コロナの流行が始まって2年半。

その間、一度も会うことのなかった知人が2人いる。

このたびめでたく再会できたので、今日はそのことを書いてみたい。



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ひとりは私より数歳下で、もうひとりは数歳上。

年下の方とはメールでときどき連絡を取り合っていたので、現況は大体把握していた。

なので、しばらくぶりに顔を合わせても、2年半のブランクがあったとは感じられず。

すぐに通常トークに入ることができた。

しかし年上の方はとにかくメール無精で、こちらが送っても滅多に返信してこない。

そのうち「たぶん生きてるんだろう」と判断して、連絡も取らなくなってしまっていた。

その彼と再会しての第一声は、「生きてましたか!」。

実際生きていたので、私の想像は正しかったというわけだ。



ただ、「便りがないのはよい便り」とは行かず。

この2年半の間になんらかの病気を患い、仕事をやめていたのだ。

つまり、早期退職。

なんと、私と同じ境遇になっていたとは。

彼の勤務先はとても安定しており、給料も悪くなかったはず。

もし、それなりに貯めこんでいたのなら、お金で不自由はしていないに違いない。

悠々自適かどうかはわからないけど、困っているようには見えなかった。

他人の懐事情に手を突っ込むのはアレなので、深くは訊かなかったけど。


しかし、同じ境遇になって急に興味がわいたのか、私の方がいろいろ尋ねられた。

「何にも仕事してないの?」「株で稼いでそう」「資産家なんでしょ」などなど…

それぞれ「ええ、なんにも」「いやいや、まったく」「違いますよ」と回答して、それ以上は煙に巻いておいた。

セミリタイアして8年目ともなると、このあたりのかわし方は自然とできちゃうね。


病気が何かは訊かなかったけど、今の調子はいいらしい。

持ち前のアクティブぶりを発揮して、アウトドアなアリリタライフを満喫しているみたい。

「3年ぶり」と呼ばれるイベントもいろいろ復活している昨今、やることがないという悩みとは無縁のようだ。

病気になった大きな原因は会社だから、辞めた今は悩むことなく健康体に向かっている。

よかったね、早期リタイアできて。



今回はずっと屋外&マスク装着での立ち話だったが、そのうち「飲みに行きましょう」という話も出てくるだろう。

今年中には心おきなく盃を交わせるようになるのかな。

今年のおみくじの教えもあるので、その辺は慎重に慎重に。


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