最初の勤務地が札幌だった私は、25歳の秋に初めての転勤を経験した。

勤務地は東京、独身寮は千葉だ。

生まれて初めて内地へ引越したわけだが、一番ショックを受けたのはだった。



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当時、「なんでこっちの人はこんなものを食べているんだろう?」と理解できなかったものが3つある。



ひとつめは、ボイル海老のお寿司

北海道で海老のお寿司といえば、生が当たり前だった。

だから、初めて築地のお寿司屋さんのカウンタに座って、出てきた海老を見たときは、激しい衝撃を受けた。

海老が熱処理されて、すっかり固くなっているじゃないの。

これが江戸前寿司だとあとで教えられて、「ふーん」とうなずきはしたものの、納得は行かなかった。

こんなものをありがたく食べている人の気がしれなかった。



ふたつめは、どさん子ラーメン

昼休み、会社の上司に誘われて近所のお店に行ったのだが、これが本当にまずかった。

スープも麺も何もかもひどい味だったので、真の道産子としては、「こんなクソラーメン出して『どさん子』なんて名乗るな!」と文句を言いたかったぐらい。

しかし、この上司はうまいうまいと食べていて、挙句の果てには「おいしいだろ、懐かしいだろ」と高評価とホームシックを強要してくる。

苦笑いでその場をしのいだが、その後二度とのれんをくぐることはなかった。

こんなものをありがたく食べている人の気がしれなかった。



そしてみっつめは、赤飯

先週放送の「秘密のケンミンSHOW」で、この道民熱愛グルメ「お赤飯」が紹介されていた。

甘いお赤飯
  • 北海道のお赤飯は甘納豆が入っている。
  • 甘いのは、甘納豆とその甘みが移った周辺のご飯。それ以外のご飯は甘くないので、様々なおかずに合う!
  • 北海道ではお赤飯の色付けに食紅を使用! ピンク色でないとお赤飯ではないという道民も多い。
(「秘密のケンミンSHOW」公式サイトより)

内地の赤飯が北海道のそれとはまったく違うことも、日本では一般的であることも知っていた。

しかし、初めて関東の赤飯を口にしたときは、「何もわざわざこんなにまずいものを作らなくてもいいのに」と、ふたくちめで食べるのをやめてしまったほど。

北海道のお赤飯はもち米で作るので、食感はもっちもちだし、甘納豆はやわらかくて甘くて、ご飯と一緒に食べるといくらでも箸が進む。

それに比べて、何このモソモソゴワゴワパサパサの代物は。

こんなものをありがたく食べている人の気がしれなかった。



ボイル海老については、今ではそういうのもアリだと納得している。

どさん子ラーメンについては、もうそこの店はなくなってしまったようなので、これ以上追及はしない。

しかし、赤飯だけは違う。

北海道のお赤飯が日本のスタンダードになってほしいくらいだし、それで困る人がいるとは思えない。

それほど、おいしさに差がありすぎるのだ。


今回、「秘密のケンミンSHOW」で取り上げられて、「そうだ!このネタがあった」と思わず小躍りしたので、ちょっとふくらまして今日の記事にしてみました。

もしかしたら内地の人を全員敵にまわしてしまったかも。

でも、北海道のお赤飯を食べたことがない人は、間違いなく人生の何%かを損しています。

ぜひチャンスを見つけてご賞味ください。


北海道共和国のオキテ100ヵ条~赤飯には甘納豆を入れるべし!
北海道共和国のオキテ100ヵ条~赤飯には甘納豆を入れるべし!水本香里,佐藤のりゆき

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