明日28日は、第94回アカデミー賞の授賞式。
昨年と比べると1ヶ月早いセレモニーだが、その前の年は2月だったのでこれでも遅い方なのだろう。
今日は更新日じゃないけれど、毎年恒例の予想記事を書くことにしたい。
(ネタバレはありません)
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作品賞にノミネートされた10本のうち、鑑賞済みは4本だけ。
昨年劇場で観た「DUNE/デューン 砂の惑星」、Netflixの「パワー・オブ・ザ・ドッグ」と「ドント・ルック・アップ」、そして「ドライブ・マイ・カー」だ。
「ウエスト・サイド・ストーリー」「コーダ あいのうた」「ドリームプラン」も今月中に観るつもりだったのだが、いろいろあって面倒くさくなっちゃった。
これではとんちんかんな予想しかできないのは百も承知。
見切り発車で今年も行ってみよう!
私の主要6部門の予想は次の通り。
個別に見ていこう。
今年の本命は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で決まり。
私も鑑賞したが、静謐さの中に荒々しさを緻密に編み込んだ極上の逸品だった。
「ピアノ・レッスン」で名をはせたカンピオン監督の面目躍如といったところだろう。
ハンデはNetflix映画という点だけなので、そこをクリアすればダントツの作品賞である。
でも、でもね。
あの「ROMA」でさえ乗り越えられなかった壁は、やっぱり高いのよ。
配信嫌いのアカデミー会員が一定数いることを考えると、手放しには推せないのだ。
そこに飛び込んでくるとしたら、われらが「ドライブ・マイ・カー」でしょ。
アジア映画というマイノリティ度は今や強みだし、これまでの映画祭を総なめしてきた破壊力をバカにしちゃいかん。
まあ、多分に願望が入っての予想なので、はずれても悔しくはない。
でも、たまにすごい番狂わせがあるからねー、アカデミー賞は。
こちらも最有力候補は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェーン・カンピオン。
男くさい西部劇の世界を繊細に作り上げたカンピオン節は、絶賛以外の評価が考えられない。
よっぽどのことがない限り、ほかの男性監督に勝ち目はないだろう。
でも、でもね。
彼女に対抗できるとしたら、非白人監督の濱口くんなわけよ。
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が作品賞を受賞するなら、監督賞は「ドライブ・マイ・カー」で痛み分けになる可能性もあるんじゃないかな。
ならば日本人の私が彼を予想しないでどうするの。
ここは濱口監督にがんばってもらいたいところだ。
この部門の鑑賞済みは、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のベネディクト・カンバーバッチと「チック、チック...ブーン!」のアンドリュー・ガーフィールドの2人。
ベネカンの演技は達者のひとことだけど、私が推したいのは飛びぬけた溌剌さで魅力爆発のアンディの方だ。
でも、どうやら大本命は「ドリームプラン」のウィル・スミスみたい。
観ていないのでなんとも言えないが、これまでの勢いからいって間違いなさそう。
非白人だし3度目のノミネートだし、弱いところはまったく見当たらない。
ここは彼で決まりでしょう。
この部門の鑑賞済みは、「ロスト・ドーター」のオリヴィア・コールマンのみ。
中年女性の葛藤を演じさせたら彼女の右に出る者はいないけど、私の目にはあまり魅力的に映らなかった。
なので未鑑賞の中から選ばざるを得ず、そうなると受賞歴のない女優を推したくなる。
「タミー・フェイの瞳」のジェシカ・チャスティンか「ダイアナ」のクリステン・スチュワートの一騎打ちとなり、あとは好みで前者と予想。
彼女にもそろそろオスカー獲ってほしいのよ。
この部門の鑑賞済みは、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」の2人だけ。
善人役のジェシー・プレモンスも悪くないんだけど、インパクトの強さでは若いコディ・スミット・マクフィーの方が上かな。
でも、ここにも強敵がいるらしい。
「コーダ あいのうた」のトロイ・コッツァーだ。
ろう者というハンデキャップはアカデミー賞では逆に武器になるからね。
前哨戦でもマクフィーといい勝負を繰り広げており、今年は2人の闘いになるのは間違いない。
趨勢からいってコッツァーがオスカーをつかむだろう。
この部門の鑑賞済みは、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のキルステン・ダンストと「ロスト・ドーター」のジェシー・バックリーの2人。
どちらも力強い演技に魅了されたので、オスカーを差し上げたい気持ちはやまやまだ。
でもシビアに予想するなら、「ウエスト・サイド・ストーリー」のアリアナ・デボーズだろう。
スピルバーグ絶賛の新人女優で、これまでの賞レースの席巻ぶりも目を見張る。
強力な対抗馬はいないので、ぶっちぎりでゴールするはずだ。
以上が、今年のアカデミー賞の予想でした。
さて、どんだけ当たるかしら?
