001~2002年放送の「ほんまもん」。

2010年以降の朝ドラは「てっぱん」と「純と愛」以外すべて鑑賞済みなのだが、それ以前はまだまだ少ない。

2000年代の20本のうち観ているのは8本だけなので、今回の再放送はとてもありがたいわ。

ヒロインは、「ばけばけ」で主人公トキの母親を演じた池脇千鶴。

25年前の出世作をとくと拝ませてもらうことにしよう。



というわけで、この秋から朝ドラは「ブラッサム」✕「ほんまもん」の2本立て興行がスタート。

宇野千代は読んだことないけど、とりあえず映画の「おはん」を観ておこうかな。

「ほんまもん」の方は、池脇千鶴のデビュー作「大阪物語」をチェックしようか。

「風、薫る」もいいドラマだったけど、ロスになっているヒマはなさそうだわ。


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