私がもっとも通った映画館、ディノスシネマズ札幌劇場が、一昨日の日曜日に閉館した。
札幌で一番歴史のある映画館が、その幕を閉じたのだ。
「札幌の映画の灯が消えた」と言ってもいい一大事件である。
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札幌で一番歴史のある映画館が、その幕を閉じたのだ。
「札幌の映画の灯が消えた」と言ってもいい一大事件である。
閉店当日のことを記す前に、それまでに開催されたイベントについてふれておきたい。
アンケートで選ばれた23本を上映していく「聖地閉店祭」。
そのラインナップの中から、私は「鑑定士と顔のない依頼人」と「燃えよドラゴン」と「彼女がその名を知らない鳥たち」を鑑賞した。
「燃えよドラゴン」の客層は総じて高く、公開当時ブルース・リーに夢中になった人たちも結構いたんじゃないかしら。
だって、最後には拍手が起こっていたもの。
前編となる「伝説誕生」は、去年11月にディノスで完全版を鑑賞していたのだが、後編となる本作の完全版は上映されず仕舞い。
しかしありがたいことに、週末1回限りの「絶叫上映」が閉店の前週に決定した。
これは観なきゃ!
特別な準備もせずに劇場に入ると、周りはなかなかのマニアばかり。
「今回初めてという方は?」という司会の質問に手を上げると、隣の女性が親切にも鈴を貸してくれた。
もちろん一緒になって、「バーフバリ、ジャイホー!」と叫びましたよ。
映画も期待に応える面白さで、なかなか楽しい上映会でした。
今週末から順次全国公開されるジョン・ウー監督の大作が、ディノス閉館ということで先行上映された。
この映画の原題は「太平輪」。
1949年に沈没した大型旅客船の名前で、つまりこれはジョン・ウー版「〇〇〇〇ッ〇」なのだ。
2014年の作品が今頃公開されるぐらいだから、出来栄えも推して知るべしなんだけど、先行上映のスペシャル感もあって面白く観られました。
そんなラストスパート的イベントをこなし、ついに迎えた最終日。
最後の時間を共有したくて、陽が落ちてから劇場に向かった。
上映最終回となる映画は何本かあったんだけど、どれもすでに観たものばかり。
結局、「聖地閉店祭」の中の一本、「JAWS ジョーズ」で締めくくることにした。
4月に「午前十時の映画祭」でも観ているんだけどね。
奇しくも今年2回目の鑑賞となった「ジョーズ」はやっぱり名作で、安定して面白かった。
最後の上映ということで、客席も満員御礼。
映画が始まるときに拍手が起こり、最後も拍手で締めていた。
最終上映なので「何かあるかな」と思いきや、特に何もなく終了。
ロビーのカウントダウン掲示板は、残り1時間を切っていた。
閉店の23時まで、あと32分だ。
エレベーターを降りると、1階エントランスは人混みでギューギュー。
22時から「シャッターセレモニー」が実施されていたのだ。
盛り上がっているのはゲーセンマニアとキンプリコスプレ女子で、私のようなただの映画ファンは、端っこで肩身狭く見守るのみ。
23時になった瞬間にシャッターが下り、拍手と「ありがとう」の声が飛び交う中、ディノスは予定通り閉店したのでした。
私は参加しなかったけど、7階の劇場ロビーの壁には、びっしりと書き込みがされていた。
その中でも、最近追加されたらしいものを写真に撮ったので、勝手に紹介したい。
私も足かけ30年お世話になったけど、それを20年も上回る大先輩もいるのね。
とても愛情を感じる書き込みだわ。
大学時代の500円名画座に始まり、札幌勤務のたびに足しげく通ったこの映画館。
セミリタイアしてからもお世話になりまくりだった。
2015年1月の札幌引っ越し以降、この劇場で観た映画はなんと203本!
ユナイテッドシネマ(145本)、シアターキノ(73本)、シネマフロンティア(13本)と比べても、ダントツの多さだ。
それだけ頼りにしてきた映画館がなくなって、私の毎日に影響がないわけがない。
セミリタイア生活も現在5年目だが、ここにきて大きな転換期を迎えたようだ。
秋の営業再開に向けて動いているみたいだけど、そう簡単に代替地が見つかるとは思えない。
あったとしても、今の館数や大きさを維持するのは難しいだろう。
期待したい気持ちを抑えて、ここはシビアに構えるべきかな。
何はともあれ、今までありがとう!
