私が読んだ本をレビューする記事の第20弾。

今回も、最近読んだ の5冊を紹介したい。(ネタバレはありません)



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聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた/井上真偽(2016)


すべての可能性を検証・否定することで、逆に奇跡の存在を証明しようする探偵・上苙丞シリーズの第2弾。

と言っても、今回主に活躍するのは元弟子の八ツ星少年や、ドSチャイナ美女のフーリンの方。

因習残る田舎の結婚式で、不可解な杯まわし飛び石殺人(および殺犬)事件が起き、八ツ星少年と事件関係者が、それぞれの推理を披露する。

ここまでの流れは、バークリーの「チョコレート殺人事件」へのオマージュとも取れるが、それだけなら「このミス2017版」で、前作を超える11位になったりはしない。

本当の驚きは第1部の最後に待っており、こちらの予想のはるか斜め上を行く第2部の展開には、あごが外れるかと思うほど、口があんぐりと開いてしまった。

聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)井上真偽

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ロスト・ケア/葉真中顕(2013)


2013年の日本ミステリー文学大賞で新人賞に輝き、「このミス」でも10位にランクインしたミステリー。

介護老人ばかり43人も殺害した犯人は、いったい誰なのか?その動機は?

老人介護という重い重い問題をテーマにしているので、いろいろと考えさせられる社会派小説でもある。

しかし、本作はそれだけでなく、ミステリーとしても一級品で、構成力もストーリーテリングも申し分ない。

見事なミスリードに、私もすっかりだまされてしまいました。

ロスト・ケア (光文社文庫)
ロスト・ケア (光文社文庫)葉真中 顕

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絶叫/葉真中顕(2014)


ロスト・ケア」が傑作だったので、同じ著者の日本推理作家協会賞候補作を続けて手に取った。

本作のテーマは生活保護と保険金殺人だが、今回も著者ならではのアレンジで、素晴らしいミステリーに仕上がっている。

自室で孤独死して、その数か月後に猫に食われた姿で発見された女、陽子。

ひとりの普通の女性の壮絶な半生をたどることで、生きにくい現代社会の影にスポットが当てられていく。

今回の謎については、ほぼ予想したとおりだったのだが、陽子の生きざまにぐいぐい引っ張られて、これまた一気読みの傑作であった。

絶叫
絶叫葉真中 顕

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ひとりぼっちを笑うな/蛭子能収(2014)


漫画家でありタレントありギャンブラーでもある蛭子さんが書いたベストセラーエッセイ。

蛭子さんの「ひとりぼっちを笑うな」をやっと読んだ(オススメ!)」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。

ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)
ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)蛭子 能収

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お金があればしあわせなの?/大野正人(作) 出口保行(監修) 赤澤英子(絵)(2015)


「お金があれば幸せになれるのか?」という疑問に対して、お金の持つ意味をわかりやすく教えてくれる絵本。

貧乏なお笑い芸人コンビの前に突然現れた「お金の神様」は、使いきれないほどの大金を与えて、二人をお金持ちにする。

私も、「お金持ち=幸せ」だと思っているし、それを否定する人は偽善者に見えてしまう。

しかし、お金持ちの状態が続くと、贅沢する生活が当たり前になって、どんどん幸せを感じられなくなっていく、という話には説得力があった。

お金があった方がいいけれど、それでもやっぱり、人生お金じゃないんだよね。

お金があればしあわせなの? (こころのえ?ほん)
お金があればしあわせなの? (こころのえ?ほん)大野正人,出口保行,赤澤英子

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この5冊を加えると、今年読んだ本は8冊。

目標の80冊まで、あと72冊だ!

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