先日、以前勤めていた会社の同期と、数年ぶりに飲む機会があった。
学生時代からのつきあいなので、かれこれ30年の仲だ。
私がセミリタイアしてから会うのは初めてで、積もる話に花が咲いた。
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彼のスペックをひとことで言うなら、私とは正反対。
仕事を愛し、家族を愛し、今の会社で定年まで勤め上げる予定。
完全なアウトドア派で、余暇は自然とふれあい、野生の生き物たちと闘うのが常。(釣りのことね)
学生時代と変わらぬ体型をキープし、まさにストイックという言葉がぴったり。
私との格差は広がるばかりである。
こんなに共通点がないにもかかわらず、学生時代のバイト先が一緒で、さらになぜか同じ会社に入社。
つかず離れずで、今にいたっている。
でも、会社という接着剤がなくなってしまうと、さすがに話も合わないだろう。
せっかく再会しても、せいぜい90分の飲み放題コースで話も尽きるかも。
そんな覚悟で始まった飲み会は…
なんと6時間!
夜6時からスタートして、飲み放題コースが終わってもしばらく話し続けた。
その後は河岸を変えて、ふと気づけば午前様!
それでもまだ話足りない感があり、今度は同じバイト先だった先輩も交えての再々会を約束してお開きにしたほど。
いやはや、楽しい飲み会だったわ。
こんなに盛り上がった理由は、学生時代の友人だから、というだけではないだろう。
それはもちろん、私がセミリタイアしていたから。
「同じ会社の職員」というくびきがなくなった今、お互いの関係は、「仕事の苦労を理解し共有できる、しがらみのない友人」に変わった。
定年後ならともかく、この歳でこういう間柄の気の置けない友なんて、そう簡単に作れるものじゃない。
それを確認させてくれる飲み会だった。
辞めて4年にもなる会社の状況をいろいろ聴いたあと、向こうからこんなことを訊かれた。
「今、どうやって生きてんの?」
これには、「仕事をせずに、何をして日々過ごしているのか?」と、「稼ぐのをやめて、どうやって生活費を工面しているのか?」の、ふたつの意味がある。
前者については、このブログで書いている趣味三昧の生活と、このブログには書いていないプライベートな生活について、特に隠すことなく話した。
後者についても、何か特別なことをしているわけではないので、「貯めたお金で食べているよ」と言った。
すると、こんな言葉が返ってきた。
「それって勇気をもらえる話だな」
先述のとおり、彼には養うべき家族がいるので、定年まで働くことしか考えていない。
一方、私の方は、自分のことしか気にしない、自分勝手で自己中心的なライフスタイルだ。
それでも、同じ会社で働いていたから言えることがある。
それは、あの会社で働くのはとても恵まれている、ということだ。
とにかく、毎月もらえるものはもらえるし、福利厚生も充実している。
途中下車した私とは違って、定年退職金も相当積まれるはずだ。
厚生年金だって、上限張りつきで保険料を支払い続けているから、それだけでリッチな老後が送れるくらいだろう。
かなり早くに戦線離脱した私でさえ、お金のことをあまり気にしないで生きている。
だったら、自分の将来はもっと安泰だろう、と安心したんじゃないかな。
そのジャッジは間違っていないと、私もお墨付きをあげました。
しかし、その他に何を話したのか、あんまり覚えていないのよね。
それで6時間もサシで飲めるんだから、友だちってありがたいわ。
立場が変わってもマウンティングなんかせず、変な物差しで測ったりもせず、信条を押しつけたりもしない。
向こうはどう考えているか知らないけど、「こういうのを親友って言うんじゃね?」とちょっと思った、すすきのの夜でした。
学生時代からのつきあいなので、かれこれ30年の仲だ。
私がセミリタイアしてから会うのは初めてで、積もる話に花が咲いた。
彼のスペックをひとことで言うなら、私とは正反対。
仕事を愛し、家族を愛し、今の会社で定年まで勤め上げる予定。
完全なアウトドア派で、余暇は自然とふれあい、野生の生き物たちと闘うのが常。(釣りのことね)
学生時代と変わらぬ体型をキープし、まさにストイックという言葉がぴったり。
私との格差は広がるばかりである。
こんなに共通点がないにもかかわらず、学生時代のバイト先が一緒で、さらになぜか同じ会社に入社。
つかず離れずで、今にいたっている。
でも、会社という接着剤がなくなってしまうと、さすがに話も合わないだろう。
せっかく再会しても、せいぜい90分の飲み放題コースで話も尽きるかも。
そんな覚悟で始まった飲み会は…
なんと6時間!
夜6時からスタートして、飲み放題コースが終わってもしばらく話し続けた。
その後は河岸を変えて、ふと気づけば午前様!
それでもまだ話足りない感があり、今度は同じバイト先だった先輩も交えての再々会を約束してお開きにしたほど。
いやはや、楽しい飲み会だったわ。
こんなに盛り上がった理由は、学生時代の友人だから、というだけではないだろう。
それはもちろん、私がセミリタイアしていたから。
「同じ会社の職員」というくびきがなくなった今、お互いの関係は、「仕事の苦労を理解し共有できる、しがらみのない友人」に変わった。
定年後ならともかく、この歳でこういう間柄の気の置けない友なんて、そう簡単に作れるものじゃない。
それを確認させてくれる飲み会だった。
辞めて4年にもなる会社の状況をいろいろ聴いたあと、向こうからこんなことを訊かれた。
「今、どうやって生きてんの?」
これには、「仕事をせずに、何をして日々過ごしているのか?」と、「稼ぐのをやめて、どうやって生活費を工面しているのか?」の、ふたつの意味がある。
前者については、このブログで書いている趣味三昧の生活と、このブログには書いていないプライベートな生活について、特に隠すことなく話した。
後者についても、何か特別なことをしているわけではないので、「貯めたお金で食べているよ」と言った。
すると、こんな言葉が返ってきた。
「それって勇気をもらえる話だな」
先述のとおり、彼には養うべき家族がいるので、定年まで働くことしか考えていない。
一方、私の方は、自分のことしか気にしない、自分勝手で自己中心的なライフスタイルだ。
それでも、同じ会社で働いていたから言えることがある。
それは、あの会社で働くのはとても恵まれている、ということだ。
とにかく、毎月もらえるものはもらえるし、福利厚生も充実している。
途中下車した私とは違って、定年退職金も相当積まれるはずだ。
厚生年金だって、上限張りつきで保険料を支払い続けているから、それだけでリッチな老後が送れるくらいだろう。
かなり早くに戦線離脱した私でさえ、お金のことをあまり気にしないで生きている。
だったら、自分の将来はもっと安泰だろう、と安心したんじゃないかな。
そのジャッジは間違っていないと、私もお墨付きをあげました。
しかし、その他に何を話したのか、あんまり覚えていないのよね。
それで6時間もサシで飲めるんだから、友だちってありがたいわ。
立場が変わってもマウンティングなんかせず、変な物差しで測ったりもせず、信条を押しつけたりもしない。
向こうはどう考えているか知らないけど、「こういうのを親友って言うんじゃね?」とちょっと思った、すすきのの夜でした。
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