本当に、本当に残念です。
聖地閉店祭
アンケートで選ばれた23本を上映していく「聖地閉店祭」。
そのラインナップの中から、私は「鑑定士と顔のない依頼人」と「燃えよドラゴン」と「彼女がその名を知らない鳥たち」を鑑賞した。
「燃えよドラゴン」の客層は総じて高く、公開当時ブルース・リーに夢中になった人たちも結構いたんじゃないかしら。
だって、最後には拍手が起こっていたもの。
バーフバリ 王の凱旋 完全版 絶叫上映
前編となる「伝説誕生」は、去年11月にディノスで完全版を鑑賞していたのだが、後編となる本作の完全版は上映されず仕舞い。
しかしありがたいことに、週末1回限りの「絶叫上映」が閉店の前週に決定した。
これは観なきゃ!
特別な準備もせずに劇場に入ると、周りはなかなかのマニアばかり。
「今回初めてという方は?」という司会の質問に手を上げると、隣の女性が親切にも鈴を貸してくれた。
もちろん一緒になって、「バーフバリ、ジャイホー!」と叫びましたよ。
映画も期待に応える面白さで、なかなか楽しい上映会でした。
ザ・クロッシング Part 1 & Part 2 サヨナラ先行上映
今週末から順次全国公開されるジョン・ウー監督の大作が、ディノス閉館ということで先行上映された。
この映画の原題は「太平輪」。
1949年に沈没した大型旅客船の名前で、つまりこれはジョン・ウー版「〇〇〇〇ッ〇」なのだ。
2014年の作品が今頃公開されるぐらいだから、出来栄えも推して知るべしなんだけど、先行上映のスペシャル感もあって面白く観られました。
そんなラストスパート的イベントをこなし、ついに迎えた最終日。
最後の時間を共有したくて、陽が落ちてから劇場に向かった。
最後の一本
上映最終回となる映画は何本かあったんだけど、どれもすでに観たものばかり。
結局、「聖地閉店祭」の中の一本、「JAWS ジョーズ」で締めくくることにした。
4月に「午前十時の映画祭」でも観ているんだけどね。
奇しくも今年2回目の鑑賞となった「ジョーズ」はやっぱり名作で、安定して面白かった。
最後の上映ということで、客席も満員御礼。
映画が始まるときに拍手が起こり、最後も拍手で締めていた。
最終上映なので「何かあるかな」と思いきや、特に何もなく終了。
ロビーのカウントダウン掲示板は、残り1時間を切っていた。
閉店の23時まで、あと32分だ。
シャッターセレモニー
エレベーターを降りると、1階エントランスは人混みでギューギュー。
22時から「シャッターセレモニー」が実施されていたのだ。
盛り上がっているのはゲーセンマニアとキンプリコスプレ女子で、私のようなただの映画ファンは、端っこで肩身狭く見守るのみ。
23時になった瞬間にシャッターが下り、拍手と「ありがとう」の声が飛び交う中、ディノスは予定通り閉店したのでした。
私は参加しなかったけど、7階の劇場ロビーの壁には、びっしりと書き込みがされていた。
その中でも、最近追加されたらしいものを写真に撮ったので、勝手に紹介したい。
私も足かけ30年お世話になったけど、それを20年も上回る大先輩もいるのね。
とても愛情を感じる書き込みだわ。
大学時代の500円名画座に始まり、札幌勤務のたびに足しげく通ったこの映画館。
セミリタイアしてからもお世話になりまくりだった。
2015年1月の札幌引っ越し以降、この劇場で観た映画はなんと203本!
ユナイテッドシネマ(145本)、シアターキノ(73本)、シネマフロンティア(13本)と比べても、ダントツの多さだ。
それだけ頼りにしてきた映画館がなくなって、私の毎日に影響がないわけがない。
セミリタイア生活も現在5年目だが、ここにきて大きな転換期を迎えたようだ。
秋の営業再開に向けて動いているみたいだけど、そう簡単に代替地が見つかるとは思えない。
あったとしても、今の館数や大きさを維持するのは難しいだろう。
期待したい気持ちを抑えて、ここはシビアに構えるべきかな。
何はともあれ、今までありがとう!
本当に、本当に残念です。
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