昨日の記事で、財布の中の現金は多くて3万円ぐらい、てな話を書いた。

そんな私が昔一度だけ、財布に10万円のキャッシュを入れていたことがある。

今日は、そのとき起きた事件について思い出して書いてみたい。



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会社員時代も財布の中は数千~数万円ということが多かった。

銀行からおろした直後でもせいぜい5万円がMAXだった。

ところが5年ほど前のある日、当時の上司とこんな会話を交わしたのだ。


上司:○○(=私)は財布にいつもいくらぐらい入れている?

私:3万ぐらいですかね。もっと少ないときもあります。

上司:それじゃダメだ。男も40を過ぎたら急に現金が必要になる場面が増えてくる。いつでもスマートに対応できるぐらいのキャッシュを持ち歩きなさい。

私:どれぐらい持って歩けばいいんですか?

上司:最低でも10万だ。いつも私は10万を切らないようにしているよ。

私:へー。


そんな話を真に受けたわけではないのだが、直後のATMで、

「10万円持ち歩くオレ、カッケーかも」

という気持ちになったのは確か。

そして、つい出来心で財布の中にピン札で10万円そろえてしまったのだ。



財布を万札で満たしたまさにその夜、事件は起きた。

会社から帰宅してスーツの内ポケットから財布を取り出そうとしたら…あれ?見当たらない。

他のポケットにもカバンの中にもない。

愛車に戻って車内を捜索しても、ない。

あのとき間違いなく、血の気がザザーッとひいていく音が聞こえたね。

…10万円入り財布、落とした?


それから、最後に財布を使った場面の記憶をプレイバックした。

家に着く前に近所のイオンに寄って値引き品を買っているから、なくしたとすればそのあとだ。

そこで、藁にもすがる思いでイオンに電話をかけた。

果たして、電話口の女性はこう言った。

「届いてますよ」


…あのときは全身の力が一気に抜けたっけ。

駐車場に落ちていた財布を別の来店客が拾って、お店に届けてくれたらしい。

すぐにイオンに向かった私。

10万円入りの財布は外見も中身も落とした時の姿のまま、私のもとに戻ってきたのでした。



イオンの店員は拾ってくれた方の名前と連絡先を書きとってくれていた。

相手がわかっている以上、これはお礼をしなければならない。

お礼の相場は落とした金額の1割程度だという。

10万円入れていたから、お礼は1万円か…

翌日、先方と連絡を取った私は、1万円の入った封筒とケーキの詰め合わせを持って、指定された時間にお宅を訪問した。

かなり痛い出費だったけど、全部なくなっていたかもしれないと思えば安い授業料だ。


…いや、安くなんかないわ。

1万円は大きいよ、やっぱり。

3万円しか入れていなかったら、お礼も3千円で済んだのに。

「セコい男だ」と言われるのはアレだけど、実際そう思ったのだから仕方がない。

結局、財布に10万円を入れるという分不相応なことをしたのが間違いだったのだ。

やめたやめた、もうやめた。

10万円入れたっていいことなんかあるわけない。

というわけで、私の財布はたった一日ふくらんだだけでまたすぐに元の姿に戻った。

以降、私は一度も財布を落としたことはない。



「財布にはいつも10万円ぐらい入れておけ」というアドバイス。

ネットで調べてみると、これが結構あるのよね。

たくさんのお金を財布に入れておくと、お金がお金を呼び込んでさらに金運が上がるんだって。

万一紛失しても気にしないレベルのお金持ちならそれでもいいんでしょう。

でも、私には無理だわ。

現金なんかできるだけ持ち歩かない方がいいに決まってる!

それがあの一件で得た教訓です。


財布はいますぐ捨てなさい
財布はいますぐ捨てなさい金川顕教

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