札幌の元同僚から、演劇鑑賞を勧められた。

ちょうど今、評判の良かった舞台を再演する「札幌演劇シーズン2015-冬」が上演中。

その中の作品のひとつ、劇団新劇場による「木に花咲く」の上演が、今日までらしい。

その人が関係者に顔が利くようなので、チケットを1枚押さえてもらった。

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映画にはうるさい私も、演劇はまったくのビギナー。

なので、あんまり深く考えずに楽しもうと、劇場へ向かった。


場所は、中島公園そばのシアターZOO。

マンション地下の小さな小屋だ。

今日が最終日ということで、満員御礼。

舞台袖ギリギリまで席を追加しての上演となった。


おばあちゃんと孫の会話で話は始まった。

孫は学校で孤立していじめられており、それをわかってあげているのはおばあちゃんだけ。

このおばあちゃんが結構な曲者で、「やつらを憎め」と孫をけしかけるのだ。

いつしか孫は親に暴力をふるうようになり、家庭は崩壊。

そして取り返しのつかないラストへと、物語は突き進んでいく。


初心者には衝撃的なストーリーだったけど、わかりづらいことはなかった。

話の筋よりも、役者さんたちの生の演技に圧倒される90分だった。

特に主役のおばあちゃんを演じた斉藤和子さんには参りました。

そこそこのご年齢ながら、居住まいも台詞回しも矍鑠(かくしゃく)としていて、弱いところがひとつもない。

ものすごいパワーだった。


狭い席で身動きも取れず、身体的にはしんどかったけど、役者さんたちが頑張っているので、こっちも変な音を立てたりしないよう頑張った。

そうするだけの価値のある1時間半だった。

映画鑑賞の合間を見て、他のお芝居もできるだけ観に行こうと、心に誓ったのであった。


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