次の1万円札の顔、渋沢栄一を主役に据えた大河ドラマ「青天を衝け」が、一昨日最終回を迎えた。

今日は恒例の大河振り返り記事を書くことにしたい。

(ネタバレはないでしょう)



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…と思ったのだが、渋沢栄一について書こうとするとピタッと筆が止まってしまう。


去年までは名前しか知らなかったけど、ドラマを観終えてみれば「すごい男がいたもんだ」とシャッポを脱がざるをえない。

「この人がいたから今の日本がある」と言ってもいいぐらいだからね。

ドラマそのものの完成度も高く、私も1年間面白く観させてもらった。

その一方で、「渋沢ロス」がまったく起きていないのも事実。

偉大な経済人の波乱万丈な人生には圧倒されるばかりで、心境としては息子の篤二や孫の敬三に近いのかも。

「すげーなー…俺には真似できないけど」っていう感じ。

主役が戦国武将なら、別世界の話とすっぱり割り切れるんだけどね。


というわけで、面白かったのに共感度は高くないというひねくれた感想を持ってしまった今回の大河。

吉沢亮の熱演もよかったけど、実物と比べてイケメン過ぎだし。

「似ても似つかない」ってこういう時に使う言葉でしょ。

もう少し不細工な俳優の方が入りこめたかもしれない。



脇を固める面々は魅力的な人が多かった。

妻の千代を演じた橋本愛は、「あまちゃん」を超えるはまり役をつかんだね。

彼女がメインの35回から36回は、ある意味このドラマのクライマックスだった。

おじさんも泣きましたよ、はい。


徳川慶喜の側近・平岡円四郎を演じた堤真一も素晴らしかった。

出てくればコメディリリーフとしてしっかり笑いを取り、最後はがっつり涙をしぼり取る。

このドラマのベストアクターは彼で決まりでしょう。



江戸から昭和にいたる近代日本の歩んだ道を、朝ドラとは違う視点で見せてくれた「青天を衝け」。

放送回数が41回と少なかったのも、密度が高まって結果としてはよかったんじゃないかな。

大河はいつも積ん録になっちゃうのに、今回はそれほどためずに最後まで観られたからね。


さて、次の大河は三谷幸喜脚本の「鎌倉殿の13人」

キャストは豪華だし、話は面白いに決まっているし、弱いところはほとんどなさそう。

「青天ロス」もないので、すぐにのめりこめるでしょう。

来年1月9日が楽しみだ。

早く始まらないかなー。


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