退社して早5年になろうとしているが、それを後悔したことは一度もない。

理由は、お金に困っていないし、仕事をしたくなってもいないし、人恋しくなってもいないから。

さらに、会社を去ったおかげで気にしなくなったこともある。

それは、他人との比較だ。



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2019091901


出世願望はあまりなかった方だけど、ちゃんと仕事をこなしている以上、人並みの評価は受けたかった。

しかし会社というところは、摩訶不思議な伏魔殿。 

期待した通りに評価されない一方で、「なんであいつが?」という人間が出世の階段をほいほい上っていったりする。

それを見て、「人は人、自分は自分」と割り切れるほど、器は大きくなかった。

あのまま会社勤めを続けていけば、不満はさらに蓄積されていったはずだ。



こんなことで悩む人には、特徴的な心理傾向があるらしい。

他人との比較で悩む人に教えたい4つの心得
人はどんな種類の「心の問題」を抱えてしまうのでしょうか?
よく見られる心の傾向というのは次の4つに分類することができます。ちなみに、これはうつ病の心理特性を表したものです。
  1. 自分は弱い = 劣等意識
  2. 自分は損をしている = 被害者意識
  3. 自分は完璧であるべきだが難しい = 完璧主義
  4. 自分のペースにこだわる = 執着主義
(東洋経済ONLINE 2019/9/17)

昔の私がとらわれていたのは、2番目の「被害者意識」だ。

詳細は省略するけど、「私は損をしている」と痛感させられる具体的な一件があり、その思いは退社を決めるまで続いた。

順調にキャリアを伸ばしていく同期を見ると、「アレさえなければオレだって」という悔しさに襲われたものだ。



しかし、そんな負の感情も、会社を離れてしまえば雲散霧消。

「あのときは耐えられないほどイヤだったけど、今は全然関係ない」と笑い飛ばせるようになった。


先日、元同期3人と杯を交わしたときも、オブザーバー的立場が心地よかったもんね。

30年近い会社生活を経た彼らの間には、同期といえども明確な序列がある。

もしかしたら、顔には出さなくても、苦々しいものを感じた瞬間があったかもしれない。

いや、感じる方が自然だろう。

血のにじむような苦労をしてないやつなんていないからね。

なのに、はっきりと差がついてしまう現実は、はたから見ても残酷なものだ。

「どうしてオレが…」というネガティブな堂々巡りから抜け出せた自分は、本当に幸せ者だわ。



会社というくびきから解放され、「好きなことを好きなときに好きなだけする」自由を手に入れた今、他人と比較して落ち込むような場面は、きれいさっぱりなくなった。

これがどれだけストレスフリーであるかは、説明の必要もないだろう。

なので、久しぶりに書くことにする。

セミリタイアしてよかった!


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