コロナ禍で始まった朝ドラ「エール」が最終回を迎えた。

3ヶ月の中断をはさみ、通常より2ヶ月ずれこんでの大団円だ。

朝ドラ史上類を見ない異例づくしの本作を、今日は振り返ってみたい。



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「エール」は異例づくし


元々このドラマは、働き方改革の影響でこれまでの週6回から週5回に短縮され、全部で130回の予定だった。

これがコロナによる撮影中断で、6月から9月までの11週は再放送に振り替えられた。

再開後も、予定より2週間短縮して全120回に変更。

終盤は、明らかに分量を減らされたエピソードが続いて、駆け足感が半端なかった。

これはこれで、「ラストが近づくと話がだれる」という朝ドラあるあるが解消されて、悪いことばかりじゃなかったけど。


重要な役どころの志村けんがドラマの放送開始直前に亡くなったのも、コロナが原因。

本当ならもっと出番があっただろうし、終盤の見せ場も用意されていたはずだ。

それでも、彼の死によって変更されたシーンは、日本を代表するコメディアンへの敬意にあふれていて、感動せずにはいられなかった。

あらためて、ご冥福をお祈りします。


原始時代でスタートしたオープニング、「プライベート・ライアン」さながらの戦場シーン、薬師丸ひろ子のアカペラ讃美歌など、これまでの朝ドラにはない演出も印象深い。

これは、チーフ演出が脚本を兼務した結果と思われる。

シナリオ書いた人が現場で指揮していれば、その場で出たアイディアを臨機応変に採用できるもんね。

今後はこの手法もありなんじゃないかな。


歌手・ミュージカル俳優が大挙出演して、見ごたえ聞きごたえのある音楽シーンを惜しげもなく連発してくれたのもすごい。

そんでもって最後は、NHKホールでのコンサートだもんね。

あの凝縮された15分間は、本当にぜいたくな時間だった。

柴咲コウが出ていればさらによかったんだけど、スケジュールが合わなかったのかな。


「エール」のお気に入りキャラ


最後に、朝ドラ総括記事恒例の「お気に入りキャラ」について。


何と言っても、主演のふたりに触れないわけには行かない。

「マッサン」以来の男性主人公を演じた窪田正孝は、走れば転ぶ、押されれば引き下がる、負ければ泣く、迷えばさまようという、およそ主役とは思えないひ弱キャラ。

でも、マッチョなヒーローなんて現実にはそうそういないわけで、気づけば感情移入しまくっていた。

本来ならヒロインとして主役を張ってもいいほどの男気あふれる奥さん役を演じきった二階堂ふみも素晴らしかった。

このふたりのアンサンブルが、「エール」の最大の見どころといってもいいだろう。


あとは挙げていくとキリがないので、女性キャストにしぼってみたい。

音の妹・梅(森七菜)、小山家の一人娘・華(古川琴音)、コロンビアレコードの秘書・杉山あかね(加弥乃)、久志を支える歌手・藤丸(井上希美)、藤堂先生の奥さん・昌子(堀内敬子)、裕一をふる悪女・志津(堀田真由)…ってとこかな。

全員個性的なキャラで、出てくると目を奪われていました。


来週からは「おちょやん」


そして、次の朝ドラは「おちょやん」だ。
2020年度後期 連続テレビ小説「おちょやん」ヒロインは杉咲花さん!
連続テレビ小説 第103作『おちょやん』は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語です。
大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀でお芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指します。そして、喜劇の世界と出会い、喜劇界のプリンスと二人三脚で、昭和の戦前、戦中、戦後の激動期を駆け抜けます。
大阪のど真ん中を舞台にした、笑って、泣けて、人情あふれる、波乱万丈の物語です。
(NHKドラマトピックス 2019/10/30)

12月からの変則スタートとなり、最終的な放送回数もまだ発表されていない。

そんなニュー朝ドラの見どころは、主役の杉咲花に尽きる。

彼女のコメディエンヌとしての才能には一目置いてきた。

満を持しての朝ドラヒロイン登板で、完全に開花するはずだ。


脚本を担当するのは、これまで「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」を手掛けてきた八津弘幸

朝ドラは初登板だけど、まあ心配はないでしょう。

「エールロス」しているヒマは、あんまりなさそうだわ。



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