え? 180度の間違いじゃないのかって?
それは、この記事を最後までお読みいただきたい。
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先日、国民健康保険への切り替え手続きを済ませた。
これによって、年18万円の家計節約になる予定だ。
そこで気になっていたのが、もうひとつの社会保障、国民年金だ。
国民年金に対する考えは、このブログの早い時期の、「ねんきん定期便が届いた」という記事に書いた。
老後の収入を確保するために、セミリタイア後も保険料を払い続けていく、というのが基本方針だった。
なので、会社を辞めたらすぐに区役所へ行って、国民年金の支払い手続きを終えたし、保険料も2年前納を選んだので、来年の3月まではすでに払い終わっている。
しかし最近、考えがちょっと変わってきた。
去年は、退職金や失業手当もあったので、退職時の資産を大きく取り崩さずに済んだのだが、今年は微々たる家賃収入のみで、去年のような臨時収入はない。
いよいよ、資産食いつぶし型のセミリタイア生活が本格スタートするのだ。
シミュレーションですでにわかっていたことだけど、お金が減っていくのを見るのは、やはり気持ちのいいものではない。
健康保険のように、大ナタをふるえる支出はないものだろうか?
そこで浮上したのが、国民年金の保険料免除だったのだ。
会社を辞めて収入が激減した私には、免除の方法が2つある。
ひとつは失業による全額免除、もうひとつは前年所得が一定額以下である場合の免除だ。
今回、私が申請を考えたのは、前者の失業による免除の方。
保険料を支払っていなければ、昨年1月の退職時にさかのぼって免除も可能だったのだが、前納しちゃっていたので、そこは免除にならないみたい。
一方、申請月以降の分は免除になるので、将来の前納分については返還されるようだ。
前納を途中でやめちゃうわけだが、過去の割引分を返せとも言われないらしい。
保険料が返ってきたら、いい臨時収入になるなー。
失業を理由にした免除は、離職票や雇用保険受給資格証などの書類がそろっていれば、その年の収入は関係なく認められるとのこと。
私の場合は、最大で来年6月まで全額免除が可能だ。
しかも、保険料は全額免除でも、年金額には2分の1が反映されるのだ。
へー、なんだか太っ腹ね。
ここで私は、1年分の保険料を免除申請した場合としなかった場合の、損得シミュレーションをやってみた。
その結果がこちら。

【シミュレーションの基礎データ】
全額免除の場合は、9,750円の年金が毎年増えていく。
これに対し、免除申請をしなかった場合は、毎年19,500円が増えていくものの、前納保険料188,030円を差し引くと、しばらくは赤字が続く。
この初期投資を上回るのは、10年目の74歳の時だ。
ただし保険料を支払うと、社会保険料控除を受けられるので、その税金軽減分を考慮する必要がある。
おおまかに、所得税を5%、住民税を10%で計算すると、28,205円の税金を支払わずに済むのだ。
この金額を反映すると、9年目の73歳の時に元を取ることができる。
2通りの年金の増え方を比較すると、80歳になるまでは全額免除の方が、それ以上長生きした場合はちゃんと支払った方がお得、という結果になった。
これを見て、私の気持ちは固まった。
免除申請しよう!
なぜなら、免除の方が元を取るまで待つ必要がないし、逆転したあとの差もそれほど大きくないから。
それに加えて、今の年金額が減ったり、支給開始が先延ばしになる不安もあって、国にお金を預けるのが怖いという理由もある。
当面の出費が抑えられるというのも、セミリタイア的にはありがたいしね。
というわけで、4月のある日、私は区役所へ行って、全額免除の申請をしてきた。
書いた書類は、免除申請書と口座振替辞退書の2枚だけ。
これに、雇用保険受給資格証をつけて提出すると、ものの10分もかからずに、手続きは終わった。
180度方針を転換したわけだが、これで新しい一歩を踏み出すことができた!
よかったよかった!
…しかしなぜか、私の心は今ひとつ晴れなかった。
⇒⇒⇒「国民年金の方針を360度変更した~完結編」へ続く。
(続くのかい!)
それは、この記事を最後までお読みいただきたい。

