観た映画をレビューする記事の第47弾。

今回も、最近観たの5本を紹介したい。

(ネタバレはありません)



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cinema

<試写会で鑑賞>


少女(2016)


「人が死ぬのを見てみたい」と願う女子高生のひと夏の出来事を描く、湊かなえの100万部超えベストセラーの映画化。

原作の読了直前に映画を観たので、人物設定やストーリーの流れがすんなり入ってきた一方、ラストは初見のドキドキ状態で鑑賞できた。

なんといっても湊かなえなので、立ち直れないほどのバッドエンディングを覚悟していたのだが、覚悟しすぎだったようだ。

主演の本田翼の、いつもの明るさを封印した能面演技は、なかなか迫力があって印象的。

さえないおっさんを演じた稲垣吾郎も、原作とはイメージが違ったのだが、意外にはまり役だった。



<劇場で鑑賞>


ハドソン川の奇跡(2016)


2009年の旅客機ハドソン川不時着事故の知られざる実話を描いた、御年86歳のイーストウッド監督最新作。

全エンジンが停止した飛行機をとっさの判断で着水させ、155人の命を救ったサレンバーガー機長は、事故調査委員会から判断の誤りを追及される。

「命を張って難事を成し遂げた英雄に対し、頭でっかちの連中が何をバカなことを」と、憤慨せずにはいられないお話だ。

原因究明の仕事も大変なんだろうけど、苦渋の表情を見せるトム・ハンクスの前では、ただの悪人にしか見えません。

監督にしては短めの上映時間(96分)だが、過不足はまったくなく、ドラマティックな映画を見せてもらった。

機長、究極の決断 (静山社文庫)
C・サレンバーガー
静山社


スーサイド・スクワッド(2016)


バットマンVSスーパーマン」後のゴッサム・シティを舞台に、DCコミックスの悪役集団が世界を救うさまを描くアメコミアクション。

人類では太刀打ちできない邪悪な存在に、「目には目を」ということで、刑務所から極悪人をリクルートして結成したのが、「スーサイド・スクワッド」だ。

こういうハチャメチャな映画って嫌いじゃないと思ってたんだけど、なぜかあんまり乗り切れず、見せ場なのに船を漕ぎそうになったりもした。

やっぱり私はDCよりも、マーベル派なんだなあ。

真面目時代とのギャップが激しいハーレ・クインだけは、ずっと観ていても飽きなかったけど。

スーサイド・スクワッド・サウンドトラック
サントラ コンフィデンシャルエムエックス feat.ベッキー・ハンソン
ワーナーミュージック・ジャパン (2016-08-24)


<自宅で鑑賞>


フロスト×ニクソン(2008)


ウォーターゲート事件によって辞任したニクソン元大統領と、彼へのインタビューで再起を図る司会者フロストの息詰まる攻防を描いた、ロン・ハワード監督による実話の映画化。

ニクソンから謝罪の言葉を引き出そうとするフロストだが、元大統領の方が一枚も二枚も上手で、回を追うごとにフロストは追いつめられていく。

二人ともソファに座って話しているだけなのに、まるでボクシングの試合を観ているかのようなトーク・バトルだった。

フロストを演じたマイケル・シーンのお調子者っぷりもいいのだが、やはり特筆すべきは、ニクソンを演じたフランク・ランジェラだ。

世間のイメージどおりのしたたかでいやらしい男なのに、なぜか「敵ながらあっぱれ」といいたくなる好敵手ぶりは、手放しでほめたくなる名演技だった。



追憶の森(2015)


マシュー・マコノーヒーと渡辺謙が富士の樹海をさまよい歩くミステリードラマ。

死に場所を求めて来日したアーサーは、青木ヶ原樹海で日本人のナカムラタクミに出会ったことで、心境が変化していく。

これは、ネタバレを避けようとすると、何を書いたらいいか迷ってしまう類の映画だ。

それでもひとつだけ書くとしたら、私が脚本家なら、アレを○○○じゃなくて□□□にするね。(うーん、書きたい!)

その方が、日本人としてはしっくり来るんだもの。(観た人ならわかると思うんだけど…)




この5本を加えると、今年観た映画は175本になった。

目標の300本まで、あと125本だ!

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