シャープが実施した希望退職に手を挙げた3200人が、9月30日付けで会社を去った。

その様子が、10/1の「ワールドビジネスサテライト」で放送されていた。



【スポンサード リンク】


2015100301


シャープは日本の大企業の象徴 「社員に優しすぎて切らない。断腸の思いで切ったら遅すぎた」
リストラ実施中のシャープでは、この9月末で3200人を超える社員が早期退職した。会社を去る選択をした社員の中には、苦渋の決断をした人もいたようだ。10月1日放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)は、そんなシャープに密着。高橋興三社長は「全社キックオフ」で国内外の社員にこう呼びかけた。
「3200人を超える希望退職を募集せざるを得なかったことに、あらためておわびする。シャープのブランド、技術、人の3つを残したい」
(キャリコネニュース 2015/10/2)

番組では、高校卒業後31年間シャープで働き続けてきた佐治淳一さん(49歳)の、退社日の様子を追っていた。

紙袋を手に会社を出た佐治さんは、その足で行きつけのお好み焼き屋へ。

会社に残る先輩社員が送別会を開いてくれたようだ。

お互い、「残った方が大変」という意見で一致していた。

シャープは大好きだし、今回の措置は仕方ないと話す佐治さんだが、転職先はまだ決まっていないという。


シャープは3年前にも希望退職を募ったが、今回は対象年齢を5歳上げて45歳以上にした。

会社の将来を支える年代を残したい、という思惑があるのだろう。

でも、腕に覚えのある人ほど、こういう時に辞めるものよね。

沈みゆく巨船から逃げ出したくなるのは、ネズミも人も一緒。

退職した人たちの転職がうまくいって、日本の頭脳が外国に流れないことを祈るばかりだ。



ところで、今回の希望退職だが、当然ながら退職金が割増される。

報道によると、45歳なら給与7ヶ月分、50歳なら26ヶ月分の加算金が支給されるらしい。

…なんてうらやましいの!

45歳で退社した私には、そんなもの一切なかった。

しかも、ただなかっただけじゃない。

数年前まではあったものが、突然なくなってしまったのだ。

(この辺の経緯は、「いつからセミリタイアを考えていたのか?」「それでも私はセミリタイアする」をご参照ください)


割増金が出ることを前提にセミリタイア計画を組んでいたので、収束を知った時は天地がひっくり返った。

8桁の札束が、一瞬にして目の前から消失したのだ。

リーマンショックなんて比べものにならないほどのディープインパクト。

あの衝撃から、よく立ち直ったもんだと思うよ、われながら。


だから、早期退職制度が設けられただけ恵まれてるのよ。

本当に大変だったら、そんなものなく解雇されちゃうでしょ。

先の二人も、「シャープはとにかく優しすぎて、社員を切らない」って言ってたもの。



シャープ製品については、先日のドコモ乗り換えの際、AQUOSからXPERIAに鞍替えした私。

ガラケー時代から3代続けてAQUOSケータイだったんだけど、スマホになったら調子悪すぎて愛想がつきてしまったのだ。

でも、シャープにはちゃんと復活してもらわなきゃ困るのよ。

今年買った洗濯機空気清浄機もシャープ製なんだから。

液晶以外にもいいものは作っているので、残った社員で力を合わせてがんばってください。


どん底から這い上がった12人の経営者たち「会社復活」
どん底から這い上がった12人の経営者たち「会社復活」安田 龍平,井上 拓

Amazonで詳しく見る


↓↓↓↓↓ランキング参加中↓↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ
にほんブログ村

人気ブログランキング