前回に引き続き、今日のテーマも片頭痛

いつ襲われるかわからないこの持病について、最近心がけていることを書いてみたい。



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記憶に残っている最初の片頭痛は約30年前、成人式の前日にさかのぼる。

帰省した実家で、式の前夜に供された夕食は、豪勢なすき焼き。

「うまいうまい」とつい食べ過ぎたあと、悪夢が訪れた。

経験したことのない激しい頭痛、そして容赦ない嘔吐と容赦ない下痢。

せっかくのすき焼きをすべてリバースし、一晩中もがき苦しんだ私は、翌日もぐったりして起き上がれず、結局成人式には参加できなかった。

あれはまさに苦い思い出だわ。

そのときは何が何だかわからなかったのだが、あとになって思い返すと「あれが最初だったんだなあ」とわかる。


社会人になって、この症状が片頭痛と判明してからも、いばらの道は続いた。

処方された飲み薬も消化する前に吐いちゃって、頭痛・嘔吐・下痢・悪寒で意識が朦朧となる。

そんな地獄のような時間が、半日近く続くのだ。

あれは本当にしんどかったなー。



そんな状態をしばらく耐えて21世紀に入り、今お世話になっているイミグラン皮下注が開発された。

これが衝撃的に画期的で、前兆発生後にこの注射を自分で打てば、その後の忌まわしい症状がほとんど抑えられるようになった。

片頭痛になっても、仕事に穴をあけずに済むのは本当に助かった。

今の安定した生活も、この注射がなくては成り立たない。

「無人島にひとつだけ何持っていく?」と問われても、私の場合悩む必要はないのである。



ところがここ数年、この注射の効き目にばらつきが出るようになった。

嘔吐や下痢にはならないものの、生活に支障をきたすほどの頭痛を止められないときがあるのだ。

使い始めたころは、ほぼ100%の効果があったのに…

この傾向はセミリタイアしてから顕著であり、きっと何か原因があるに違いない。

これまでの経験を振り返ってみた結果、ついに解決策が見えた。

注射の効果を最大限に発揮する方法、それは…

強気!

いや、これ冗談じゃないのよ。

セミリタイアしたらいつでもすぐに休めるので、注射を打った後は部屋を暗くして安静にしていたのだが、どうやらこれが違ったみたい。

じっとしていればしているほど、頭が痛み出すのだ。

逆に注射を信頼し、片頭痛を無視してアクティブに活動した方が、症状が出にくいことに気づいた。

思い起こせば…

仕事中に前兆が発生し、あわててトイレに駆け込んで注射を打ち、そのまま仕事を続けたことは何回もある。

飲み会の最中に前兆が発生し、これまたあわててトイレに駆け込んで注射を打ち、そのまま飲み会を続けたことも何回もある。

映画館で映画を観ている最中に前兆が発生し、暗闇の中で注射を打って、そのまま最後まで観続けたことだって何回もある。

痛みに対して下手に出るのではなく、「片頭痛なんぼのもんじゃい!」と攻めた方が、結果は良好なのだ。

まさに、病は気から

医者は首をひねるかもしれないが、私の体のことは私が一番よく知っている。

何度も経験しているから、間違いない。


なので最近はあえて休息をとったりせずに、やるべきことをリストアップして積極的にこなすようにしている。

前兆が発生して弱気になりそうなときこそ、注射&強気のタッグで立ち向かうのだ。

これが私の経験に基づく、片頭痛への対処法である。


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