先日、国民健康保険への切り替え手続きを済ませた。
これによって、年18万円の家計節約になる予定だ。
そこで気になっていたのが、もうひとつの社会保障、国民年金だ。
国民年金に対する考えは、このブログの早い時期の、「ねんきん定期便が届いた」という記事に書いた。
老後の収入を確保するために、セミリタイア後も保険料を払い続けていく、というのが基本方針だった。
なので、会社を辞めたらすぐに区役所へ行って、国民年金の支払い手続きを終えたし、保険料も2年前納を選んだので、来年の3月まではすでに払い終わっている。
しかし最近、考えがちょっと変わってきた。
去年は、退職金や失業手当もあったので、退職時の資産を大きく取り崩さずに済んだのだが、今年は微々たる家賃収入のみで、去年のような臨時収入はない。
いよいよ、資産食いつぶし型のセミリタイア生活が本格スタートするのだ。
シミュレーションですでにわかっていたことだけど、お金が減っていくのを見るのは、やはり気持ちのいいものではない。
健康保険のように、大ナタをふるえる支出はないものだろうか?
そこで浮上したのが、国民年金の保険料免除だったのだ。
会社を辞めて収入が激減した私には、免除の方法が2つある。
ひとつは失業による全額免除、もうひとつは前年所得が一定額以下である場合の免除だ。
今回、私が申請を考えたのは、前者の失業による免除の方。
保険料を支払っていなければ、昨年1月の退職時にさかのぼって免除も可能だったのだが、前納しちゃっていたので、そこは免除にならないみたい。
一方、申請月以降の分は免除になるので、将来の前納分については返還されるようだ。
前納を途中でやめちゃうわけだが、過去の割引分を返せとも言われないらしい。
保険料が返ってきたら、いい臨時収入になるなー。
失業を理由にした免除は、離職票や雇用保険受給資格証などの書類がそろっていれば、その年の収入は関係なく認められるとのこと。
私の場合は、最大で来年6月まで全額免除が可能だ。
しかも、保険料は全額免除でも、年金額には2分の1が反映されるのだ。
へー、なんだか太っ腹ね。
ここで私は、1年分の保険料を免除申請した場合としなかった場合の、損得シミュレーションをやってみた。
その結果がこちら。

【シミュレーションの基礎データ】
- 老齢基礎年金額…780,100円(平成28年4月時点)…A
- 保険料払込み1年あたりの年金額…A÷40年≒19,500円…B
- 免除の場合の年金額…B÷2=9,750円
- 1年あたりの前納保険料…376,060円÷2年=188,030円…C
- 社会保険料控除による税金軽減率…15%(所得税5%、住民税10%)
- 社会保険料控除による税金軽減額…C×15%≒28,205円
- 年金受取開始…65歳
- インフレ等、その他の影響は考慮しない
全額免除の場合は、9,750円の年金が毎年増えていく。
これに対し、免除申請をしなかった場合は、毎年19,500円が増えていくものの、前納保険料188,030円を差し引くと、しばらくは赤字が続く。
この初期投資を上回るのは、10年目の74歳の時だ。
ただし保険料を支払うと、社会保険料控除を受けられるので、その税金軽減分を考慮する必要がある。
おおまかに、所得税を5%、住民税を10%で計算すると、28,205円の税金を支払わずに済むのだ。
この金額を反映すると、9年目の73歳の時に元を取ることができる。
2通りの年金の増え方を比較すると、80歳になるまでは全額免除の方が、それ以上長生きした場合はちゃんと支払った方がお得、という結果になった。
これを見て、私の気持ちは固まった。
免除申請しよう!
なぜなら、免除の方が元を取るまで待つ必要がないし、逆転したあとの差もそれほど大きくないから。
それに加えて、今の年金額が減ったり、支給開始が先延ばしになる不安もあって、国にお金を預けるのが怖いという理由もある。
当面の出費が抑えられるというのも、セミリタイア的にはありがたいしね。
というわけで、4月のある日、私は区役所へ行って、全額免除の申請をしてきた。
書いた書類は、免除申請書と口座振替辞退書の2枚だけ。
これに、雇用保険受給資格証をつけて提出すると、ものの10分もかからずに、手続きは終わった。
180度方針を転換したわけだが、これで新しい一歩を踏み出すことができた!
よかったよかった!
…しかしなぜか、私の心は今ひとつ晴れなかった。
⇒⇒⇒「国民年金の方針を360度変更した~完結編」へ続く。
(続くのかい!)
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