私が読んだ本をレビューする記事の第5弾。
今回も、最近読んだ
(ネタバレはありません)
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航空小説の名手とベストセラー作家がタッグを組んだ、飛行機サスペンスの名作。
今回読んだのは、1979年の旧版ではなく、1998年に大幅改稿した新版だ。
なんとかしなければ墜落の運命にある飛行機の操縦桿を握るのは、一般人パイロットとCAと少女だけ。
無力な彼らに対し、サポートするべき航空会社や軍が保身のために牙をむく展開が斬新だ。
高度6万フィートで減圧したためにゾンビ化した乗客たちも怖かった。
「超音速漂流に」続けて、トマス・ブロックの航空サスペンスを読んだ。
今度の飛行機は、地球を飛び出して衛星軌道に乗ったまま、エンジンが止まってしまう。
これまた前作と同様、いろんな人が助ける振りしかしないので、頼れるのは災難に遭った自分たちだけ。
逆境になればなるほど、最後はスカッとできるのでいいんだけどね。
完全に二匹目のドジョウ狙いだが、これはこれで面白かった
ねこ写真で有名な岩合さんとその奥さんが飼っていた、ねこの海(カイ)ちゃんの思い出を綴ったフォトブック。
こねこから大人になり、子供を産んで母親になっていく海ちゃんのいろんな表情が切り取られている。
ねこを飼うのを断念した私にとってはうらやましい限りで、あまりのかわいさに身もだえしながら読んだ。
私のベストショットは、表紙にもなっている窓の外を眺めるかわいい海ちゃんと、子供を足元にはさんだ凛とした表情の海ちゃん(121ページ)。
1996年の文庫版で読んだのだが、あとがきには海ちゃんの最期の様子も記されていて、自分のことのようにさみしくなった。
「海ちゃん ある猫の物語」に続けて、岩合さんのねこブックを読んだ。
こちらは、日本のあちこちで撮られたねこたちが満載で、それぞれの地域でしたたかに生きている様子がいきいきと切り取られている。
私が外ねこに会うと逃げられてばかりなので、こんな写真を撮りまくる岩合さんの腕には驚くばかりだ。
本の後半には、Q&A形式の「スーパーネコ写真術」が収録されていて、彼のテクニックを学ぶことができる。
私が撮ると、こんなのとかこんなのばかりなので、これを読んで勉強しようと思う。
藤沢周平最後の短編「偉丈夫」を含む3編が収められた短編集。
「岡安家の犬」は、題名のとおり犬が出てきてギョッとする話なのだが、江戸時代ではあれが普通なのだろう。
「静かな木」は、藤沢周平らしいスカッとする一篇。
「偉丈夫」も、寡黙な主人公の行動が、胸にストンと落ちる好編だ。
一番好きなのは、やっぱり表題作の「静かな木」かな。
ここまでが去年読んだ本で、全部で39冊となった。
目標を大幅に下回ってしまったので、今年はもっと多くの本を、精力的に読みこなしていきたいものだ。
今回も、最近読んだ
- 超音速漂流 改訂新版/ネルソン・デミル トマス・ブロック(1998)
- 亜宇宙漂流/トマス・ブロック(1982)
- 海ちゃん ある猫の物語/岩合光昭 岩合日出子(1984)
- 旅行けばネコ/岩合光昭(2005)
- 静かな木/藤沢周平(1998)
(ネタバレはありません)
超音速漂流 改訂新版/ネルソン・デミル トマス・ブロック(1998)
航空小説の名手とベストセラー作家がタッグを組んだ、飛行機サスペンスの名作。
今回読んだのは、1979年の旧版ではなく、1998年に大幅改稿した新版だ。
なんとかしなければ墜落の運命にある飛行機の操縦桿を握るのは、一般人パイロットとCAと少女だけ。
無力な彼らに対し、サポートするべき航空会社や軍が保身のために牙をむく展開が斬新だ。
高度6万フィートで減圧したためにゾンビ化した乗客たちも怖かった。
超音速漂流 (文春文庫) | |
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亜宇宙漂流/トマス・ブロック(1982)
「超音速漂流に」続けて、トマス・ブロックの航空サスペンスを読んだ。
今度の飛行機は、地球を飛び出して衛星軌道に乗ったまま、エンジンが止まってしまう。
これまた前作と同様、いろんな人が助ける振りしかしないので、頼れるのは災難に遭った自分たちだけ。
逆境になればなるほど、最後はスカッとできるのでいいんだけどね。
完全に二匹目のドジョウ狙いだが、これはこれで面白かった
亜宇宙漂流 (文春文庫 (275‐20)) | |
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海ちゃん ある猫の物語/岩合光昭 岩合日出子(1984)
ねこ写真で有名な岩合さんとその奥さんが飼っていた、ねこの海(カイ)ちゃんの思い出を綴ったフォトブック。
こねこから大人になり、子供を産んで母親になっていく海ちゃんのいろんな表情が切り取られている。
ねこを飼うのを断念した私にとってはうらやましい限りで、あまりのかわいさに身もだえしながら読んだ。
私のベストショットは、表紙にもなっている窓の外を眺めるかわいい海ちゃんと、子供を足元にはさんだ凛とした表情の海ちゃん(121ページ)。
1996年の文庫版で読んだのだが、あとがきには海ちゃんの最期の様子も記されていて、自分のことのようにさみしくなった。
海ちゃん―ある猫の物語 (新潮文庫) | |
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旅行けばネコ/岩合光昭(2005)
「海ちゃん ある猫の物語」に続けて、岩合さんのねこブックを読んだ。
こちらは、日本のあちこちで撮られたねこたちが満載で、それぞれの地域でしたたかに生きている様子がいきいきと切り取られている。
私が外ねこに会うと逃げられてばかりなので、こんな写真を撮りまくる岩合さんの腕には驚くばかりだ。
本の後半には、Q&A形式の「スーパーネコ写真術」が収録されていて、彼のテクニックを学ぶことができる。
私が撮ると、こんなのとかこんなのばかりなので、これを読んで勉強しようと思う。
旅行けばネコ (新潮文庫) | |
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静かな木/藤沢周平(1998)
藤沢周平最後の短編「偉丈夫」を含む3編が収められた短編集。
「岡安家の犬」は、題名のとおり犬が出てきてギョッとする話なのだが、江戸時代ではあれが普通なのだろう。
「静かな木」は、藤沢周平らしいスカッとする一篇。
「偉丈夫」も、寡黙な主人公の行動が、胸にストンと落ちる好編だ。
一番好きなのは、やっぱり表題作の「静かな木」かな。
静かな木 (新潮文庫) | |
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ここまでが去年読んだ本で、全部で39冊となった。
目標を大幅に下回ってしまったので、今年はもっと多くの本を、精力的に読みこなしていきたいものだ。