「第3の入社式」なる社内行事を実施した会社があると、先日テレビのニュースで知った。

入社式を何回もやるってどういうこと?

今日はこの不思議な話で記事を書くことにしたい。



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2022030301


きょう行われた「第3の入社式」 60歳から“新たな会社員人生”
きょう行われたのは、その名も「第3の入社式」です。住友生命保険では、今年度からこれまでの60歳定年を65歳に延長し、111人がオンラインで入社式に出席しました。
(TBS NEWS 2022/3/1)

定年が65歳に延長されたので、60歳の区切りで気持ちを新たに仕事をがんばってくれ、ということらしい。

60歳で定年するつもりで働いてきた年代が対象だから、こういうイベントも意味があるのかも。

今後いろんな会社に広がったりして。

60歳どころか45歳で自主定年を選択した私には縁もゆかりもない話だけど。



私が疑問に思ったのは、この式典の意義ではなく別のところ。

これが「第2の入社式」ならわかるんだけど、なんでまた第3なの?

もし60歳より前に「第2の入社式」があるのなら、それはいつやるものなの?

その答えはニュースの後半で明かされていた。

第1の入社は文字通り「入社したとき」、第2の入社は「会社の一員になったと感じたとき」として、定年延長の動きが広がる中、「第3の入社式」で新しいスタートを応援しました。
(同上)

「会社の一員になったと感じたとき」とは、ずいぶんぼんやりした設定だわ。

人によって全然違うだろうし、そんなの感じたことがない人もいるんじゃないの?

かくいう私も、「へ?それってないとダメなの?」と困惑しちゃう派だ。

「仕事で達成感を得たとき」とか「職場が一体になったと感じたとき」とか「上司に認められたとき」とか「給料や役職が上がったとき」とかならもう少しわかりやすいし、私も「あのときかな」というのはある。

でも、それで「オラもやっと会社の一員だぜ!」と感じたことはないなー。


なぜなら、私にとって会社は対等またはそれ以下の存在だったから。

会社は私の人生をよりよくするための手段でしかなかったのだ。

社会的には会社に属していても、精神的には完全に別個の存在だったし、あえて距離を置こうとしていた節もある。

自分と会社の関係は重要なものだったけど、決して切っても切れない存在ではない。

そんなことを生意気に新人の頃から考えていたからこそ、45歳でセミリタイアしちゃったのよね。



でも大半の会社員は、途中でレールアウトした私とは違うはず。

会社は自己実現の場という考え方や生き方の方が一般的なんだろう。

FIREをめざす若者ならともかく、20世紀に入社した世代だったらそういう人の方が多そうだ。

そしてそんな人には、「会社の一員になったと感じたとき」が明確にあるのかもね。

それはそれで間違いなく幸せなこと。

そんな方はぜひ自分で「第2の入社式」をお祝いしましょう!

そして「第3の入社式」を目標に、日々のお仕事がんばってください!

私は「第1の入社式」だけで満足しておきます。


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