5/22の日曜日に放送されたNHKスペシャル人生の終い方

番組進行役の歌丸師匠が「笑点」の司会を降りたその夜に放送するなんて、NHK狙ったな?

私もつい最近命の危険を感じたばかりなので、ちょっと真剣に見ることにした。



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人生の終末における生きざまが紹介されていたのは、次の方々。
  • 漫画を描くのをやめて、家族との写真を撮りまくった水木しげる
  • 定年後3年でがん宣告を受け、家族に手紙を残すことにした郵便局員
  • 五代目圓楽から「頼む」と言われ、今度は自分がそれを言う番になったと感じている桂歌丸
  • 末期がんを宣告されてから、大学教授に転身して後進の育成に努めた裁判官
  • がんだったことを誰にも言わずに孤独死を選んだ、動物好きのトラック運転手
  • 末期がんでも入院せずに、知的障害を持つ娘の面倒を見続けた居酒屋の女将
  • 末期がんの状態で家族旅行に出て、頑張る姿を子供たちの心に刻みつけた35歳の男性

特に若くして亡くなった最後のケースは、泣くまいと思っていても涙を止めることはできず。

葬儀の場面で、棺の中の父親に6歳の娘が泣きながらこう言うのだ。

「頑張るね、パパ。パパがいなくても大丈夫だからね。心配しないでいいよ」

そして、唇をキッと結んで泣くのをこらえながら父親を見つめる9歳の兄。

こんなの見せられたら、ちょっとつらいわ。


2番目に出てきた郵便局員の男性も考えさせられるものがあった。

定年までしっかり働いて、これから奥さんと旅行にでも行こうと考えていた矢先のがん宣告。

すっかりやせ細って、鼻にチューブで寝たきりの姿は痛々しい。

そこで思い浮かんだのは、「もっと前にこうなるとわかっていたら、この人は定年まで働き続けたのだろうか?」という疑問だ。

これが怖いから私はセミリタイアしたようなもの。

この人が何の後悔もなく旅立ったことを祈るばかりだ。


紹介時間は一番短かったけど一番身につまされたのが、5番目のトラック運転手のケースだ。

この男性の妹からの投稿だったが、私にも離れて暮らす妹がいるので、なんだか自分の将来を見ているような気がしちゃった。

でももし私ががんになったらちゃんと言いますので、そのときはよろしくお願いします。(>妹)



死の間際に立った時に考えるのは、家族がいれば家族のことだし、仕事をしていれば仕事のことらしい。

それが弱った心の支えにもなるのだろう。

どっちも持たない私は、いざその時になったら一体何を考えるのかな?

きっとそれは、きれいな引き際なんじゃないかと思う。

家族がいないと言っても、母や妹、義弟や甥っ子もいるわけだし、ちゃんと把握していないけど親戚だっている。

この人たちになるべく迷惑をかけないように、この世を去りたいものだ。

そうなると、やはり早いうちにエンディングノートぐらい作っておかないといかんかな。


あとは、「やり残したことを少しでも減らすために毎日をちゃんと生きなきゃ」と感じた、もうすぐ47歳のおじさんなのでした。


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