先日の「ホンマでっか?!TV」で、心理学の植木理恵先生が驚きの学説を紹介していた。

それが、今日のタイトルになっている説だ。



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AI化が進み、人間がすることが減ると、確実に精神疾患が増えるという。

1950年代に行われた「人間はどのくらい怠け者なのか」という実験では、ストレスフリーな環境で数日たつと、あるはずのない幻覚を見るようになったらしい。

思わず「ホンマでっか?!」と言いたくなってしまうほど、にわかには信じがたい御説だ。

だってこれが本当なら、私なんかもう幻覚見まくりラリラリホー状態になってなきゃいけないもの。

何せ、セミリタイアしてから1,373日もストレスとは無縁の生活をおくっているからね。

ストレスフリーになったら幻覚を見るなんて、眉唾トンデモ学説でしかありません!


そう思って番組を観ていたら、その実験とやらが紹介された。

この実験における「ストレスフリーな環境」とは、「食事とトイレ以外は何もしない環境」なんだって。

そんな状況で何日かたって、被験者に電話帳を与えると、むさぼるように読み出すという。

人間は少し不便な状態の方が精神的にはベストで、「自分で苦労して何かをしてみたい」という本心を抑えると精神疾患になってしまう、という結論だった。


…そりゃそうだろ。


食事とトイレ以外は何もできないなんて、ストレスフリーどころか超ストレスフルな環境じゃないか。

それなら、やることが決められている刑務所の方がまだマシだ。

そんな実験で、「ストレスフリーはよろしくない!不便なぐらいがいいのだ!」なんて、ブラック企業が言いそうな結論に導かれても、「はぁ?!」でしかない。

植木先生に限らず、あの番組で出てくる論理って、ときどき明確に破綻していることがある。

バラエティだから別にいいんだけどね。

鵜呑みにした結果、裏切られるのはこっちなので、話半分未満で聞くのがちょうどいいな。



この放送回では、
  • 初対面の人の肩書を気にするか?気にしないか?
  • バイキングでは一口サイズで盛るか?一気にガッツリ盛るか?
という討論会もあった。


セミリタブログ的には、ひとつめのテーマの方がとりあげやすいだろう。

私は、「気にする派」でもあり、「気にしない派」でもある。

肩書があれば判断材料にするけど、肩書の有無だけで人を判断しない、ということだ。

会社員時代、たくさんの社長に会ってきたが、人物的にはピンキリだった。

だから、社長というだけでエラいとはまったく思わない。

大体、会社内の地位と本人の人間性は、滅多に比例しないからね。

確実に言えるのは、肩書をひけらかすようなヤツとはつきあいたくない、ってことかな。


ふたつめのテーマでは、さんまと志らくのバトルがネットでも話題になっていた。

明石家さんま「バイキングは食べ残していい」 志らく「人間としてクズ」
お笑いタレント・明石家さんまさん(63)が、バイキング形式の飲食店では「食べ残していいじゃない」と主張し、インターネット上で「駄目でしょ」「問題ない」とマナーをめぐる論争が起きた。
(J-CASTニュース 2018/8/4)

取り放題食べ放題のバイキングで、やむなく食べ残すのは仕方ない。

ただ、それをもったいないと思うなら、できるだけそうならないように配慮するのは当然のこと。

だから私は間違いなく、「一口サイズで盛る派」だ。


先日、ある中華料理店で友人と飲んでいて、若者ばかりの団体客がコース料理を大量に残して帰って行ったのを目撃した。

あんかけ焼きそばもザンギも春巻きも、まるまる放置されていた。

あれはたぶん、「こんなに残しても『もったいない』とか貧乏くさいこと言わないオレらカッケー」と思っているね。

でも、そういうのもうやめません?

「残したらもったいない」「作ってくれたお店の人に悪い」って思うのが、日本人じゃないかしら。

だから、残したらタッパで持ち帰るとか、罰金をとるとか、そういうのをスタンダードにすべきよね。

「金払っているんだから残してもいいだろ」というさんまの暴論にはこれっぽっちも笑えなかった、今回の「ホンマでっか!?TV」でした。


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