ツカツカツカッ!
「どうしたんだ?」
「今まで耐えに耐えてきたけど、もう我慢ならねえ!」
「一体、どういう・・・」
「こんな会社、辞めてやる!」
バシッ!
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…というのはただの妄想。
こんな風に退職届を叩きつけられたら、さぞスカッとするだろうなあ、と思ったのは、若い頃の話だ。
私の会社は巨大な組織なので、退職する人は毎月いる。
だから、退職の事務手順もきっちり決められている。
まず上司に退社の意向を伝え、その後、本社から送られてくる退職届に記名・捺印するのだ。
事前に規則を読んでおいたので、自前の退職届を書いて出すような、初歩的ミスはしないで済んだ。
そして今日、白紙の退職届が手元に届いた。
退職日、退職後の連絡先、自己都合か定年かを書くだけの、シンプルな用紙だ。
退職届と一緒に、退職理由を書く報告書もついてきた。
こちらは、退職理由の例文まで載っていて、そのまま写すだけで完成する、いたれりつくせりの親切設計。
病気の場合の例文を完コピしようと思ったが、天邪鬼な性格が顔を出して、ほんの一部だけ言葉を変えてみた。
「これを出すと、私は本当にこの会社を退職してしまうんだ」
…なんて感傷は微塵もなく、書いたそばからすぐに出してしまった。ハハハ。
なんてクールなんでしょ。なんてドライなんでしょ。
もう来月以降のことしか見てないのよね。
辞めるにあたって、こんなに未練がないものとは思ってもみなかった。
そんなクールでドライな私だけど、未練がないのは会社に対してだけ。
何人かの仕事仲間とは、別れがたいものがある。
正直なところ、彼ら、彼女らとは、もう少し共に仕事をしたかった。
向こうにしても、「本当に辞めるんですか?」と、こちらの涙を誘うような表情を見せてくるし。
この会社に勤めてよかったのは、お金を稼げたことだけじゃない。
行った先々で、人間的な魅力にあふれた人たちと出会えたことだ。
この点については、会社に感謝しなくてはね。
「どうしたんだ?」
「今まで耐えに耐えてきたけど、もう我慢ならねえ!」
「一体、どういう・・・」
「こんな会社、辞めてやる!」
バシッ!
…というのはただの妄想。
こんな風に退職届を叩きつけられたら、さぞスカッとするだろうなあ、と思ったのは、若い頃の話だ。
私の会社は巨大な組織なので、退職する人は毎月いる。
だから、退職の事務手順もきっちり決められている。
まず上司に退社の意向を伝え、その後、本社から送られてくる退職届に記名・捺印するのだ。
事前に規則を読んでおいたので、自前の退職届を書いて出すような、初歩的ミスはしないで済んだ。
そして今日、白紙の退職届が手元に届いた。
退職日、退職後の連絡先、自己都合か定年かを書くだけの、シンプルな用紙だ。
退職届と一緒に、退職理由を書く報告書もついてきた。
こちらは、退職理由の例文まで載っていて、そのまま写すだけで完成する、いたれりつくせりの親切設計。
病気の場合の例文を完コピしようと思ったが、天邪鬼な性格が顔を出して、ほんの一部だけ言葉を変えてみた。
「これを出すと、私は本当にこの会社を退職してしまうんだ」
…なんて感傷は微塵もなく、書いたそばからすぐに出してしまった。ハハハ。
なんてクールなんでしょ。なんてドライなんでしょ。
もう来月以降のことしか見てないのよね。
辞めるにあたって、こんなに未練がないものとは思ってもみなかった。
そんなクールでドライな私だけど、未練がないのは会社に対してだけ。
何人かの仕事仲間とは、別れがたいものがある。
正直なところ、彼ら、彼女らとは、もう少し共に仕事をしたかった。
向こうにしても、「本当に辞めるんですか?」と、こちらの涙を誘うような表情を見せてくるし。
この会社に勤めてよかったのは、お金を稼げたことだけじゃない。
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この点については、会社に感謝しなくてはね。
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私も過去の退職時に感傷なんて全くありませんでした。
次に進む、という明るさしかありませんでしたね。
知り合った人たちが貴重なのはもちろんなので、適当に連絡をとりつつたまには会ったりすればいいと思います、私はそうしてます。