ネット上にあふれかえるNo.1広告を安易に信頼しているそこのあなた!
思いっきりだまされていますよ!
…とストレートに言われてしまったのが、17日放送の「クローズアップ現代」。
その鋭い攻め口は「ガイアの夜明け」を観ているかのようだった。
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番組の冒頭でやり玉に挙がったのは、No.1をずらずらならべて「14冠達成!」とぶちあげる某ハミガキ粉の広告。
よくよく見れば「瞬間風速でのNo.1」とか「ごく限られた範囲でのNo.1」など、首をかしげたくなるものばかりだ。
NHKなので商品名は出ないけど、ネットではもうネタは上がっており、私も実際に該当サイトを見てみた。
「14冠達成!」はもう削除されたのか見当たらなかったが、「日本3大サイト全制覇!!」というPRはデカデカと残っている。
その下の注意書きを読むと、すべて2021年秋のたった一日のデイリーランキングが根拠。
こんな瞬間風速で日本3大サイト全制覇とは、自画自賛が過ぎる。
気になる方はご自分で検索してみてください。(すぐ見つかる)
番組では、
私も昔はポイント稼ぎのために、アプリでチマチマアンケートに答えていた。
面倒くさくてだいぶ前にやめたけど、今思えば、あれの行きつく先はNo.1広告だったりして。
「モラルレスな広告会社の片棒を担いでいたのか?!」と考えると、なんだか悔しいわ。
No.1をうたう商品こそ、まず疑ってかかった方がいいかもね。
No.1広告以外でも、去年こんな疑惑があったことを思い出した。
札幌にも「からあげグランプリ金賞」をデカデカと掲げるお店があって、ザンギに目がない私は吸い寄せられるように「広告の品」をテイクアウト。
でも食べてみたらどこを切っても並のからあげで、「これのどこが金賞なの?」とがっかりした。
これで金賞なら、宇宙一の味を誇る布袋のザンギには何賞をあげるわけ?
ノミネートの半数が受賞しちゃうコンテストなんて、何の権威もないわ。
権威がないと言えば、こちらもそう。
こちらは半数どころではなく、9割が受賞するという大盤振る舞い。
最高金賞と金賞だけでも過半数を占めるから、よく耳にする「モンドセレクションで金賞受賞!」という宣伝文句も言うほどありがたみはない。
No.1広告ほどうさんくさくはないけど、自慢するほどでもないわね。
でもこういうからくりを知らなければ、「金賞だって!買わなきゃ!」とだまされちゃうよ。
こんな話だらけなんだろうな、世の中。
今回の「クロ現」は、うすうす感じていたグレーゾーンにズバッと斬りこんでくれて、ためになった。
19時台に引っ越して一層力が入っている感じがするので、これからもちゃんとチェックしていこうっと。
思いっきりだまされていますよ!
…とストレートに言われてしまったのが、17日放送の「クローズアップ現代」。
その鋭い攻め口は「ガイアの夜明け」を観ているかのようだった。
あの商品、本当にNo.1? 氾濫する”No.1広告”のカラクリ
売上、人気、満足度No.1…。店の看板やSNSに流れるネット広告などNo.1があふれている。(中略)その根拠となる調査をする会社が多数存在。中には必ずNo.1が取れるという売り文句で調査を請け負う会社まで。(中略)根拠が不確かな調査によってNo.1が作られるカラクリをひもとき、情報の賢い読み取り方を考える。
(NHK「クローズアップ現代」番組サイトより)
番組の冒頭でやり玉に挙がったのは、No.1をずらずらならべて「14冠達成!」とぶちあげる某ハミガキ粉の広告。
よくよく見れば「瞬間風速でのNo.1」とか「ごく限られた範囲でのNo.1」など、首をかしげたくなるものばかりだ。
NHKなので商品名は出ないけど、ネットではもうネタは上がっており、私も実際に該当サイトを見てみた。
「14冠達成!」はもう削除されたのか見当たらなかったが、「日本3大サイト全制覇!!」というPRはデカデカと残っている。
その下の注意書きを読むと、すべて2021年秋のたった一日のデイリーランキングが根拠。
こんな瞬間風速で日本3大サイト全制覇とは、自画自賛が過ぎる。
気になる方はご自分で検索してみてください。(すぐ見つかる)
番組では、
- ネットなら一日あれば1000人からアンケートを取って、なんらかのNo.1を作ることができる
- 想像で答えられるイメージ調査なら、実際に利用していない人からも回答を集められる
私も昔はポイント稼ぎのために、アプリでチマチマアンケートに答えていた。
面倒くさくてだいぶ前にやめたけど、今思えば、あれの行きつく先はNo.1広告だったりして。
「モラルレスな広告会社の片棒を担いでいたのか?!」と考えると、なんだか悔しいわ。
No.1をうたう商品こそ、まず疑ってかかった方がいいかもね。
No.1広告以外でも、去年こんな疑惑があったことを思い出した。
テリー伊藤も参戦、『から揚げ店』急増の理由と「どの店も金賞受賞説」の真相を追う
4月14日に開催された「第12回からあげグランプリ」の内訳を見てみると、エントリー総数921店に対してノミネートは175店。うち、受賞が86店と、出品したすべての店舗が受賞しているわけではないようだが、街ではやたらと、
《からあげグランプリ金賞受賞》
の触れ込みを見かける。
(週刊女性PRIME 2021/5/22)
札幌にも「からあげグランプリ金賞」をデカデカと掲げるお店があって、ザンギに目がない私は吸い寄せられるように「広告の品」をテイクアウト。
でも食べてみたらどこを切っても並のからあげで、「これのどこが金賞なの?」とがっかりした。
これで金賞なら、宇宙一の味を誇る布袋のザンギには何賞をあげるわけ?
ノミネートの半数が受賞しちゃうコンテストなんて、何の権威もないわ。
権威がないと言えば、こちらもそう。
モンドセレクションの金賞はお金で買えるの?
応募費用は1150€。日本円にして約15万円です。
また(中略)、2017年度の応募総数は2965点。そのうち、2691点が、最高金賞、金賞、銀賞、銅賞のいずれか授与されており、約90%が受賞していることがわかります。高額な応募費用と高い受賞率が、「モンドセレクションの賞はお金で買える」と噂される理由です。
(BuzzFeed Japan 2017/7/6)
こちらは半数どころではなく、9割が受賞するという大盤振る舞い。
最高金賞と金賞だけでも過半数を占めるから、よく耳にする「モンドセレクションで金賞受賞!」という宣伝文句も言うほどありがたみはない。
No.1広告ほどうさんくさくはないけど、自慢するほどでもないわね。
でもこういうからくりを知らなければ、「金賞だって!買わなきゃ!」とだまされちゃうよ。
こんな話だらけなんだろうな、世の中。
今回の「クロ現」は、うすうす感じていたグレーゾーンにズバッと斬りこんでくれて、ためになった。
19時台に引っ越して一層力が入っている感じがするので、これからもちゃんとチェックしていこうっと。
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広告業界はカネになることは何でも平気でやっています。彼らにモラルを求めても聞く耳はないでしょう。TVでよくあるサプリメントのCMで愛用者が言う感想なんて、あくまでも個人的な感想にすぎません。TV・新聞・ネットに溢れる夥しい広告、そのほとんどは嘘です。我々も何か買いたいと思う時は、先ずは疑ってかかる必要がありそうですね。