もらったお年玉は使わずに貯めていた子供時代。
通帳を定期的に眺めては悦に入っていた会社員時代。
私は昔から、根っからの貯金大好きっ子だった。
その理由が、先日ついに判明したのだ。
12星座【貯蓄マニア】ランキング 乙女座の趣味は通帳を眺めニヤニヤすること!
乙女座の趣味は、ホットヨガでもなくお菓子作りでもなく、実は通帳を眺めることです。通帳の残高が増えていくことが、乙女座にとっては極上の喜び!そのためなら、多少の節約生活は苦になりません。いや、「多少の」どころか、相当ストイックな節約生活もいとわないでしょう。「そんなに貯めてどうするの?」というご質問に関しては、ぶっちゃけお答えできません。なぜなら乙女座にとってお金は、あくまでも「貯めるもの」であり、「使うもの」ではないので。
(i無料占い 2017/6/7)
あまりのパーフェクトな分析に、ぐうの音も出ません。
そうか、私の貯金好きは乙女座だったからなのか。
そっか、そっか。
はい、今日の記事はこれにて終了。
…というわけにもいかないので、セミリタイア的視点でこの問題を考えてみたい。
働いている間は、この貯蓄性向も満たされるのだが、セミリタイアするとそうも行かなくなる。
「れんげ荘」のキョウコさんのように、貯金を削って生きていく生活に変わるからだ。
このストレスをもっとも感じるのも、もしかしたら乙女座なのかもしれない。
この恐怖を見事に表現したドラマがある。
倉本聰脚本による話題のドラマ、「やすらぎの郷」だ。
先週月曜日に放送された回で、浅丘ルリ子扮するお嬢が、資産減少の恐怖を迫真の演技で語っていた。
お嬢は、相続問題を起こさないために生きているあいだに財産を使い切る浪費計画を実行してきたことを打ち明ける。しかし、自分が死ぬと考えた75歳より既に長く生きてしまったことで、その"計画"は失敗に終わっていた…
(「やすらぎの郷」公式サイト)
お嬢の場合、60歳時点で2億の財産があったらしく、これを75歳までに使い切ろうとしたらしい。
一日当たりの浪費可能金額は、なんと36,500円!
全然使わない日があったり、逆にオーバーする日があったりしながら、結局もうほとんど残っていないという。
どうやったら毎日3万円ものお金を使い続けられるのか、私には想像もつかない。
でも、あの世にお金は持っていけないんだから、計画そのものには一理も二理もあるだろう。
「人生は計画通りに行かない」と痛感する場面だけど、「じゃあ、どうしろと?」と言いたくなる気持ちもわかるわ。
私の場合、資産はお嬢より圧倒的に少なく、リタイアは15年も早かったわけで、深刻さはさらに上を行くと言ってもいい。
今はともかく、将来にわたっても「セミリタイアしてよかった!」と言えるかどうか、わからないのが正直なところだ。
長生きするほど通帳が0円に近づく恐怖 人生100年 高齢者家計の資産は底
働けば収入を得られる。だが、リタイアしたり健康を害したりすれば、たちまち無収入だ。高齢者の場合、頼みの綱は年金だが、実際は預貯金を崩しながらの生活だ。つまり、生きれば生きるほど資産は目減りする。その恐怖心とはどんなものか。それに対処するには現役時代にどんな準備をしておくべきなのか。
(PRESIDENT Online 2017/6/7)
この記事の筆者は41歳の時に、病気のために一時無収入となる恐怖を味わったらしい。
そして、1級FPの立場から、毎月分配型の投資信託を解決策として挙げている。
確かに、毎月の安定した収入は、この恐怖を少なからず和らげてくれるだろう。
私の場合、わずかばかりの家賃収入が、この役目を果たしてくれている。
しかし、ローンに頼らずすべて現金で購入したので、実のところ、まだ元が取れるところまでは行っていない。
なので、もし不動産投資をしていなければ、私の財産はもっと多かったはずだ。
そう考えると、この恐怖軽減効果は、はっきり言って錯覚にすぎない。
でも、たとえ錯覚だったとしても、その恐怖を感じずに毎日をすごせる意義は、とても大きい。
実際、セミリタイア後もいろいろ物入りだったというのに、この2年半で資産額はほとんど変わっていないのだ。
私の収支シミュレーションは、ドラマのお嬢ほどずさんなものではないので、もし減ったとしてもあまり心配はしていない。
しかし、実際に減るのはこれから。
覚悟しているとはいえ、やっぱりちょっと暗くなっちゃうんだろうなあ。
最近は、「今ならまだいい値で売れるかも」と、投資用不動産の売却も考えていたのだが、やっぱりやめておこうっと。
なんちゃって大家がその看板を下ろす日は、しばらく来ないと思われます。
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いざとなったら、外食を大幅に削ればすぐに家計は持ち直すと思います。