日本全国どこもかしこも、猫も杓子もクリスマスイブだ。

おひとりさまセミリタイアにとっては基本的に無縁のイベントだが、かと言って、森見登美彦の「太陽の塔」のように、ファシズム視するほどでもない。

ケーキは食べないにしても、お昼はゴージャスなランチとしゃれこんでみた。

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向かったのは、このブログでも紹介済みの、「トリトン 札幌豊平店」。

え? なんだ、回転寿司じゃないかって?

いやいや、セミリタイアにとっては、十分ゴージャスなランチです。

10皿も食べれば、2,000円は超えるしね。


ただ、問題はお金じゃなくて、別のところにある。

歩いていくには、ちょっと遠いのだ。

それでもはじめは、歩く気マンマンで外に出たのよ。

今日は天気は良く、風も穏やか。

そして路面を見ると、歩道はところどころ凍っているものの、車道はすっかり雪が消えている。

あれ? これならチャリンコ乗れんじゃね?


というわけで、急遽、自転車に乗っていくことにした。

側道には雪山や氷が残っており、ときどき車道にはみ出さなければいけなかったけど、大きな問題もなくお店にたどり着き、おいしいお寿司をいただくことができた。



冬は路面が凍っていて危ないので、自転車にはなるべく乗らないようにしている。

つるつるアイスバーンの上を走る自転車を、ときどき見かけるのだが、「よく乗るよなあ」と思う。

感心しているのではない。呆れているのだ。

ファットバイクならともかく、ママチャリに冬タイヤもないだろうから、命知らずのチャレンジャーである。

転ぶときは、周りを巻き込まずにひとりで転んでくれと、切に願うばかり。


北海道で、冬に自転車に乗るのは大人ばかりで、子供の姿を目にすることはまずない。

これには、理由がある。

北海道の学校では、冬になると「自転車禁止令」が発令されるのだ。

「○○から○○までは自転車に乗ってはいけません」と言われると、もうその期間は誰も乗ろうとはしない。

私が小学生のころ、発令後にうっかり乗ってしまった同級生がいて、それを別の生徒に目撃され、翌日学級会で公式に告発されていた。

完全に極悪犯罪人の扱いを受けていたっけ。

それくらい、この禁止令の効力は強大だったのだ。


この、小さい頃の刷り込みは、大人になってもしっかり残っている。

就職後、東京で最初の冬を迎えたとき、「冬でも自転車に乗れるんだ…」と地味に感動した記憶があるくらいだ。

だから今でも、一度雪が降ってしまうと、もう自転車には乗れないという思考回路が働いてしまう。

今日みたいな日なら、全然大丈夫なんだけどね。


今年は、ちょっと早めに初雪が降ってみたり、歴史的な大雪になってみたりしたが、それ以外は結構あったかいみたい。

今日も、ホワイトクリスマスという感じじゃないし。

自転車が乗れる程度の積雪で済むような暖冬になることを希望します。


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