今週は中国から黄砂が吹きこんだり北朝鮮からミサイルが飛んできたり、ゾッとすることの多い週だった。

しかし私が一番ゾッとしたのは、水曜日に放送された「クローズアップ現代」。

テーマは私たちはなぜ働くのか 投資&倹約で生きるFIRE生活だ。



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私たちはなぜ働くのか 投資&倹約で生きるFIRE生活
経済的に自立して働かずに生きる=FIREと呼ばれる新たなライフスタイルを目指す動きが若者を中心に広がっています。FIREを目指すセミナーは50人ほどの定員が毎回のように埋まり関連本の売り上げも好調。極限まで倹約して投資に回す人、仕事に希望を見いだせずにFIREを目指す人も少なくありません。一方でFIRE実現後に再び仕事に戻る動きも。私たちが働く意味とは何か?FIRE現象に集う現役世代への取材から考えました。
(クローズアップ現代公式サイト 2023/4/12)

番組では、不動産投資でFIRE生活を満喫する人、FIREセミナーに集まる若者たち、倹約と投資でFIREを目指す人、FIREを卒業した人などが紹介されていた。

今、FIREについて取り上げるならこのへんだろうというオーソドックスな構成。

すでにあちこちのメディアやネットで取り上げられてきた展開なので、それ自体に驚きはない。


ただね、こういう画を見せられるとゾッとしちゃうのよね。

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(番組公式サイトより)


このブログでも口酸っぱくなるくらい言っているけど、FIREにしてもセミリタイアにしてもドヤ顔できるような生き方じゃないのよ。

だのに、こういうセミナーに若者が群がる社会は間違っている気がする。

個人のライフスタイルはいろいろあっていいんだけど、やっぱり毎日働いて社会を支える人が圧倒的メインストリームじゃないと。

ただでさえ少子高齢化で人手不足が顕在化しているのに、こうやってFIREを必要以上にあおって、あおられた人が集まって「働かないって、ワクワクしない?」でまとまって、日本の未来が明るくなるわけがないでしょ。

FIREを喧伝する人は、めぐりめぐって自分の首を絞めていることに気づいていないのかな?



すでにセミリタイアしている者としては、猫も杓子もFIREしようぜ!というムードは歓迎したくない。

労働してお金を稼いで税金を払って、必要な社会インフラを支えながら人の役に立って喜ばれる、生きがいにあふれた人生を送ってくださいな。

社会のためにならない節約ばかりのしょっぱい暮らしで、ひとりさびしく死んでいくこんな生き方、マネしない方がいいですよ。

せめて「FI」まででとどめておいて、「RE」には踏み出さないことをおススメします。

すでにFIREした人も、ここらで卒業して社会復帰を考えてみるのもアリですぜ。



…と、いつもの自分勝手な言い分で今日の記事を終わりたい。

気分を悪くした人がいたならごめんなさいね。


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