(「サラリーマン最後の日(AM編)」からの続き)

午後は、後任者から最後の質問を五月雨式に受けながら、この日にしかできない退社事務をこなした。

私が休んでいる間に進めてもらいたい個人的な話を、お願いしてまわる。

メールのやりとりも最後になるので、必要なものにはすべて返信した。

PCの中の個人的なファイルも、移動か削除かを済ませ、すべてきれいになくした。



【スポンサード リンク】


2014110103


前日サプライズな贈り物をくれた教え子たちが、また顔を出してくれた。

「私たちを見捨てるんですか?」とか、「裏切りだ!」などの口撃を受けるも、「ごめんね~。でも23年もがんばってきたんだから許してちょ」でかわし、別れを惜しんだ。

みんな冗談で言ってくれてるのだが、実際、一番心苦しいところではある。

こういうところを笑いにしてくれる新人たちに感謝だわ。



夕方は、臨時の夕礼。

最後なので、私から挨拶することになっていた。

何を話すか、事前にはまったく思い浮かばなかった。

だが、こういう場面は、今までも得意としてきた。

突然何かを振られても、臨機応変にその場を仕切る自信はある。

だから、この挨拶はノープランで行くことに決めていた。


実際話し出せば、これまでの会社人生の総括と、今の職場への感謝の気持ちを、手短に伝えることができた。

しんみりしそうだったので、ちゃんと笑いも入れたしね。

花束と色紙をいただき、夕礼は無事終了した。



その後はあまり間を置かず、みんなの仕事の邪魔をしないよう、お礼を言って退室した。

転勤の時は、異動者をエレベーターまで見送るのが常なのだが、それは違和感があったので、「ここでいいです」とみんなを留めおいて、オフィスを辞去した。

こうして私は、風のように会社を去ったのでした。ヒュ~。



会社から自宅までの道のり、車中でかけた曲はもちろん“Worlds end”



絶唱しちゃったぜ。

この歌のおかげで、前向きなセミリタイアができそうな気がする。

これからも何回も聴いて、何回も歌っちゃうんだろうな。


帰宅して、スーツとクールビスのシャツを脱いだ。

こいつらもお役御免だ。

雨の日も風の日も、私の戦闘服としてよくがんばってきてくれました。

ごくろうさん。


あとは、もらった色紙に書いてある絶賛の言葉を見ながら、いい気分になって布団に入ったのでした。

~おしまい~


MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I LOVE U" ~FINAL IN TOKYO DOME~ [DVD]
MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 Mr.Children

Amazonで詳しく見る


↓↓↓↓↓ランキング参加中↓↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ
にほんブログ村

人気ブログランキング