ブログのネタを探していたら、タイトルの質問に対して回答している記事を見つけた。

答えたのは、ある会社の経営者だ。

そこで考えた。

もしも私が同じ質問をぶつけられたら何と答えるだろうか、と。



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2016111701

「働いたら負け」がウソである6つの根本理由~「カネがあれば仕事しない」では人生間違える
とある会社のインターンに参加した学生の1人が、インターン終了後、私にあるメールを送ってきた。(中略)そのなかに、ある質問が含まれていた。(中略)その質問とは、オブラートに包まれてはいたが、要約すれば、「なんで働かないといけないんですか?」という質問だった。
(東洋経済オンライン 2016/11/15)

この質問に対する経営者の回答は、次の6つ。
  1. 働くことは、おカネをもたらす
  2. 働くことは、明確な目標をもたらす
  3. 働くことは、出会いをもたらす
  4. 働くことは、学びをもたらす
  5. 働くことは、信用をもたらす
  6. 働くことは、自信をもたらす

詳細は元記事を読んでいただくとして、この意見に私はほぼほぼ同意する。

私もサラリーマンとして働いて、この6つを手に入れることができたから。

働くことにこういう意義を見出している人々の努力に、日本の社会は支えられているのだ。

今の私にとってはありがたい限りである。



さて今度は、セミリタイアした立場でこの問題を考えてみたい。

まだ働いてもいないのにこういう疑問を持ってしまった学生に対しては、「まずは働いてからだ」と言いたくなるのが正直なところ。

働いた結果、お金を稼ぐことができて、目標を達成する喜びを知って、いろんな人と出会って、いろんなことを学んで、他人から信用されて、自分に自信が持てて…って、どれも自分で経験して初めて理解できることばかり。

だからまず働け。

以上、終了。



…ひどい回答だね。

無職のおっさんからこんな説教をされたら、「どの口で言うか」が殺到することだろう。

なのでここは無礼な前言を撤回して、違う回答をしてみたい。



いつから考え始めたのか定かではないが、就職する前から私の頭の中にはひとつの強い概念があった。

それは、「労働とは罰である」というもの。

労働懲罰説は海外ではかなり一般的で、そのルーツはキリスト教にあるらしい。(諸説あり)

アダムとイヴが禁断の果実を食べた罪なのか、はたまた自分自身が前世でやらかしたとんでもない罪なのか、とにかくそういうものを償うために人は働かなければいけないというのだ。

苦痛だしイヤなんだけど避けては通れないもの、それが労働。

もう理屈じゃないんだけど、そう考えるとなぜかしっくりくるのよね。

キリスト教信者でもないのに。


しかし、そうは言っても身に覚えのない罪だし、いつまでも罰を受け続けるのは可能な限り避けたかった。

だから、具体的な不満のあるなしに関係なく「刑期を早く切り上げたい!」という考えが、頭の片隅にいつもあったのよね。

私がセミリタイアを目指したのは、当然といえば当然のことなのだ。


私の刑期は当初40年もあったのだが、模範囚に徹することで自ら23年に縮めた。

短くなったとはいえ、自由を手に入れるために戦った艱難辛苦の23年間だ。

なかなか重い罰だったなーと思うけど、それでもセミリタイアできたので、まだ恵まれている方なのかも。



というわけで、「なんで働かないといけないんですか?」という質問に対する私の回答は、「罪を償うため」

そして補足として、「罪を償えば自由になれる」を付け加えたい。


Do As Infinity の曲にこんなフレーズがある。

自由は与えられるものじゃなくて、この手でつかむものと気づいたから
Do As Infinity "new world"



「自由をこの手でつかむため」というのは、冒頭の質問に対する回答としてはちょっと抽象的すぎるかな?

でも、まあいいや。

これが私の経験に基づく唯一の答えだから。


追記1

罪だの罰だの刑期だのダークな表現の多い記事ですが、ブラック企業のことを書いているわけではありません。

当然のことながら、ブラック企業を是認しているわけでもありません。

勘違いする人がいるかもしれないので、念のため。


追記2

この記事を書き終わってから、retire2kさんが同じネタで先に記事を書いていたことを知った。

事前に読んでいたらこんなドヤ顔な記事は書かなかったのに…と後悔したけど、せっかく書いたので公開しちゃいます。

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