最大11連休となった今年のゴールデンウィークも今日が千秋楽。

いつも人混みを避けてひきこもる私も、今年は何度か中島公園に足を運んだ。

ウォーキングに加えて通ったのが札幌市天文台だ。



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そのきっかけは、先月読んだ辻村深月の「この夏の星を見る」

この夏の星を見る
この夏の星を見る辻村 深月

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BSテレ東「あの本、読みました?」の「辻村深月スペシャル」で紹介されていたのを見て、すぐに借りてきてイッキ読み。

コロナ禍で活動を制限された天文部の学生たちが逆境を跳ね返して得難い経験をする、青春小説の傑作だった。

かつては少年だった齢55歳のおじさんもすっかり感化されてしまい、「そういえば中島公園にも天文台あるわ」となったのだ。


調べてみると日中は大体開いているようだが、夜は入れる日が決まっているらしい。

5月は2~4日と16~18日のみで、ゴールデンウィーク中は月・火星・春の星座が見られるとのこと。

映画やテレビでは何度も目にしてきたけど、望遠鏡で実際にのぞいたことなんてあったかな?

「このまま死ぬなんてやばくない?」と急にあせった私は、連休中に行くことを決めたのだ。



メインは夜だけど、事前に日中の偵察をしておこう。

そう考えて現地に向かったのは、お花見記事をアップした5月1日のお昼前。

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学芸員の方に案内されて中に入ると、見学客は私含めて2人だけだった。

この時間は太陽が見えるということで、ひげのようなフレアやほくろのような黒点を望遠鏡で直に目撃。

たったそれだけなのになんだか楽しくて、夜の天体ショーへの期待度も爆上がりしたのでした。


翌2日の夜はあいにくの雨で、見学するのは延期。

明けて3日はどんより曇り空だったけど、一縷の望みをかけて行ってみた。

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中に入ると、学芸員の方がモニターを使って天体トークの真っ最中。

Mitakaという高性能ソフト(誰でもDL可能)で地球を飛び立ったあとは、太陽系の惑星や遠くの星座を旅して、最後は宇宙の深淵(観測不能で真っ黒表示)までたどり着いた。

学芸員のわかりやすいお話に対し、驚くべき知識を持ったガリレオキッズが合いの手を入れて、われわれ大人たちは舌を巻くばかり。

結局、望遠鏡をのぞくことはできなかったけど、これはこれで充実した小一時間だった。

数種類ある星座カードの中から1枚をもらって帰ったのだが、私が選んだのはアンドロメダ銀河。

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他のカードもコンプリートしたくなったので、悪天候の日でも行ってみる価値はあるね。


翌4日はところどころ晴れ間は見えるものの、基本は重ーい曇り空。

かなり厳しいことは承知の上で、またしても中島公園に向かった。

今日はこの望遠鏡をのぞくことができるかな?

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学芸員のおじさんが空を見ながらチャンスをうかがう。

そしてついに雲の隙間から月が顔を出した!

次々とファインダーに目をあてる見学客たち。

私の番がまわってきたのでのぞいてみると…月のクレーターがはっきり見えた!

いやー、うれしかった! 感激した!


外に出て、肉眼で月を見上げると…

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その後は雲に隠れてしまい、私の月面初観測は終了した。

なお、同じ方向に見えるはずの火星はまったく姿を見せず。

こちらは次回の宿題だね。



ちなみに「この夏の星を見る」は今夏映画が公開予定。


私も晴れて星好きの仲間入りをしたので、この映画も絶対に観に行こうっと!


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