目が覚めたあと、思わず「なんじゃこりゃ」と笑ってしまった夢を見た。

今話題になっている、軽減税率に関する夢だ。

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場所は、個人で経営しているようなミニスーパー。

食品などを買った私は、購入品がリスト印刷されたA4大の紙を、レジに立つ店主らしいおじさんに渡す。

おじさんはそれを見ながら不器用にレジを打ち、「全部で○○円です」と言ったあとで、「あ、違った」とレジを打ち直した。

そして、こうつぶやいたのだ。

「お客さん、番号書いてないから…」

私は何を言われたのかわからず、「え?私が何か書かなきゃならないの?」と聞き返した。

すると店主は、「食品は3番って書くようになってるんですよ」と、申し訳なさそうに答える。

「そんな面倒くさいことするの?」と、驚く私。

その時、後ろに並んでいた20代の主婦らしき女性が、「今はそうなんですよ」と自分の持っている紙を見せてくる。

確かに、ところどころに3という数字が見える。

私の前でもうレジを終えた制服姿の男子高校生までが、うんうんとうなづいている。

何が何だかわからなくなった私は…目が覚めて、「なんじゃこりゃ」とつぶやいたというわけ。


マイナンバーカードを使った財務省案が、あまりにバカバカしかったので、こんな夢を見たのかな。

まあ、この夢にしても、「A4の紙はどこでもらったんだ?」とか、「買ったものを自分で分類して、番号を書いてまた出すなんて、現実的じゃないにもほどがある」とか、突っ込みどころが多いのはわかる。

でも、それを私に言われても困るのだ。

だって、これは夢なんだから。


この夢を見たあとで思った。

こんな面倒くさいやり方するくらいなら、マイナンバーカード使った方が、まだマシだと。


…嘘です。真逆です。

結局、軽減税率そのものが、大混乱の元なのだわ。

どうやっても、国民にしわ寄せが行くんだもの。


というわけで、私は軽減税率反対の立場を取ることにしました。

ただ、これだけだと、したり顔の麻生さんに、「財務省案にケチつけるなら、代案を出せ」と言われちゃう。

あんなお粗末な案で威張らても困るんだけど、ケチはつけたいので考えてみよう。


まず、実行性のある軽減税率策が考えられないのなら、増税をしないことだ。

8%でも負担感があるのだから、これが10%になったら、消費が冷え込むのは目に見えている。

その上、こんなややこしいやり方まで押し付けられたら、大混乱するよ。

だから、増税そのものは、いい案が出るまで延期するべきだ。


それでも増税したいのなら、別の方法で軽減しなきゃいけない。

そういう意味で、還付方式自体は、実は決して悪いやり方ではないと思う。

ただ、国民の消費をいちいち把握して、それに基づいて計算して返すなんて、金と労力がかかるばかりで、まともな人間の考えることじゃない。

還付するのなら、総務省の家計調査で算出した食品消費額を元に、家族の人数に応じて、返す金額を決めればいいのだ。

所得税と連動させる仕組みさえ作れば、国民に無茶で無用な負担を強いる必要はまったくない。

所得税から軽減税額を引くだけだし、還付が発生するのなら、それも所得税還付のラインに乗せて返せばいいだけだ。


エリートの財務官僚が、これくらいのことを考えられないわけがない。

だから、今回の愚案には、何か別の目的があるのだろう。

マイナンバーカードを無理やり広めるため?

面倒な申告方式にして、還付額を減らすため?

消費に関するビッグデータを集めて、民間企業に高く売るため?

新しい天下り組織を作って、新たな利権を得るため?

どれも当たっていそうだな。

そして、どれもロクでもない話だ。

日本国民は、政治家や官僚にこれだけバカにされているのだから、もっと怒らなきゃいかんよね。


悪法であるマイナンバー法に続いて、正面から政府批判をしてしまった。

どうしよう、ある日突然消されちゃったら。

これが中国だったら、ありえるよね。

日本に生まれてよかったわ。


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