昨年の売上ランキングで1位となった、100万部突破のベストセラー、佐藤愛子の「九十歳。何がめでたい」

札幌の図書館でも大人気で、現在700人待ちの状態だ。

やっと読むことができたので、今日はその感想などを。



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2018031501


1923年生まれの著者は、現在94歳。

その元気の秘訣は、やはり毒舌にあるんだろうか?

文章を読むと、とにかくいろんなものに怒りの矛先を向けて、手当たり次第咬みついている。

こんなおばあさん近所にいたらイヤだわーと思うけど、話の筋は通っているので、読み終わるとスカッとしているのも事実。

まだ半分しか生きていない私でも共感できるのだから、同世代の女性なら、「さすが愛子さん!」と膝を打つことだろう。



ところで、「仕事を辞めて頭を使わなくなると早くボケる」というのは、よく言われる話。

私もセミリタイアして、強度のストレスからは解放されたものの、考える機会は大幅に減ってしまった。

たぶん、認知症に向かって脇目もふらずに一直線!状態なのだろう。


この著者も、88歳の春に長編小説「晩鐘」を書き上げて、作家としての幕を一度降ろした。

しかし、元々仕事人間の彼女には、のんびりした生活が性にあわなかったようだ。

「のんびり」の生活に入ってみると、これがどうも、なんだか気が抜けて楽しくないのです。(中略)そうしてだんだん、気が滅入ってきて、ご飯を食べるのも面倒くさくなり、たまに娘や孫が顔を出してもしゃべる気がなくなり、ウツウツとして「老人性ウツ病」というのはこれだな、と思いながら、ムッと坐っているのでした。
(P216-219)

そんな時、本書の元となる連載を依頼され、承諾したらしい。

すると、著者の体にも変化が。

そうしてこの隔週連載が始まって何週間か過ぎたある日、気がついたら、錆びついた私の脳細胞は(若い頃のようにはいかないにしても)いくらか動き始め、私は老人性ウツ病から抜け出ていたのでした。(中略)人間は「のんびりしよう」なんて考えてはダメだということが、九十歳を過ぎてようやくわかりました。
(P220-221)


私がセミリタイアしたのは、好きなことを好きなだけするためで、ただのんびり過ごしたかったからではない。

しかし実際は、気がつくと一日をダラダラを過ごしてしまっていたりする。

ねこちゃんとひたすらたわむれているうちに、夜になってしまっていたりする。

それはそれで幸せなことなんだけど、刺激のない脳細胞は、加速度的に退化しているに違いない。


だから、再びペンをとった著者のように、何か無理やり脳を使うような負荷がないといけないんだろうなあ。

そういう意味では、この毒にも薬にもならないブログも、ちょっとは役に立っているのかも。

ネタ探しに苦労し、書き出しに苦労し、肉づけに苦労し、オチに苦労し、写真や広告の貼り付けに苦労し…もはや苦行・修行の域である。

「もうそろそろ潮時かなー」なんて考えることも、決して少なくない。

それでも、いまだにチマチマ続けているのは、やめる方がデメリットが大きいと思うから。

その筆頭が、「頭を使わなくなってしまう」なのだ。

このブログは、私のセミリタイア生活の生命線を握っている、と言えるのかもしれない。



というわけで、今日もなんとか、駄文をひねり出すことができた。

これを毎日積み重ねていけば、私も佐藤女史のように90歳まで生きられるかしら?

あと42年かー。

そんなにネタあるかなあ。


九十歳。何がめでたい
九十歳。何がめでたい佐藤愛子

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