趣味の読書については、新しくレビューブログを立ち上げるつもりだった。

しかし、実際にやってみると結構難しいのが、書評だ。

なので、単独ブログは断念して、当ブログ内でサラッと記録していく方向に路線変更した。

記事のタイトルは、もちろん立花隆氏のパクリね。


今月は、 の2冊を紹介したい。

(ネタバレはありません)

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reading


ラスト・ワルツ/柳広司(2015)


D機関の精鋭たちによる知力を尽くした頭脳戦を描く「ジョーカー・ゲーム」シリーズの最新作。

あまりの面白さにハマってしまい、過去3作はすべて読破。

本作には3本の中編が収録されており、特に、フリッツ・ラングがモデルの映画監督が登場する「ワルキューレ」は、虚実ないまぜの展開に唸らされる。

このシリーズの面白さは、先の先の先までを読んで打った作戦の全容が、あとになって判明するところだが、4作目ともなれば、こちらもそれなりに深読みしてみたくなるというもの。

それでも、こちらの期待以上の活躍をしてくれるから、やめられないのだ。

ラスト・ワルツラスト・ワルツ
柳 広司

KADOKAWA/角川書店
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満願/米澤穂信(2014)


昨年の「このミス」国内編で第1位となった話題作。

意外性にあふれる6本の中編が収録されており、まさに珠玉の作品集だ。

最後に真相が明らかになった時、ページを遡って、伏線を確認したくなる。

そして、さりげなく書かれた文章に、「やられたー」となるのだ。

6編すべて面白かったので、お気に入りの一作を選ぼうと思ったが、甲乙つけがたくて断念した。

満願満願
米澤 穂信

新潮社
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相変わらずスローペースな読書量で、この2冊を含めて、今年読んだのは全部で19冊。

120冊だった年初の抱負は、7月の時点で60冊に下方修正したが、それさえも無理かな。

あと41冊を2ヶ月で読むには、よっぽど薄い本ばかり選ばないと。

まあ、できるだけのことはしてみよう。

そうしないと、あの大量の積ん読本は、一向に減らないからね。

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