川崎市や練馬区で起きた事件の影響で、中年ひきこもりの肩身が一段と狭くなっていると聞いた。

セミリタイアして社会とのつながりが薄くなった私も、見方によってはひきこもりなのかもしれない。

今日はこの問題について、浅ーく掘り下げてみたい。



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2019061301


ちょうど2年前の今日、「セミリタイアしてひきこもりになったのかどうかを検証する」という記事を書いた。

当時の月平均外出日数は19.5日で、「これだけ出かけていれば、ひきこもりとは呼ばれないでしょ」というのが結論だった。


しかし、今年3月に内閣府が発表した調査によると、私の認識は間違っていたらしい。

内閣府調査の中高年ひきこもり「推計61万人」報告で見えた、人は何歳からでもひきこもる現実
6ヶ月以上連続して、「自室からほとんど出ない」、「自室からは出るが、家からは出ない」、「近所のコンビニには出かける」、「趣味の用事のときだけ外出する」と回答した「広義のひきこもり群」は、自営業や身体的な病気、専業主婦の一部の状況の人等を除くと、47人。出現率は1.45%で、対象年齢の人口4235万人から推計すると、あわせて61.3万人だった。
(Yahoo!ニュース 2019/3/29)

私の外出先は、映画館や図書館やスロージョギングがほとんどで、まさに「趣味の用事のときだけ外出する」に当てはまる。

めでたく「広義のひきこもり群」に認定されてしまったのだ。

このブログでも自虐的に「今日はひきこもる」とか「中年ひきこもりセミリタイア」とか書いていたけど、決して本気じゃなかったのよね。

「やつらとは違うから!」と思いあがっていたのだが、役人の目から見れば五十歩百歩、どんぐりの背比べだった。

みなさーん、61.3万人のうちのひとりがここにいますよー!



もしもこんな男が平日の昼日中に公園でボーっとしていたら、「あの人ヤバイ」と通報されかねない。

「公園のベンチに座っただけで通報」の是非、ネットで議論 声優・落合福嗣も「長女と公園で遊んでた時に職質された」
公園のベンチで休憩していた初老男性が、スマホを見ていただけで近くにいた母親集団に通報されたというもの。数人の警官が男性に事情を聞き画像フォルダを確認したが、盗撮の証拠などは出なかった。しかし、通報した本人である女性は「私は間違っていない」の一点張りで、警官から「公園で休憩するのに許可はいりませんので」と諭される始末だったという。
(キャリコネニュース 2019/6/10)

ちょうどこの記事を読んだのが、ランチ後のひとときを大通公園のベンチで過ごしていた最中だったので、「まさに今!ここ!オレ!」と身につまされてしまった。

挙動不審な男は確かに存在するし、子どもを守りたい母親が警戒するのは仕方がない。

何も悪いことをしていなくても、時と場所によっては危険人物にされてしまうのが令和の世なのだ。

幸いなことに、私が出没するのは大通公園や中島公園などのビッグサイズなスポットばかり。

老若男女が入り乱れているので、セミリタひきこもり中年の毒は薄まって、あまり目立たないはずだ。

小さい公園や子供たちが遊んでいる場所には、近づかないようにしようっと。


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