今日のテーマは北海道弁

最近いろんなところから飛び込んできた話をまとめて書くことにしたい。



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ばくる


先週の「秘密のケンミンSHOW極」で取り上げられたのが「ばくる」という北海道弁。

道産子ならなんの説明も必要ないワードだが、これは「交換する」という意味だ。

この言葉は、相手が自分のほしいものを持っている場合に限定される。

等価交換の交渉をぶつけるときに使うのが「ばくりっこしよ!」なのだ。

番組では「名刺をばくるとは言わない」という注釈があったが、そりゃそうだわね。

名刺は交換するのが前提で、交渉は必要ないからさ。


番組を観て思ったのは、「確かに北海道弁なんだけど久しく言ってないなあ」ということ。

大人になるとほしいものは自力で手に入れちゃうようになるからかな。

「ばくって!」は経済力のない子どもたちのマジックワードなのかも。


内地


北海道から海を渡った先の大地をひとまとめにしちゃたようなアバウトなニュアンスの「内地」

昔から使ってるから、今さら「本州」とは言い換えにくい。

このブログでも「内地」で検索すると73本もの記事がヒットしたが、「本州」だとわずか4本。

しかもそのうち2本は引用したニュースのタイトルだ。

普通に使うし普通に通用する言葉、それが「内地」だ…と思っていたのよね。


これが最近、あるスレッドの投稿を読んでショックを受けた。

それは…

「内地っておじいちゃんやおばあちゃんしか言わないよね」

えーっ、なんだそりゃ!

今の若い人は言わないのかい? そんなバカな…

そこに集まったコメントを読むと賛否さまざまで、どうやら地域差があるみたいだ。

若者でも使うところもあれば、年寄りでも使わなかったりする。

単純に年代で区切られる話じゃなかったので、ちょっとほっとした。

55歳でおじいちゃん扱いされたらさすがにね。

…え? もしかしてもう立派なおじいちゃんなの?


ぼっこ・すれ


直近の「1ヶ月アマプラ無料生活」で、1976年製作の動物パニック映画「アニマル大戦争」を観た。

当時問題になり始めていたオゾン層破壊の影響で世界中の動物が凶暴になるという、時代を斜めに先取りした頓珍ムービーだ。

その中で、川に入った女性が木の枝を蛇と間違えてあたふたするシーンがあった。

少年がそれをたしなめるのだが…

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「ぼっこ」って!

「ぼっこ」は北海道弁で「棒状のもの」を意味するのだが、まさかアマプラで洋画を観ていて「ぼっこ」が飛び出すとは想定外。

翻訳した人もチェッカーも道産子だったのかなあ。

もし私があの少年なら、まったく同じセリフを放ったでしょうね。



もちろんこれだけなら「そういうミスもあるさ」で済む話。

同じ日に続けて観た1986年のサイコサスペンス「W/ダブル」にも、びっくりの字幕が出てきたのだ。

シリアルキラーに妹を殺された兄が、犯人と目される男の写真を見せろと知り合いの新聞記者に迫るシーン。

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「すれ」とな?

「すれ」は「しろ」の道産子形で、「特定すれと?」は「特定しろと?」という意味だ。

フォントから見て「アニマル大戦争」と同じ会社が字幕を担当したと思われるが、そこに北海道出身者がいるんだろうね。


それでもこれだけなら、キーボードの打ち間違いという可能性なきにしもあらず。

この直後のカットをご覧ください。

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「どうすれと?」!!!

もう映画が全然入ってこない!

他の言葉はすべて標準語だったのに、これだけ気づかずにスルーしちゃったのかな。

道産子としてはほっこりしていいんだけど、でも2カット連続はやめて!

腹筋壊れるからさ。



以上、最近気になった北海道弁4連発でした。

したらねー。


北海道、ぶっちゃけこんな場所だった!: 道産子が観光客の方の疑問を徹底解説!グルメやあの有名な観光地の裏側まで教えちゃいます!
北海道、ぶっちゃけこんな場所だった!: 道産子が観光客の方の疑問を徹底解説!グルメやあの有名な観光地の裏側まで教えちゃいます!そねちゃん

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