来年10月の消費増税に合わせて、軽減税率だのポイント還元だの、意味不明な緩和策が次々に打ち出され、連日メディアをにぎわせている。

いろんなところで批判されまくっているので、私がつけくわえることもなさそう。

3年前に一度、記事にしているしね。



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2018102301


政治家や官僚の考えることは、庶民には理解しがたいもの。

こんなに面倒くさい仕組みを作って、ダレトクなんだろう?

深読みするなら、嫌がらせのような話を連発することで、「もう全部10%でいいよ!」っていう雰囲気を醸成しようとしてるんじゃないか?

それはそれで、てのひらの上で転がされているようで腹立たしいのだが、すでにそう思っちゃっているのは事実だ。

もう面倒なことはしないで、全部10%でいいよ。



一方で国は、キャッシュレス化も同時に進めたい思惑があるようだ。

その方向性は非現金主義者の私も賛同するが、やろうとしていることは話にならないほどお粗末。

国が還元分のポイントを負担するのは当然としても、小売業者のキャッシュレス端末導入費用や、カード会社に納める手数料まで面倒みるのは、さすがにやりすぎだ。

どんだけお金かかるのよ。

増税分なんか軽く吹き飛んじゃうんじゃないの?



そんな政治家や官僚のていたらくに頭を抱えていた日曜日のお昼時。

毎週観ている「ワイドナショー」で、ダウンタウンの松ちゃんがこんなことを言っていた。

ややこしいから10%でいいと思うんですよ、外で食おうが、家持って帰ろうが。
その代り、パスモやスイカみたいなのを1万円くらい国民一人一人に与えて、「一回使ってみてよ、ピッで済むこの便利さを」と。結構普及していくんじゃないかなーと思うんですけどねー。
(フジテレビ「ワイドナショー」 2018/10/21)

この番組で松ちゃんが何か言うと、いつもすぐネットニュースになるのだが、この発言はまったく流れていない。

番組内でも、MCの東野幸治がスルーしてしまって、それ以上は広がらなかった。

でもこれって、なかなかシンプルで効果的な方法じゃないの?


すでにキャッシュレスの人は残高が増えてありがたいし、まだ使ったことがない人も、手元にあれば使ってみるでしょ。

別に使いたくない人は使わなくてもいいけど、普通はもったいないから使うはず。

あとは松ちゃんの言うとおり、勝手にどんどん発展していくよ。


キャッシュレス未対応の業者だって、これを商機と考えれば自腹で対応するし、イヤなら今の商売を続ければいいだけ。

この対策の対象カードや電子マネーに選ばれたい業者には、手数料の抑制を条件にすればいい。

それで高止まりしている手数料率も下がるし、国の支援も必要なくなる。

実際の事務手続きも、官僚が考えるより業者にやらせた方がずっと効率的にできるよ。

もう一石二鳥どころか、三鳥四鳥五鳥の解決策だわ。


これに所得制限をかませれば、低所得者層の負担軽減策にもなる。

一度補給ルートを作ってしまえば、政治家お得意のバラマキも、電子マネーでできるようになるよ。

もう、これ以上に完ぺきな方法はないんじゃない?



あとは政治家や官僚が面子やプライドを捨てて、この松ちゃん案に乗るかどうか。

私は強く推奨したい。

あんたらに、これ以上の案が思いつくのかい?


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