平成最後の年末を迎えようとしている昨今、いかがお過ごしでしょうか?

日本全国津々浦々であの会が開催される季節になりました。

そうです、忘年会です。



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共に戦場をくぐり抜けた同志が一年の労をねぎらい合う。

アルコールの勢いも借りて、日頃あまり話さないような相手と日頃話さないような話で盛り上がる。

日常を離れて親睦を深めた結果、職場の結束が強まり仕事もはかどる。

うーん、いいことづくめだな、忘年会って。


なのに、この時期のセミリタ系ブログをのぞくと、「まったく楽しくない」とか「お金の無駄」とか「忘年会死ね」とか、罵詈雑言のオンパレードだ。

みんな、そんなに忘年会が嫌いなの?


かくいう私はどうだったかというと…やっぱりイヤだったね。

大勢での宴会が苦手なので、忘年会も新年会も歓迎会も送別会もすべて辟易していた。

このブログを開始してすぐに「会社の宴会が苦手」という記事を書いたほど、できるなら回避したいイベントだった。



それでも最近ネットである記事を読んで、「私の会社はまだいい方だったのかも」と思い直した。

それは、酒酔いパイロットが問題になったJALに関する記事だ。

盛り下がる「JAL」の忘年会 飲酒不祥事で社員に禁酒厳命
「入社してから初めて、お酒なしの忘年会をやる羽目になりました……」
こうぼやくのは、副操縦士の“酩酊事件”で揺れる日本航空(JAL)の本社社員だ。会社から社員に「年内は禁酒」の通達メールが届いたという。
(AERA dot. 2018/12/12)

あの事件への対応として、
  • 年内は、社内組織単位の飲酒を伴う懇親会・忘年会を自粛すること
  • 公の場でのJALグループ関連の会話自粛
  • JALグループが分かる社章等の取り外し

を徹底せよというメールがJALの全社員に送られたという。

まあ、あれだけ騒ぎになったんだから当然と言えば当然の話。

SNS全盛の昨今、誰にどこで目撃されてどんな風に炎上するかわからないからね。


私がびっくりしたのはこのアルコール自粛令についてではない。

あるJAL職員のこんなコメントだ。

「忘年会は例年、若手が盛り上げ役として余興をするのですが、今年はアルコールなしで会場はどこか白けたムード。見てるほうもやるほうも地獄でした。一生懸命練習をしてきた若手がかわいそう……」

田舎の中小企業ならともかく、世界に冠たる大企業でまだそんなことやってんの?

ただでさえ若者の宴会離れが激しいのに、こんなニュースが流れたら誰も就職希望しなくなるよ。

私が勤め出した四半世紀前を思い返しても、余興を強制するような風習はなかった。

平成も終わろうとしてんのにJALはいったい何考えてんだか。



このコメントでもうひとつ思い出したことがある。

大学時代の飲み会だ。

体育会系の部活だったので、その宴会もかなり激しかった。

今とは違ってタブーなんてなかったからね。

何度つぶされて何度記憶を失ったことか。


その頃、一発芸に秀でた同期がいて、飲み会ではやたらとかわいがられていた。

先輩から「何か面白いことやれ!」と言われても、そいつだけはすぐに場を沸かせることができた。

そういうのがものすごく苦手だった私は、「こういうやつが世の中をうまく渡り歩いていくんだろうな」とうらやましく思ったものだ。


この芸達者な同期、実は当ブログにすでに登場している。

運命の分かれ道はどこにひそんでいるかわからない」という記事で書いた社長だ。

彼の人生については上記記事を読んでいただければわかるが、あの時私がいだいた感想はあながち間違っていなかった。

まさに世渡り上手。

彼ならJALでもうまくやっていけたんじゃないかしら。



セミリタイアしたら意に沿わない忘年会はゼロになった。

それでも気の置けない友人と飲む機会はあって、今月は週1回ペース。

もちろん余興なんか強制されない、ただただ楽しい飲み会です。

いやー、セミリタイアしてよかった!


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