3月3日に放送された「ぐるぐるナインティナイン」で、「おひとり様休日倶楽部」という企画を観た。
岡村隆史・TOKIO城島茂・バカリズムの独身タレント3人組が、「このまま結婚せず、無趣味のまま老後を迎えたら悲惨だ」ということで、新しい趣味を探すコーナーだ。
この3人が道東の釧路まで行って体験したのは、バードウォッチングだった。
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案内するのは、外見はチャラ男のプロバードウォッチャー、鳥くん。
「見たら絶対感動する野鳥」として挙げられたオオワシ・タンチョウ・エゾフクロウの3種制覇をミッションとして、一行は釧路湿原へ向かう。
簡単には見つからないという触れ込みだったが、最終的にすべての種類に出会うことができ、その勇姿をしっかりとカメラに収めて番組は終了した。
知らない世界を紹介するという意味では大成功のロケだったのだが、結局3人の琴線に触れるところまでは行かなかったようだ。
大人になってからの趣味探しはやはり難しいみたいね。
実際のところ、世間一般的な老後の趣味って一体何なんだろう?
ネットにはさまざまな調査結果が見つかったので、いくつか拾ってみたい。
調査対象がそれぞれ異なるのでいろんな回答が並んでいるが、圧倒的なのはやはり旅行だ。
忙しかった現役時代を終えて、やっとまとまった時間が取れるようになると、人は旅に出たくなるのだろうか。
夫婦ならふたりで旅行するというのがスタンダードだろうし、もちろんひとり旅もやってみると楽しいものだ。
体を動かすことが上位に入ってくるのは、健康を考えてのことだろう。
集団スポーツなら他人との交流もできて一石二鳥だし。
それ以外はひとりでするものが多く、まさに趣味という感じ。
これだけたくさんの趣味があるのだから、どれかひとつぐらいは没頭できる楽しみがありそうなものだ。
しかし世の中にはそうじゃない人が相当数いるようで…
仕事にアイデンティティーや生きがいを感じる人ほどこういう考え方になるのは、わからないでもない。
仕事に殉じる人生をよしとする人に対して批判するつもりも毛頭ない。
それもひとつの価値観に基づく生き方だからね。
だから「仕事以外に興味がなくて、趣味と言えるものはない」という人に、「老後のために趣味を見つけておいた方がいいよ」というアドバイスはあまり意味がないように思える。
「仕事でもないのに心の中から湧き上がってきて、こんなに夢中になれるもの」こそが趣味であって、努力して無理やり見つけるものじゃないはず。
無理やり見つけたところで、仕事レベルの使命感を持てない限りは心底夢中になんかなれないでしょ。
私だってバードウォッチングにはこれっぽっちも興味がわかないもの。
私の場合は幸か不幸か、昔から多趣味だった。
小さい頃からいろんなものを集めてみたり、図書館に入り浸ったり、テレビにかじりついたり、映画館に足繁く通ったり、音楽に聴き入ったりしていた。
すでに興味をなくしてしまったものもあるが今でも好きでいるものも多く、その中のいくつかはセミリタイアするに当たっての原動力となった。
このブログでも散々書いてきたのでここで改めて列挙はしないけど、趣味に対する強い思いがあったからこそ私はセミリタイアしたのだ。
だから「老後に何をしたらいいかわからない」という、悩みなのか不安なのかわからないものを抱いている人を見てもその気持ちは全然理解できないし、ましてや有効なアドバイスなんて不可能。
「ないならないでいいんじゃない?」ぐらいしか言えないね。
そういう人は老後なんて捨てちゃって、仕事やボランティアに生きがいを見つけた方がずっといい。
一生現役でいるつもりのない私は、できるだけ健康を維持して、好きなことを好きなだけする生活を続けていきたいです。
岡村隆史・TOKIO城島茂・バカリズムの独身タレント3人組が、「このまま結婚せず、無趣味のまま老後を迎えたら悲惨だ」ということで、新しい趣味を探すコーナーだ。
この3人が道東の釧路まで行って体験したのは、バードウォッチングだった。
案内するのは、外見はチャラ男のプロバードウォッチャー、鳥くん。
「見たら絶対感動する野鳥」として挙げられたオオワシ・タンチョウ・エゾフクロウの3種制覇をミッションとして、一行は釧路湿原へ向かう。
簡単には見つからないという触れ込みだったが、最終的にすべての種類に出会うことができ、その勇姿をしっかりとカメラに収めて番組は終了した。
知らない世界を紹介するという意味では大成功のロケだったのだが、結局3人の琴線に触れるところまでは行かなかったようだ。
大人になってからの趣味探しはやはり難しいみたいね。
実際のところ、世間一般的な老後の趣味って一体何なんだろう?
