私が読んだ本をレビューする記事の第19弾。
今回も、最近読んだ
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Eテレ「ソウル白熱教室」に出演したソウル大学の人気教授による、これから社会に出る「大人初心者」のための人生指南書。
若者が読んでも勉強になると思うが、それなりの経験を積んだ大人の方が、うなずけるところが多い本だ。
もっとも心にひびいたのは、新しい下着をタンスにしまったまま、いつもゆるゆるの肌着を着て、そのまま亡くなった祖母のエピソードを描いた、「人生の先送りもほどほどに」という一節。
セミリタイアを目指している人は、一読してみてはいかがでしょう。
ただの金儲けの話なら、それほど興味はないのだが、時間との関係について書いてあるようなので、手に取ってみた。
著者は若い頃、浪費癖のせいで自己破産寸前にまで追いつめられるも、一念発起して時間を大切にする節約生活に転じて立ち直ったという経歴の持ち主。
「時間もお金も意識していないといつの間にかなくなる」「時間もお金も断りきれない人とのつきあいで失われる」「時間にルーズな人はお金もルーズ」など、その主張にはうなずけるところも多い。
特にためになったのは、自分の時間を「消費の時間」「投資の時間」「浪費の時間」に分けるという考えだ。
振り返ってみると、自分も「浪費の時間」が多いことに気づき、愕然としたのであった。
今年の大河の主役、井伊直虎の生涯を描いた、ライトノベルの旗手による戦国時代小説。
今川家の傘下で、今川の陰謀にふりまわされる井伊家を出家した身で支えた、22代領主直盛のひとり娘直虎。
彼女には、本人も理解しきれない千里眼があり、そのファンタジーな要素が、この戦国絵巻を一風変わった物語にしている。
ただ、ひとりの人間にたくさんの名前や肩書がありすぎて、混乱しまくってなかなか読み進まず、結局読了までに2ヶ月近くもかかってしまった。
このジャンルの小説って、苦手なのかも。
「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」に続く、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの完結編。
過去の事件で負った心の傷が少しだけ癒えはじめた矢先、カミーユの恋人が宝石店強盗事件に巻き込まれる。
前2作の天地がひっくり返るような展開を期待したいところだが、本作の読みどころはそこではない。
邦題のとおり、身も心も傷だらけになりながら、どんどん脱線していくカミーユ。
心を痛めながらも、彼をただ見守り寄り添い続けるしか、読者にできることはなく、ただひたすらせつない物語だった。
第45代アメリカ大統領と「金持ち父さん貧乏父さん」の著者による、金融リテラシーの必要性を説いた一冊。
「トランプ大統領とロバート・キヨサキの本を読んでみた」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。
2016年に読んだ本は、「セミリタイア3年目の抱負(読書編)」で書いたとおり、73冊で終わった。
今年の目標は80冊だが、今日現在で、まだ5冊というスローペースぶり。
なんとかペースを元に戻して、今度こそ目標を達成したいものだ。
今回も、最近読んだ
- 最高の自分をつくる人生の授業/キム・ナンド(2012)
- お金が貯まる人はなぜ時間の使い方がうまいのか/田口智隆(2012)
- 剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎/高殿円(2012)
- 傷だらけのカミーユ/ピエール・ルメートル(2012)
- あなたに金持ちになってほしい/ドナルド・トランプ ロバート・キヨサキ(2006)
最高の自分をつくる人生の授業/キム・ナンド(2012)
Eテレ「ソウル白熱教室」に出演したソウル大学の人気教授による、これから社会に出る「大人初心者」のための人生指南書。
若者が読んでも勉強になると思うが、それなりの経験を積んだ大人の方が、うなずけるところが多い本だ。
もっとも心にひびいたのは、新しい下着をタンスにしまったまま、いつもゆるゆるの肌着を着て、そのまま亡くなった祖母のエピソードを描いた、「人生の先送りもほどほどに」という一節。
あなたが大切にしているものは、いつまで先延ばしにすればいいのだろう。いつか時期がきたら…、そう思って先延ばしにしているその計画は、あなたが死んでしまったら、一握りの灰と一緒に煙とともに飛んでいってしまう。
(289-290ページ)
セミリタイアを目指している人は、一読してみてはいかがでしょう。
最高の自分をつくる人生の授業 | |
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お金が貯まる人はなぜ時間の使い方がうまいのか/田口智隆(2012)
ただの金儲けの話なら、それほど興味はないのだが、時間との関係について書いてあるようなので、手に取ってみた。
著者は若い頃、浪費癖のせいで自己破産寸前にまで追いつめられるも、一念発起して時間を大切にする節約生活に転じて立ち直ったという経歴の持ち主。
「時間もお金も意識していないといつの間にかなくなる」「時間もお金も断りきれない人とのつきあいで失われる」「時間にルーズな人はお金もルーズ」など、その主張にはうなずけるところも多い。
特にためになったのは、自分の時間を「消費の時間」「投資の時間」「浪費の時間」に分けるという考えだ。
振り返ってみると、自分も「浪費の時間」が多いことに気づき、愕然としたのであった。
お金が貯まる人はなぜ時間の使い方がうまいのか | |
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剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎/高殿円(2012)
今年の大河の主役、井伊直虎の生涯を描いた、ライトノベルの旗手による戦国時代小説。
今川家の傘下で、今川の陰謀にふりまわされる井伊家を出家した身で支えた、22代領主直盛のひとり娘直虎。
彼女には、本人も理解しきれない千里眼があり、そのファンタジーな要素が、この戦国絵巻を一風変わった物語にしている。
ただ、ひとりの人間にたくさんの名前や肩書がありすぎて、混乱しまくってなかなか読み進まず、結局読了までに2ヶ月近くもかかってしまった。
このジャンルの小説って、苦手なのかも。
剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 (文春文庫) | |
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傷だらけのカミーユ/ピエール・ルメートル(2012)
「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」に続く、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの完結編。
過去の事件で負った心の傷が少しだけ癒えはじめた矢先、カミーユの恋人が宝石店強盗事件に巻き込まれる。
前2作の天地がひっくり返るような展開を期待したいところだが、本作の読みどころはそこではない。
邦題のとおり、身も心も傷だらけになりながら、どんどん脱線していくカミーユ。
心を痛めながらも、彼をただ見守り寄り添い続けるしか、読者にできることはなく、ただひたすらせつない物語だった。
傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4) | |
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あなたに金持ちになってほしい/ドナルド・トランプ ロバート・キヨサキ(2006)
第45代アメリカ大統領と「金持ち父さん貧乏父さん」の著者による、金融リテラシーの必要性を説いた一冊。
「トランプ大統領とロバート・キヨサキの本を読んでみた」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。
あなたに金持ちになってほしい | |
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2016年に読んだ本は、「セミリタイア3年目の抱負(読書編)」で書いたとおり、73冊で終わった。
今年の目標は80冊だが、今日現在で、まだ5冊というスローペースぶり。
なんとかペースを元に戻して、今度こそ目標を達成したいものだ。
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