結果は明日の記事で。
昨年と比べると1ヶ月早いセレモニーだが、その前の年は2月だったのでこれでも遅い方なのだろう。
今日は更新日じゃないけれど、毎年恒例の予想記事を書くことにしたい。
(ネタバレはありません)
作品賞にノミネートされた10本のうち、鑑賞済みは4本だけ。
昨年劇場で観た「DUNE/デューン 砂の惑星」、Netflixの「パワー・オブ・ザ・ドッグ」と「ドント・ルック・アップ」、そして「ドライブ・マイ・カー」だ。
「ウエスト・サイド・ストーリー」「コーダ あいのうた」「ドリームプラン」も今月中に観るつもりだったのだが、いろいろあって面倒くさくなっちゃった。
これではとんちんかんな予想しかできないのは百も承知。
見切り発車で今年も行ってみよう!
私の主要6部門の予想は次の通り。
部門 | 予想 |
---|---|
作品賞 | ドライブ・マイ・カー |
監督賞 | 濱口竜介 「ドライブ・マイ・カー」 |
主演 男優賞 | ウィル・スミス 「ドリームプラン」 |
主演 女優賞 | ジェシカ・チャスティン 「タミー・フェイの瞳」 |
助演 男優賞 | トロイ・コッツァー 「コーダ あいのうた」 |
助演 女優賞 | アリアナ・デボーズ 「ウエスト・サイド・ストーリー」 |
個別に見ていこう。
作品賞
今年の本命は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で決まり。
私も鑑賞したが、静謐さの中に荒々しさを緻密に編み込んだ極上の逸品だった。
「ピアノ・レッスン」で名をはせたカンピオン監督の面目躍如といったところだろう。
ハンデはNetflix映画という点だけなので、そこをクリアすればダントツの作品賞である。
でも、でもね。
あの「ROMA」でさえ乗り越えられなかった壁は、やっぱり高いのよ。
配信嫌いのアカデミー会員が一定数いることを考えると、手放しには推せないのだ。
そこに飛び込んでくるとしたら、われらが「ドライブ・マイ・カー」でしょ。
アジア映画というマイノリティ度は今や強みだし、これまでの映画祭を総なめしてきた破壊力をバカにしちゃいかん。
まあ、多分に願望が入っての予想なので、はずれても悔しくはない。
でも、たまにすごい番狂わせがあるからねー、アカデミー賞は。
監督賞
こちらも最有力候補は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェーン・カンピオン。
男くさい西部劇の世界を繊細に作り上げたカンピオン節は、絶賛以外の評価が考えられない。
よっぽどのことがない限り、ほかの男性監督に勝ち目はないだろう。
でも、でもね。
彼女に対抗できるとしたら、非白人監督の濱口くんなわけよ。
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が作品賞を受賞するなら、監督賞は「ドライブ・マイ・カー」で痛み分けになる可能性もあるんじゃないかな。
ならば日本人の私が彼を予想しないでどうするの。
ここは濱口監督にがんばってもらいたいところだ。
主演男優賞
この部門の鑑賞済みは、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のベネディクト・カンバーバッチと「チック、チック...ブーン!」のアンドリュー・ガーフィールドの2人。
ベネカンの演技は達者のひとことだけど、私が推したいのは飛びぬけた溌剌さで魅力爆発のアンディの方だ。
でも、どうやら大本命は「ドリームプラン」のウィル・スミスみたい。
観ていないのでなんとも言えないが、これまでの勢いからいって間違いなさそう。
非白人だし3度目のノミネートだし、弱いところはまったく見当たらない。
ここは彼で決まりでしょう。
主演女優賞
この部門の鑑賞済みは、「ロスト・ドーター」のオリヴィア・コールマンのみ。
中年女性の葛藤を演じさせたら彼女の右に出る者はいないけど、私の目にはあまり魅力的に映らなかった。
なので未鑑賞の中から選ばざるを得ず、そうなると受賞歴のない女優を推したくなる。
「タミー・フェイの瞳」のジェシカ・チャスティンか「ダイアナ」のクリステン・スチュワートの一騎打ちとなり、あとは好みで前者と予想。
彼女にもそろそろオスカー獲ってほしいのよ。
助演男優賞
この部門の鑑賞済みは、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」の2人だけ。
善人役のジェシー・プレモンスも悪くないんだけど、インパクトの強さでは若いコディ・スミット・マクフィーの方が上かな。
でも、ここにも強敵がいるらしい。
「コーダ あいのうた」のトロイ・コッツァーだ。
ろう者というハンデキャップはアカデミー賞では逆に武器になるからね。
前哨戦でもマクフィーといい勝負を繰り広げており、今年は2人の闘いになるのは間違いない。
趨勢からいってコッツァーがオスカーをつかむだろう。
助演女優賞
この部門の鑑賞済みは、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のキルステン・ダンストと「ロスト・ドーター」のジェシー・バックリーの2人。
どちらも力強い演技に魅了されたので、オスカーを差し上げたい気持ちはやまやまだ。
でもシビアに予想するなら、「ウエスト・サイド・ストーリー」のアリアナ・デボーズだろう。
スピルバーグ絶賛の新人女優で、これまでの賞レースの席巻ぶりも目を見張る。
強力な対抗馬はいないので、ぶっちぎりでゴールするはずだ。
以上が、今年のアカデミー賞の予想でした。
さて、どんだけ当たるかしら?
結果は明日の記事で。
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