セミリタイアを考えていた時期に読んで、影響を受けた本を紹介するシリーズ。
第2弾は、仕事に関する名言を集めた「働く理由」だ。
【スポンサード リンク】
タイトルだけ見れば、前向きに仕事をするための自己啓発本だ。
しかしこの著者は、新卒で就職するも3年で会社を辞めてまた大学に戻り、卒業後また就職、転職と、常に仕事に対して悩んできた人らしい。
そんな人の本なので、何が何でも仕事せよという話にはなっていない。
むしろ、私のようなセミリタイア志向の人間が読むと、人生には仕事よりも大事なことがあるというメッセージの方が、強く感じられる。
本書で紹介されている名言を、いくつか抜粋したい。
これらの言葉は、私にとって心強い応援となった。
セミリタイアを目指す方はもちろん、仕事で悩んでいる方にも、ぜひ読んでほしい一冊だ。
第2弾は、仕事に関する名言を集めた「働く理由」だ。
タイトルだけ見れば、前向きに仕事をするための自己啓発本だ。
しかしこの著者は、新卒で就職するも3年で会社を辞めてまた大学に戻り、卒業後また就職、転職と、常に仕事に対して悩んできた人らしい。
そんな人の本なので、何が何でも仕事せよという話にはなっていない。
むしろ、私のようなセミリタイア志向の人間が読むと、人生には仕事よりも大事なことがあるというメッセージの方が、強く感じられる。
本書で紹介されている名言を、いくつか抜粋したい。
生きるためには、食べなければならない、食べるためには、稼がなければならない、そのためには、仕事をしなければならない、この「しなければならない」の繰り返しが、大人の言うところの「生活」だ。しなければならなくてする生活、生きなければならなくて生きる人生なんかが、どうして楽しいものであるだろう。
池田晶子 「14歳からの哲学」(トランスビュー)(本書P184)
いい大学に行って、いい会社や官庁に入ればそれで安心、という時代が終わろうとしています。それでも、多くの学校の先生や親は「勉強していい学校に行き、いい会社に入りなさい」と言うと思います。勉強していい学校に行き、いい会社に入っても安心なんかできないのに、どうして多くの教師や親がそういうことを言うのでしょうか。それは、多くの教師や親が、どう生きればいいのかを知らないからです。勉強していい学校に行き、いい会社に入るという生き方がすべてだったので、そのほかの生き方がわからないのです。
村上龍 「13歳のハローワーク」(幻冬舎)(本書P198)
やりたいことをダイレクトにやってゆく。それが人間として普通じゃないかと、僕は思う。日本人の最大公約数は、会社に勤めながら生活していて、世の中一般から見ると、変わったことをやっていると見えるのかも知れない。でも、嫌いなことを一生懸命やるなら変わっているけれど、好きなことをやっているのが、なぜ変わっているのか、と思うけどね。
堀江謙一(朝日新聞2005年9月16日)(本書P168)
人間の一生は誠にわずかの事なり。
好いた事をして暮らすべきなり。
夢の間の世の中に好かぬ事ばかりして、
苦を見て暮らすのは愚かな事なり。
山本常朝 「新篇 葉隠」(岩波新書)(本書P18)
これらの言葉は、私にとって心強い応援となった。
セミリタイアを目指す方はもちろん、仕事で悩んでいる方にも、ぜひ読んでほしい一冊だ。
働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。 | |
戸田 智弘 Amazonで詳しく見る |
↓↓↓↓↓ランキング参加中↓↓↓↓↓ | |
---|---|
にほんブログ村 |
人気ブログランキング |
私は今年リタイアしたばかりなせいか、今までのような、ものごとを深く考えないようにしています。
庭にくるエゾリスや野鳥をながめるだけで喜びを感じ時間を忘れる日もあれば、家の掃除や片付け、ペンキ塗りなど補修をして日が暮れることもあります。
これまでのようにあくせくしたくないからギアを落としたのだから、今しばらくは自分の時間を自由にしていたいなと思っています。