自分の思い通りにはなかなか生きられない現代社会。

そんな世の中だから、自由って無条件で歓迎すべきものと思っていた。

ところが、そう考えない人もいるという事実を教えてくれる、目からうろこな記事を読んだ。



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2016110301


「自由な働き方がいい」と社員が言っても鵜呑みにしてはいけない 優しく縛ってあげる方が自律化への近道になる
自由とは求めるもの、欲するものであり、決してそこから逃げたくなるものではないと思っていました。しかし(中略)今では「自由とは怖いものだ」としみじみ感じています。なぜなら、自由にしていいよ、というのは、それを言われた人にとって、ある種のプレッシャーであり、負担であり、脅迫でもあるからです。
(キャリコネニュース 2016/11/2)


この記事によれば、
自由にしてもいいということは、裏を返せば、「何も指示されない」「何も教えてくれない」「道筋を示されない」ということ
であり、
会社の中での自由は、ほとんどの場合「自己責任」という言葉が伴い、「自由にやっていいけど、わかってるだろうね。その代わり、結果はあなた自身に取ってもらうよ」と脅されている
という話らしい。

また、
経営者という人種には「自由が大好き」という変わった人が多い
のだが、
経営者の自由好きが高じて職場の自由化が進んでも、多くの人にとってはありがた迷惑で、むしろ、自由にしろ、ではなく、もっといろいろと指示して教えてほしいと思う人の方が大半
だそうだ。


ふーん、そうなんだ。

世の中の会社員のほとんどは、自由なんていらないと思ってるんだ。



……

………

それ、ホント?

筆者がそう考えているのは別にかまわない。

それが日本人全部に当てはまるとは思えないんだが。



私の23年間の転勤生活の中で、楽しかった職場の共通点は、何をおいても、自由に仕事ができる環境だったところだ。

前任者のやり方を参考にしながらも、たいていは自分がやりやすく、効率的で効果的な方法を模索して、一から仕事を構築していった。

もちろん会社組織だから制約も多々あったけれど、そんな中でも、自分のやり方で進められる仕事はやりがいがあった。


逆に、前例踏襲主義で、あれもダメこれもダメと、自分の裁量範囲が極端に小さい職場は、何をしてもつまらなかった。

これは、仕事の内容というよりも、その時の上司によるところが大きい。

懐が広く、なんでも任せてくれる人の下でする仕事は張り合いがある一方、ワンマン体制で、部下は駒以下の存在でしかないと考えるバカの下では、やる気なんか起きるわけがない。

それが、普通の感覚だと思っていた。

「自由には責任が伴う」なんて当たり前の話で、それでも手に入れたいのが自由だと。



しかしこの記事によると、そんな人は実際には少数派で、大半は、ランチのメニューを選ぶのも面倒くさがるような自主性のない人だと言う。

もしこれが本当なら、私の感覚の方がおかしいのだろう。


でも、そう考えると、会社組織ってそういう人の集まりだと言えるかもしれないね。

「自由になるくらいだったら、他人に雇われて仕事をしていた方が楽」という人が多いから、日本の会社社会は成り立っているんでしょう。

「定年なんて自分で決めるもの」という私の考えよりも、「定年が60歳じゃあ早すぎる。65歳でも不安だ。できれば一生会社にいたい」という人の方が、今の世の中多いんだもんね。

自由を謳歌するセミリタイアなんて生き方が、いつまでたっても支持も理解もされないはずだよ。



ただ、セミリタイアが主流になるような社会は、早晩滅びると思うので、このまま少数派でもいいかな。

このブログは、マイノリティリポート(少数意見)ということで、自由好きおじさんのひとりごとを、これからも細々と発信していきたいと思います。


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