開催まで1年を切った東京2020オリンピック。

花形競技であるマラソン&競歩の開催地が、暑さを理由に東京から札幌に変更されるという。

この問題について、イチ札幌市民として思うことを、今日は書いてみたい。



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そりゃまあ、目の前でオリンピック競技が観られるとなれば、観たくなるのが人情ってやつ。

札幌は国際マラソン大会の実績もあるし、ちょこちょこっと調整すれば、準備期間が1年なくてもなんとかなるだろう。

「札幌開催、いいんじゃない?」という声が出るのは当然だ。

私だって沿道で応援したいもの。



でもさ、いろいろ問題あるわ、今回の流れは。

本来の開催地である東京都になんの根回しもなかった、とか。

東京開催を前提に練習したり、出場者を決めたりしてきたのが全部パーになる、とか。

すでにチケットを販売済で、楽しみにしている人も山ほどいるのに、とか。

開催地変更にかかる費用はどうすんの?とか。

IOC横暴すぎ!日本は敗戦国根性ひどすぎ!とか。

東京でやるから東京オリンピックなんじゃないの?とか。


それでも、ベートーベンだかバッハだかには逆らえないようで、日本側トップの森君はあっさり降参しちゃった。

国内で暴動が起こるか、追加費用が莫大で現実的に無理!となるかしない限り、なし崩し的に決まりそうな雰囲気だ。

でも、これで喜ぶのはIOCと海外選手と道民だけでしょ?

多くの日本人の心に、でっかいしこりを残す結果にしかならないよね。



一方、札幌市民へのインタビューを見ると、札幌開催賛成派がほとんど。

しかも、その大半が「ぜひぜひどうぞ」の大歓迎ぶりだ。

報道する地元局のアナウンサーさえ、喜色満面の笑みを隠そうともしない。

かくいう私はどうかというと…あんまりうれしくないんだわー。


今回の騒動で私の頭に真っ先に浮かんだのは、「秋元、喜んでるんだろうなあ」

市民の大反対を押し切ってでも、2030年の冬季五輪招致を実現したいあの男には、最高の追い風なんだもの。

どんなコメントをしているか探してみると…

五輪マラソンの札幌開催案、札幌市長「夏の開催、国内で札幌だけ」
秋元市長は(中略)IOCの提案を歓迎。その上で、市が取り組んでいる2030年冬期五輪パラリンピックの招致活動に触れ「まちや施設の情報を提供している。IOCとしては、まちの情報をつかんでいたのではないか」と述べた。
さらに「五輪開催にふさわしいまちと世界に認識していただく。マラソンと競歩をしっかり行うことが2030年につながる」と期待を込めた。
(産経新聞 2019/10/17)

ほーらね。

札幌でマラソンと競歩を開催して、IOCに恩でも売ろうという算段なのだ。

加えて、実際の競技を目にすれば、冬季五輪招致に反対している人の気持ちも動くだろうと考えているのも明らか。

私は、これを危惧しているのよ。

ただでさえ東京五輪で機運が盛り上がっちゃうのに、こんな話まで出てきたら、本当に2030年は札幌に決まっちゃいそう。

これはイヤな展開だ。


大体、何の相談もなく出てきた話なのに、すぐに乗っかっちゃう首長ってどうなの?

正式に要請があって、それから関係者を集めて会議を開いて、ヒト・モノ・カネの目途がしっかりたってから、「じゃあOKです」って言うのが筋でしょうに。

今言うとしたら、「札幌市は事態の推移を見守って適切に判断します」ぐらいがせいぜいだよ。

こんな安請け合い市長、今すぐリコールしたいわ。



何の考えもなしに喜んでいる札幌市民は、一度立ち止まって考えてみてほしい。

気持ちはわかるけど、その代償は計り知れないほど大きくなりかねないのよ。


もちろん、これで世論が冬季五輪招致に傾いたなら、がっかりするけど受け入れるしかない。

それが、民意ってやつだから。

そうはならないことを期待したいところだ。


で、オリンピックやめませんか?
で、オリンピックやめませんか?天野 恵一, 鵜飼 哲

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