私が読んだ本をレビューする記事の第12弾。

今回も、最近読んだ の5冊を紹介したい。

(ネタバレはありません)

【スポンサード リンク】


reading


我輩はカモである/ドナルド・E・ウェストレイク(1967)


アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞した、軽快なタッチのコミック・クライム・ノベル。

次から次へとカモられ続ける男に、見ず知らずの叔父の遺産がころがりこみ、怪しげな連中に命を狙われ出す。

あんなにだまされていながら、飽きずにまた詐欺の被害に遭ってしまう不運の男、フレッド・フィッチ。

この小説がこんなに面白いのは、複雑なストーリーもさることながら、こんなにどうしようもなくて、こんなにおかしい主人公を創造した点にある。

50年も前の作品が、いまだにこれだけ大笑いできるのは、名作の証拠だろう。

我輩はカモである (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)
我輩はカモである (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)ドナルド・E・ ウェストレイク,Donald E. Westlake,池 央耿

Amazonで詳しく見る


心がふわっと軽くなる50の言葉 ~大丈夫、そばにいるよ~/加納亜希(2011)


パフォーマンスコーチなる肩書を持つ著者による、ポジティブメッセージ満載の一冊。

MJ BOOK CAFE」の本棚にあったので、カフェオレを飲みながら、セミリタイア向けの言葉を探してみた。

セミリタイアする一歩が踏み出せない人には、「ほんの少し決める勇気があればいい」。

社会の常識やルールに縛られている人には、「自分で決めていいんだよ」「自分の気持ちが基準なんだ」。

耳触りのよい言葉がならんでいるので、何かで悩んでいる人は、元気をもらえるかもしれない。

心がふわっと軽くなる50の言葉 ~大丈夫、そばにいるよ~
心がふわっと軽くなる50の言葉 ~大丈夫、そばにいるよ~加納亜季

Amazonで詳しく見る


オーブランの少女/深緑野分(2013)


直木賞や本屋大賞の候補となった「戦場のコックたち」の著者のデビュー作。

ミステリーズ!新人賞で佳作入選した表題作を含む、5編の短編が集められている。

「オーブランの少女」は、当初SFかファンタジーだと勝手に思っていたのだが、こちらの安易な想像をはるかに超える着地点に感嘆した。

ゴシックなロンドンが舞台の「仮面」、定食屋で話が展開する「大雨とトマト」、昔の女学校で繰り広げられる「片思い」、架空の国の格差社会を描いた「氷の皇国」と、他の4編もバラエティに富んでいる。

ミステリーというより、謎めいたお話と言った方がしっくりくる、深い余韻に満ちた物語の数々を堪能した。

オーブランの少女 (創元推理文庫)
オーブランの少女 (創元推理文庫)深緑 野分

Amazonで詳しく見る


バルーン・タウンの殺人/松尾由美(1994)


人工子宮の利用が進んだ社会で、自然出産を望む妊婦だけが集まる街、それがバルーン・タウン。

そこで起きた事件の謎を、妊婦探偵と非妊婦刑事が解き明かす、和製SFミステリーシリーズの第1弾。

5編の短編が収録されており、扱う事件も、殺人、密室、暗号など幅広い。

しかも、ドイルやクリスティ、ヒッチコックへのオマージュもふんだんに盛り込まれていて、作者のミステリー魂も感じることができる。

本格ミステリーでありながら、女性らしい柔らかさとユーモアにもあふれていて、SFや推理小説は苦手という向きにも読んでもらいたい秀作だった。

バルーン・タウンの殺人 (創元推理文庫)
バルーン・タウンの殺人 (創元推理文庫)松尾 由美

Amazonで詳しく見る


ドウエル教授の首/アレクサンドル・ベリャーエフ(1926)


ロシア初の専業SF作家、ベリャーエフの処女作。

「バルーン・タウンの殺人」の中の一編に出てくるA.I.に、ドウエル教授という名前がつけられていたので、興味がわいて読んでみた。

タイトルのとおり、ドウエル教授は首だけで生かされており、この実験で名声を得たい部下のケルン教授、そのやり方に疑問を持つ新人助手のマリーのほか、さらなる生首や敵味方が登場して、話はスリリングに進んでいく。

90年も前の作品だし、首だけ人間なんて古典SFっぽい発想だと思ったけど、ハードSFとサスペンス小説のいいところをあわせもっていて、読み進めると意外に面白かった。

もう少し科学が進歩すれば、こんな話も実現しそうな気がするが、やっぱり首だけじゃ生きてる感じはしないだろうなあ。

ドウエル教授の首
ドウエル教授の首アレクサンドル・ベリャーエフ,袋一平

Amazonで詳しく見る


この5冊を加えると、今年読んだ本は41冊。

目標の120冊まで、あと79冊だ!

↓↓↓↓↓ランキング参加中↓↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ
にほんブログ村

人気ブログランキング