収まらぬコロナ禍により、緊急事態宣言が1ヶ月延長された。

庶民の外出自粛生活もさらに続くことになり、一般人にはウンザリ感が広まっているようだ。

かくいう私も今月はまだ一度も街に出ていないが、セミリタイアしているとゴールデンウィークはひきこもるのが基本なので、さほど苦ではない。

特に昨日は、一日中家の中でやることがあった。



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2020050501


毎年5月4日は、「スター・ウォーズの日」

特に今年は、シリーズが9作目で完結してから最初の記念日だ。

【Celebrating May the 4th in a Galaxy Far, Far Away】

ここはひとつ、私も何かしなければ。

そこで、原点に戻ることにした。

エピソード4から6までの旧三部作を再鑑賞することにしたのだ。

それも現在スタンダードな「特別篇」ではなく、「劇場初公開版」を。



20世紀末、新三部作を製作するにあたって、ルーカスは旧三部作をリニューアルし「特別篇」として公開した。

その際、オリジナルのバージョンは抹殺されてしまい、観たくても観られなくなった。

2006年には両方収録した限定版DVDも発売されたようだが、私が持っているのは2004年のDVD-BOXで、当然「特別篇」しか入っていない。

では、どうやって今回その貴重なバージョンを観たのか?


実は、「特別篇」公開以前にBSで放送された旧三部作を録画していたのだ。

当時はちょっと高めのビデオテープに標準速度で保存していたので、画質は悪くない方だろう。

それをDVDに焼き直していたのだが、地デジやブルーレイに慣れた今の目にはみすぼらしく映る。

それでも、まあまあ細かいところまで判別は可能。

逆に、ぼんやりアナログ画質の方が、昔のフィルムの秘蔵感があっていいかも。

と、ピンチを勝手にチャンスに変えて、旧三部作の上映を開始した。


【Star Wars: Teaser Trailer】


【The Empire Strikes Back: Trailer】


【Return of the Jedi: Original Teaser Trailer】


当時の字幕は、ライトセーバーが「電光剣」、ハイパースペースは「光速空間」、ドロイドは「ロボット」

サンドピープルにいたっては「砂男」だ。

かろうじて、フォースは「理力」ではなく「フォース」のままだったので、ホッとした。

"May the Force be with You"は、今では「フォースとともにあらんことを」が一般的だけど、こちらでは「フォースの守りあれ」になっていた。


あちこち新しくなった「特別篇」も嫌いじゃないけど、私は何も手を加えていないオリジナル版の方が好きだな。

稚拙な特撮も含めて、ひとつの時代を作った「スター・ウォーズ」だから。

久しぶりにお宝映像に触れて、あらためてそんなことを感じました。



DVD-BOXに収録されている特別番組、「Empire of Dreams: The Story of The STAR WARS Trilogy」も鑑賞。

旧三部作を通してのメイキング・ドキュメンタリーで、目からうろこなエピソードが満載だった。

たとえば…
  • 主役3人のオーディションには、カート・ラッセルやウィリアム・カット、シンディ・ウィリアムズが参加していた。
  • ハリソン・フォードは、当初オーディションの相手役として参加したが、いい感じなので白羽の矢が立った。
  • エピソード4撮影時、スタッフ・キャストのほとんどが「変な映画を撮ってる」と思っていた。(大猿や金ピカロボットが出てるから)
  • エピソード5公開後、クレジットを最後にまわしたと訴えられ、ルーカスは監督組合と脚本家組合から脱退した。
  • ルーカスの理解者である20世紀フォックスのアラン・ラッド・ジュニアもこの件に巻き込まれて退社。そのせいで「レイダース 失われた聖櫃」の企画はパラマウントに流れた。
  • 監督組合を抜けたせいで、ルーカスはエピソード6の監督第一候補者をあきらめざるを得なかった。それがスティーヴン・スピルバーグ。
  • エピソード6のタイトルが、"Revenge of the Jedi"から"Return of the Jedi"に変わったのは有名な話だが、そもそも最初は"Return~"だった。「タイトルが弱い」と言われて"Revenge~"に変えたけど、結局元に戻した。

これくらいの話、マニアなら知ってて当然なんだろうけどね。

初めて「スター・ウォーズ」に接してから42年たつが、まだまだ知らないこといっぱいあるわ。


メイキングを観て理解したのは、ルーカスが「特別篇」を作った心情だ。

資金難とスケジュール地獄に絶えず悩まされていた旧三部作(特に最初のエピソード4)。

もっと思いのままに作りたいのに現実は真逆で、完成した映画は脳内イメージと全然別物。

ヒト・モノ・カネを潤沢に使えるようになった彼が、自分のイマジネーションに近づけるために旧作に手を入れるのは、当然の行為なんだろう。

それだけこの世界を愛しているし、それを世界中のファンが愛しているのだ。

もちろん、私も大好きよ。



というわけで自粛生活の最中に、「スター・ウォーズ愛」を再認識したのでした。

コロナに囲まれて汲々としてるみなさんに…フォースの守りあれ。


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