わが家にねこちゃんがやってきて、1年と2ヶ月が過ぎた。

完全室内飼いなので、外に出たのはレンタカーで実家に帰った1回だけ。

しかし、どうしても外出しなければならない事態が、先月末に起きた。

行き先は動物病院だ。



【スポンサード リンク】


2019040601


毎日のトイレ掃除は、ねこちゃんの健康状態をチェックするための大切な作業。

うちの子の場合、おしっこなら一日2~4回、うんちなら一日1回がペースだ。

うんちの間隔は厳密にいうと24時間よりちょっと長いので、まる一日しない日もたまにはある。

しかし、2日続けてうんちなしということは、ほとんどなかった。

それが、先月末に起きたのである。


ねこちゃんの便秘は3日続いたら病院に行った方がいいと、何かの本に書いてあった。

なので不安を抱きつつも、もう少し様子を見ることにした。

しかし3日目になっても、うんちをする気配はない。

いよいよこれはただ事ではないと思い、ねこちゃんをキャリーケースに入れたのだ。



いざとなったら駆けこむつもりの動物病院は決めていたのだが、問題はどうやって行くか。

愛車は4年前に手放したので、移動手段はタクシーか徒歩。

近所の動物病院は歩いていくと10分ぐらいだが、外はまだ寒く、雪もちらほら舞っている。

でも、タクシーを呼ぶほどの距離ではない。

よし、ここは歩いていこう!


キャリーケースにバスタオルを入れて、できるだけ寒くないようにしてから、マンションを出た。

わが家に来てから2回目の外出に不安を隠しきれず、にゃーにゃー鳴きだすねこちゃん。

ケースのすき間に指を入れてあやしながら、「大丈夫だよー」となだめつつ、揺らさないよう慎重に病院へと歩を進めた。



病院につくと、先客のわんちゃんが治療中。

アンケートに記入しながら、順番を待った。

その間もねこちゃんは、か細い声で鳴き続ける。

ほどなくして名前を呼ばれ、キャリーケースとともに治療室に入った。


警戒心が猫一倍強い子なので、ケースから出したら逃げ出すんじゃないかと心配したのだが、治療台の上でじっとしていた。

動物看護師のお姉さんが腹部に手を入れると、黙って持ち上げられるがままにされている。

あれ? 私がこんなことしたら、鋭い爪で秒殺されるのに…。

心配と嫉妬が入り混じった複雑な思いで、ねこちゃんの様子を見守った。

おなかを診察した先生は、「それほどたまってないですよ」と言ってくれたものの、便秘であることは事実。

結局、下剤を飲ませて様子を見ることに。


せっかく病院に来たので、ワクチンも打ってもらった。

注射の痛みに、これまたか細いにゃーで耐えるねこちゃん。

見ているこっちまで、つらくなっちゃった。



今回の診察でかかった費用は、初診料が1080円、ワクチン代が5400円、下剤が648円、計7128円

これが高いのか安いのかわからないけど、ねこちゃんのためなら当然の出費だ。

もっとかかるところもあるに違いないので、良心的な病院なんじゃないかな。

帰り際に看護師さんから、「鳴き声がかわいいですね」と言われたのが、自分のことのようにうれしかった。



帰宅後、もらった下剤を注射器で飲ませようとするも、必死の抵抗にあい断念。

ウェット多めの夕食に混ぜて、なんとか摂取に成功した。

しかし結局その日も便は出ず、ねこちゃんも心なしか元気がない。

不安なまま、4日目を迎えることになった。


翌日も下剤入りごはんを与えて、様子を見る。

ひなたぼっこ中のところに近づいて、おなかマッサージを敢行すると、気持ちよさそうに体を任せてきた。

下腹部を触ってみると、うんちらしき固いものがあるのがわかる。

こんなにたまっていたら、きっとつらいだろうなあ。

「早く出ますように」と願いをこめて、やさしく腸マッサージをしてあげた。



念願のうんちが出たのは、その日の夕食前。

下剤の効果があったのか、マッサージが効いたのかわからないが、4日ぶりのうんちに思わず涙ぐんでしまった。

トイレ掃除がこんなにうれしかったことはないわ。


その後数日は下剤を続けて、すっかり元のペースに戻った。

以前はただくさいだけだったうんちも、今は100%喜びでしかない。

「いっぱい出たねー」と絶賛するのが日課になりました。

めでたしめでたし。



おまけ


パソコン作業中にキーボードに乗って邪魔してくるという、ねこちゃんあるある。

うちの子は抱っこもさせてくれないし、ひざの上にも乗ってこないので、こんなあるあるも起こらない。

しかしこの記事を書いている間、私の周りをウロウロしては、しっぽをピンと立てて、にゃーにゃー鳴いていた。

これはもしかして、うちの子なりの「かまってほしいサイン」

そう考えるとうれしくなっちゃって、ねこちゃんに手を伸ばしてモフモフしてしまう。

それを何回も繰り返したせいで、いつもの18時更新を過ぎてしまった。

でも、幸せ満喫しました。

足元でこんなポーズされたら、ほうっておけないでしょ?

2019040602



猫を飼う前に読む本:猫専門医が教える
猫を飼う前に読む本:猫専門医が教える富田 園子, 山本 宗伸

Amazonで詳しく見る

↓↓↓↓↓ランキング参加中↓↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ
にほんブログ村

人気ブログランキング