昨日のクローズアップ現代のテーマは“安いニッポンから海外出稼ぎへ” ~稼げる国を目指す若者たち~

日本って生きていくには最高の国だと思い込んでいたけど、これから先はどうなることやら。

他人事ではない危機感を覚えたので、今日は木曜日の気まぐれ更新デーとします。



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2023020201


少子高齢化がまねくお化け屋敷よりも怖い日本の明日については、「未来の年表」を取り上げた記事で書いた。

でも、人手不足による社会の崩壊はもうすでに始まっているのよね。

【バスを減便】深刻な運転手不足 迫る「2024年問題」 物流業界も懸念
ジェイ・アール北海道バスでは、きょうから札幌市内を走る一部区間のバスの減便を決めました。運休しているのは、札幌駅と新札幌駅を結ぶ路線など、琴似と手稲、厚別営業所管内の平日の36便が対象。期間は3月末までの予定で、1日あたりおよそ850人に影響が出るとしています。(中略)ジェイ・アール北海道バスによると、今年度末にかけて定年退職者が相次ぎ、運転手の確保ができないため、やむなく「減便運行」を決めたといいます。
(2023/2/1 STV NEWS)

トラックドライバーの時間外労働条件が変わる2024年を待たずとも、こういう問題はどんどん吹き出してくるはず。

そのうち日常茶飯事になって珍しくもなくなるよ。


そんな状況に追い打ちをかけるのが、日本を見限る若者の急増だ。

昨日のクロ現では、オーストラリアで働くヤングジャパニーズたちが紹介されていた。

  • 農園でブルーベリーを収穫するアルバイト…一日6時間労働で月50万円
  • 介護施設で介護のアルバイト…月80万円

海外は物価も高いんだけど、収入はそれ以上でお金もしっかり貯まる。

しかも、自分の時間も確保できるし、英語の勉強にもなるし、奨学金も返せるし、男女の格差もないし、残業でひいひい言ってる上司を見て明日の自分に絶望することもない。

そりゃ日本脱出するよね。

勝てるところ、ひとつもないんだもの。



この背景には急激な円安もあって、それは海外からの労働力確保にも影を落としている。

昨日のクロ現では、母国への仕送りが円安でがっつり目減りしたことによる、外国人労働者のモチベーション急落の現状が報告されていた。

以前はあった「あこがれの日本で働くステイタス」的なものも、今はまったくないという。

それでも人数を確保しようとすると、当然ながら労働の質はダウンする。

番組に出ていたトマト農園では、今や日本語がまったく通じない外国人と働くのが普通になっているらしい。

未来の年表」の記事で外国人コンビニ店員にキレる老人の話を書いたが、日本語を話せるほうが珍しいなんて時代がもう目の前まで迫っているのだ。

そのうち外国人もいなくなって、若者もいなくなって、働いているのは老人ばかりになるかも。

2023年は日本の終りの始まり…だったりして。



「異次元の少子化対策」がこの壊滅的ダメージを回避できないことは、火を見るより明らか。

労働者の給料を異次元レベルで上げるしか道はないよね。

しかしそうなると、人件費の価格転嫁による海外並みの強烈なインフレを覚悟しなければならない。

電気代だけでもひいひい言ってるセミリタイアとしては、厳しい話だわ。

この話題は、次回ラーメン2000円問題とセミリタイアの明日に続きます。

したっけ!


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