ネットにはさまざまな調査結果が見つかったので、いくつか拾ってみたい。
老後にやりたい趣味、一番人気は「旅行」 (上位10位まで)(ITmediaビジネスONLINE 2010/8/5)
- 旅行 22.0%
- スポーツ 11.1%
- 楽器演奏 9.9%
- 手芸・工作 8.6%
- 絵画・イラスト 8.4%
- 園芸・ガーデニング 4.6%
- インターネット 4.3%
- 映画鑑賞 3.5%
- 写真 3.3%
- 音楽鑑賞 3.0%
【男性編】老後にやってみたい趣味ランキング (上位5位まで)【女性編】老後にやってみたい趣味ランキング (上位5位まで)
- 国内旅行・海外旅行 32.4%
- ゲートボール 10.9%
- 何もしない 8.9%
- 盆栽 8.0%
- 登山 6.7%
(マイナビニュース 2012/6/30)
- 国内旅行・海外旅行 36.9%
- 陶芸 12.0%
- 絵画 9.4%
- ゲートボール 8.5%
- 盆栽 6.1%
シニアライフで満喫できていること (複数回答・上位10位まで)(大和ネクスト銀行 2014/12/8)
- 旅行 52.1%
- 読書 35.4%
- ウォーキング・ランニング・マラソン 31.2%
- 嗜好品(コーヒー、紅茶、お酒、葉巻など) 31.0%
- 家庭菜園・ガーデニング 31.0%
- ドラマ鑑賞 27.1%
- 音楽鑑賞 27.1%
- 同窓会・旧友との交友 20.3%
- 写真・カメラ 17.9%
- ドライブ 17.5%
調査対象がそれぞれ異なるのでいろんな回答が並んでいるが、圧倒的なのはやはり旅行だ。
忙しかった現役時代を終えて、やっとまとまった時間が取れるようになると、人は旅に出たくなるのだろうか。
夫婦ならふたりで旅行するというのがスタンダードだろうし、もちろんひとり旅もやってみると楽しいものだ。
体を動かすことが上位に入ってくるのは、健康を考えてのことだろう。
集団スポーツなら他人との交流もできて一石二鳥だし。
それ以外はひとりでするものが多く、まさに趣味という感じ。
これだけたくさんの趣味があるのだから、どれかひとつぐらいは没頭できる楽しみがありそうなものだ。
しかし世の中にはそうじゃない人が相当数いるようで…
仕事がなくなったら「その時点で死にたい」 マツコ・デラックス 長生きは「恐怖でしかない」
3月2日の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)では、「長生きすることが幸福だとは思えない」という男性の声が紹介された。この男性は61歳で「ここまで生きられただけでもう十分幸せ」とし、還暦を過ぎたあとは「余りの人生」と捉えているという。
(キャリコネニュース 2016/3/3)
仕事にアイデンティティーや生きがいを感じる人ほどこういう考え方になるのは、わからないでもない。
仕事に殉じる人生をよしとする人に対して批判するつもりも毛頭ない。
それもひとつの価値観に基づく生き方だからね。
だから「仕事以外に興味がなくて、趣味と言えるものはない」という人に、「老後のために趣味を見つけておいた方がいいよ」というアドバイスはあまり意味がないように思える。
「仕事でもないのに心の中から湧き上がってきて、こんなに夢中になれるもの」こそが趣味であって、努力して無理やり見つけるものじゃないはず。
無理やり見つけたところで、仕事レベルの使命感を持てない限りは心底夢中になんかなれないでしょ。
私だってバードウォッチングにはこれっぽっちも興味がわかないもの。
私の場合は幸か不幸か、昔から多趣味だった。
小さい頃からいろんなものを集めてみたり、図書館に入り浸ったり、テレビにかじりついたり、映画館に足繁く通ったり、音楽に聴き入ったりしていた。
すでに興味をなくしてしまったものもあるが今でも好きでいるものも多く、その中のいくつかはセミリタイアするに当たっての原動力となった。
このブログでも散々書いてきたのでここで改めて列挙はしないけど、趣味に対する強い思いがあったからこそ私はセミリタイアしたのだ。
だから「老後に何をしたらいいかわからない」という、悩みなのか不安なのかわからないものを抱いている人を見てもその気持ちは全然理解できないし、ましてや有効なアドバイスなんて不可能。
「ないならないでいいんじゃない?」ぐらいしか言えないね。
そういう人は老後なんて捨てちゃって、仕事やボランティアに生きがいを見つけた方がずっといい。
一生現役でいるつもりのない私は、できるだけ健康を維持して、好きなことを好きなだけする生活を続けていきたいです。
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