(「若者の海外脱出は終わりの始まり?~昨日のクロ現から」の続き)


若者や外国人労働者をつなぎとめるためには、単純に給料を上げるしか方法はない。

しかし、高騰する人件費のしわ寄せがセミリタイア生活をおびやかすとしたら、それも困ってしまう。

そこで思い浮かんだのが、先月世間をにぎわせた「ラーメン2000円問題」だ。



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本田圭佑 ラーメン価格に驚き「あの美味さで730円は安すぎる」 “2000円提案”にネット賛否
「ラーメン屋。あの美味さで730円は安すぎる。もうちょっと値上げするべき。ってか色んな業界がもう少し値上げするべき。高すぎるか安すぎるかの両極になり過ぎ。次ラーメン食うときは2000円支払います。必ず」とコメント。
(Sponichi Annex 2023/1/9)

これに対して賛否両論が巻き起こり、中にはこんな意見も。

ラーメン一杯2000円なら「生涯食べない」 価格論争に志らく持論「そういう食べ物じゃなかった」
意見を問われた志らくさんは、「私は2000円だったら生涯ラーメン食わないです」と答えた。スタジオから笑いが起こると、「いや、あの『昭和の老害』から言わしていただくと、ラーメンってそういう食べ物じゃなかった」と語った。
(J-CASTニュース 2023/1/25)

私はどっちの意見についてもどうでもいい派。

730円のラーメンに2000円払いたい人は払えばいいし、2000円なら行かないと思う人は行かなきゃいい。ただそれだけ。

でも、ちゃんと利益が出るように店主が決めた価格が730円なんでしょ?

それ以上でもそれ以下でもないと思うけどなあ。


2000円以上のラーメンだって現実に存在するし。

情熱大陸」にも登場した「Japanese Ramen Noodle Lab Q」なんて、一番高いラーメンが一杯2500円だぞ。

それでも長い行列ができるんだから、高くてもドーンと払う太っ腹な客はいるのだ。

730円ラーメンの店主も、一度2000円で出してみたらいいよね。

お客さんが離れなければ、今よりずっと楽に営業できるよ。



2000円は極端だとしても、昨今の原材料高騰で値上げに踏みきったお店は多い。

私が通うところも、ほとんどが百円単位でアップしている。

逆に価格ステイのお店なんか、「大丈夫かなあ」と心配になるもんね。

「もっと払ってもいいのに」と、気持ちだけなら本田選手と同じである。(気持ちだけね)


今はまだ値上げの幅も大きくないし、こちらも「スーパーランチプロジェクト」で支払い耐性の強化を図ったので…そうね、1000円前後なら普通に払えるかな。

でも、1200円を超えるとなかなか手が出ない。

1500円なら初めから選択肢に入らないし、2000円は回転寿司でしか支払わない領域だ。

1000円出せばおいしいラーメンをいただける今の日本に感謝するべきかもね。



しかし前回の記事で書いた通り、日本の未来を考えると相当なインフレは避けられない。

ラーメン2000円が当たり前の時代も間違いなく到来する。

それに対して、働いて得るお金も比例して増えていたなら、あまり恐れることはない。

ところがこちとら、無敵の無職だ。

なんちゃって大家なので家賃収入はあるけれど、ラーメンのように値上げするわけにもいかず。

インフレに対して有効な武器はないのが現状で、ただただ「困ったー」という顔をするしかない。


そこで、ちょっと試算してみた。

セミリタイアするために散々繰り返した収支シミュレーションは、セミリタイア後も継続している。

この中の生活費について、想定額を倍にしてみた。

果たして結果は…

70歳ですっからかん。

そりゃそうだ。

多少の余裕があったところで、インフレ率100%の前にはわらで作ったおうちも同然。

ただこれは、明日から支出が倍になったという想定なので、まったく現実的ではない。


じゃあ、インフレ率50%だったらどうだろうか。

その結果は…

100歳でもギリギリ黒字キープ。

かなり低空飛行な生活になるけれど、それでもなんとか生きていけそうだ。

もしそんな状態になったら、もっと節約に励むはずなので、それほど心配はしなくてもよさそう。

私のセミリタイアの明日は、晴れのちくもりときどき小雨ってところかな。


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