今年の本屋大賞が発表され、昨日から今日にかけて一斉に報道された。

栄冠に輝いたのは、宮下奈都の「羊と鋼の森」

直木賞の候補にもなった小説だ。

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2016041301

他のノミネート作品は、以下のとおり。
  • 朝が来る/辻村深月
  • 王とサーカス/米澤穂信
  • 君の膵臓をたべたい/住野よる
  • 教団X/中村文則
  • 世界の果てのこどもたち/中脇初枝
  • 戦場のコックたち/深緑野分
  • 永い言い訳/西川美和
  • 火花/又吉直樹
  • 流/東山彰良

「書店員が読んでほしい本」を決めるこのイベントは、「書店員が売りたい本」を選ぶ重要な会議でもある。

そういう意味では、芥川賞や直木賞を獲って、すでに売れている「火花」と「流」は、選ぶ理由に乏しい。

ちょっと物騒なタイトルの住野よる、3年連続本屋大賞にノミネートされている辻村深月、「このミス」連覇中の米澤穂信、海外の評価が高い中村文則あたりかなー、と予想していた。(どれも読んでないけど)

ふたを開けてみれば、意外なトップ当選。

え? 宮下奈都って誰?である。

2012年の本屋大賞で、「誰かが足りない」が7位になったそうだが、言われてはじめて「そうでしたか」という感じだ。


こんなダークホースだからこそ、売れるのびしろがあると踏んだのかな。

だって、他の候補者は全員それなりに知名度があるし、そこそこ売れてるもんね。

ちょっと打算的なものを感じる結果であった。

ただ、受賞作自体はいい作品らしいので、これを機会に読んでみようかという気にはなったね。


よし、図書館に予約してみよう!

札幌市図書館にログインして予約登録してみると、出てきた順番はなんと…

959!

こりゃ、永遠にまわってこないな。

ブックオフに出回るの待つ方が早いかも。



昨年の記事でも書いたが、ここで本屋大賞受賞作の読了状況をチェックしたい。

○ 第1回(2004年) 博士の愛した数式/小川洋子
△ 第2回(2005年) 夜のピクニック/恩田陸
△ 第3回(2006年) 東京タワー/リリー・フランキー
△ 第4回(2007年) 一瞬の風になれ/佐藤多佳子
○ 第5回(2008年) ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎
○ 第6回(2009年) 告白/湊かなえ
○ 第7回(2010年) 天地明察/冲方丁
○ 第8回(2011年) 謎解きはディナーのあとで/東川篤哉
○ 第9回(2012年) 舟を編む/三浦しをん
○ 第10回(2013年) 海賊とよばれた男/百田尚樹
× 第11回(2014年) 村上海賊の娘/和田竜
× 第12回(2015年) 鹿の王/上橋菜穂子
× 第13回(2016年) 羊と鋼の森/宮下奈都

(○は読了、△は積ん読、×は未読(持っていない))

所有率は76%(昨年は75%)、読了率は53%(昨年は41%)だ。

昨年の本屋大賞発表以後、「博士の愛した数式」と「海賊とよばれた男」を読んだので、積ん読・未読は6冊となった。


なお、本屋大賞を受賞した作品は、映画化される運命にある。

今のところ「舟を編む」までが公開済み(「一瞬の風になれ」だけドラマ化のみ)で、現在、「海賊とよばれた男」の製作が進んでいる。

監督が山崎貴で主演が岡田准一という、同じ百田原作の「永遠の0」コンビが再びタッグを組んでいる。

派手な戦闘シーンはない代わりに、昭和の日本が復興していくさまを、「ALWAYS」のようなパノラマで見せてくれるのだろう。

今から12月の公開が楽しみだ。


羊と鋼の森羊と鋼の森
宮下 奈都

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