セミリタイアしてから、年に数回は札幌地裁へ赴いて、裁判を傍聴してきた。

さて、今年の活動結果はどうだったかというと…



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一度も傍聴しなかった。

理由は、興味がなくなったから。



セミリタイアしたらやりたいことのひとつに挙げていた、裁判傍聴

平日の日中しかできないことであり、これぞセミリタイアの醍醐味だと思っていたのだ。


実際に傍聴した回数は、
  • 2015年…裁判員裁判 2件(計6日)、その他 6件
  • 2016年…裁判員裁判 2件(計6日)、その他 4件
  • 2017年…裁判員裁判 1件(計6日)
と、それほど多くはないが、ひとつひとつが重たくてお腹いっぱいになった。

特に最後の傍聴となった2017年のケースは、審理開始から判決まで6日を要し、傍聴席に座っているだけで心身ともに疲労困憊。


その様子を記録した記事の最後で、私はこんなことを書いていた。

裁判傍聴するといつものことなんだけど、心の中の砂漠に乾いた風が吹きすさぶ。
映画に出てくる法廷シーンのように、爽快な気分になったことは一度もない。
現実に目にするのは、どうしようもないどぐされ野郎ばかりだからね。
裁判傍聴って、そんなに面白いもんじゃないかも。

すべてはこの文章に集約されている。

不利な証拠ばかり集められて、無理やり自供させられた無実の人が、有能な弁護士に助けられて勝利をつかむ…なんて、映画やドラマでよくやる場面を見たかったのよ。

でも、そんな事件と出会う機会はゼロ。

被告人は、どいつもこいつも腹の立つ悪党ばかり。

やったことは認めていても、反省しているように見える人は皆無なのだ。

そんな連中を罰する法律は穴だらけで、毎回その限界を思い知らされる。

罰の弱すぎる判決を聞かされて、いつもモヤモヤを抱えながら退廷するのよ。

これ、ホントしんどいわー。


そんな私の足は、自然と地裁から遠のいてしまった。

平日の日中に行くなら、映画館の方がずっと楽しいんだもの。

結局、去年の3月を最後に、私の裁判傍聴歴は途絶えてしまった、というわけだ。



日常ではなかなか見られないディープな人間模様が繰り広げられるので、そういうのが好きな人には格好の趣味になるんだろうなあ。

あと、平日の日中にやることが何もないヒマな人にも。

やりたいことがありすぎて、セミリタイアしても時間が足りない自分には、裁判を傍聴しているヒマもモチベーションもありません。

十分経験させてもらったので、裁判傍聴マニアの肩書きは降ろさせていただきます。

今後も、よほど関心の高い事件でない限り、地裁には行かないだろうなあ。


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