昨日、新しい元号「令和」が発表され、日本中がお祭り騒ぎになった。

私は、一昨日の記事で書いた通り、自宅のテレビでこの歴史的瞬間を目撃した。



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マスコミのお祭り騒ぎは、ずっと前から始まっていた。

どのメディアも発表前のスクープを狙っていたようだけど、ああいうの見ると逆に冷めるね。

しかも、ただ予想するだけでもうっとうしいのに、その空想を元に政権批判する輩まで出てくる始末。

数十年に一度のことだし、前向きムードの改元だから注目を集めるのは当然だけど、ある意味バカ発見機だった。



そんな風に考えていた私が、さっぽろ創世スクエアに入った先週のある日のこと。

エスカレーター前で取材中のテレビクルーらしき一団が目に飛び込んできた。

その横を通り抜けようとしたら、マイクを持った女性記者が笑顔で近づいてくる。

「HTBです!新元号の予想を訊いているんですがちょっといいですか?」

その手元には、なにやら漢字二文字をたくさん書いたスケッチブックが。

これが、「チャンネルはそのまま!」で雪丸花子がやっていた街録(がいろく)かー。

あのドラマでその苦労はわかっていたので、内容によっては協力するのもやぶさかでなかった。

でも、さすがにこのテーマでは何も言えることがないし、言うつもりもない。

即座に、「そういうのないんで…」と頭を下げて丁重にお断りした。

「セミリタイアしてよかったことは何ですか?」だったら、いくらでも話せるんだけどなー。



そんなこともあり、心静かに新元号と向き合いたかった私。

昨日は朝から各局で特番を放送していたが、一切見なかった。

メディアの雑音は、極力排除したかったから。

そこで私が見ることにしたのは、首相官邸のライブ配信

これなら、無駄な喧騒から距離を置くことができる。

先日購入したFire TV Stickを使い、大画面テレビにYouTubeを大写しにして、発表の瞬間を待った。


平成」が発表されたときの違和感が記憶に残っているので、逆に今回は「どんな元号でも受け入れよう」と覚悟を決めていた。

そこで発表された「令和」の二文字。

最初の感想は、

書きやすそう。

明治の前の「慶応」みたいな元号だったら、相当がっかりしたはずだからね。


次に思ったのは、

昭和みたい。

「和」が同じなのは言うまでもなく、全体の発音もなんか似ている。

一文字目の母音は「平成」と同じだから、その点でも耳になじみやすい。

有識者の方々は、多分そこまで考えて決めたんだろう。

さすがだと思うし、(自分を含めて)浅はかな庶民がない知恵を絞って予想したところで、無理に決まってるわ。



「ちょっと書いてみよう!」と思い立ったのは、最近、小川糸の「ツバキ文具店」と「キラキラ共和国」を読んで、代書屋を営むヒロインに感化されていたから。

筆ペンを手に取り、チラシの裏に「令和」と書いてみた。

「令」は、バランスもとりやすく比較的簡単。

しかし「和」は、のぎへんが難しい。

最初の右上から左下へのはらいや、二画目の横棒の角度や長さ、四画目のはらいとのバランスなど、何度書いても納得が行かない。

筆で書くなら、「平成」の方が楽だったね。

まあ、そういう機会もほとんどないけど。



落ち着いたところで、同居のねこちゃんに「今度の元号は令和だって」と報告。

半分寝ていたねこちゃんは、邪魔くさそうな目を向けただけで、感想のお言葉はいただけなかった。

これが「猫和」だったら、「にゃー?」(いいんじゃね?)ぐらい返してくれたかもしれない。

(「猫和」は「にゃんわ」と読みます)



というわけで昨日は、誰にも邪魔されず、誰とも共有せずに、新元号の発表を見守った。

平成はまだ1ヶ月あるのに、気分はもう令和。

何かの書類の日付欄に早く「R1」と書いてみたい、平成31年の春なのでした。


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