先日、以前勤めていた会社の同期と、20年ぶりに再会した。

そこで、「大野くんありがとう!さっそく使わせてもらいます!」で予告した通り、あの名言をパシッと使ってみた。

今日は、その意外な結末について書くことにしたい。



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2019020301


乾杯の後、まずは先方の近況からリサーチ。

20年分の歴史なので、聴きごたえのある話ばかりだった。

そして話題は、他の同期や会社の現況に移行。

「へ~」とうならざるをえない話が続き、気づけばかなり時間がたっていた。

そこにいたるまで、私の話はほとんど出てきてはない。

せっかく、例の質問に対する切り札を用意しているのに…。


しかししばらくして、その瞬間はやってきた。

話が一段落したところで、彼はこう尋ねたのだ。

「〇〇は今、何してんの?」


おーっ、待ってましたよ、その質問!

喜びをあまり顔に出さないよう、ひと呼吸置いてから、私はこう答えた。

「ほら、嵐の大野くんと同じよ。自由な生活」


すると彼は、若干苦笑いしながらこう言った。

「ふーん…」


……
………

えっ?それだけ?

あまりの淡白なリアクションに、こっちが拍子抜けした。

「自由な生活か」「いいなあそれ」「オレも自由になりたいよ」的な言葉を期待していたわけではない。

せめて、「何それどういうこと?」ぐらい訊き返されるかと思っていたのだ。

しかし彼の頭には、そんなシンプルな疑問も浮かばなかったようだ。

それだけこのアンサーが回答としてすぐれているのか、それとも、言葉もなくすほどピンとこなかったのか。

たぶん、後者だろう。


さすがに彼もそれで終えるわけにもいかないと思ったのか、「何かしてないの?」という第二の矢を飛ばしてきた。

仕事という意味で訊いているのは明らかだったので、「うん、特に何も」と返す。

するとまた、「ふーん…」と下を向き、ジョッキをぐいとあおるではないか。


結局、この話はこれで終了。

ホントに終了した。

いつもならどう答えたらいいか逡巡する場面の幕が、史上最速で降りてしまったのだ。

困る瞬間もなく終わって喜ぶべきなのに、なぜか強烈な肩すかし感に包まれてしまった私。

なんじゃこりゃ?



こうなった原因を考えてみた。

もしかしたら彼は、大野くんのあの名言を知らないのではないか?

だとしたら、私の言ったことも「???」だったろう。

でもそれであれば、「大野くんが何だって?」と訊き返されてもおかしくないはずだ。

普通に受け入れたので、この仮説はたぶん成り立たない。


「自由な生活」という返しがあまりに意外で、しかもぼんやりしていたので、「ふーん」以外に返す言葉が浮かばなかったのだろうか?

そこに「嵐の大野くん」というキラーワードを入れても、効果はあまりなかったようだ。

だって私は、大野くんじゃないんだもの。

ジャニーズのトップランナーと独身中年セミリタ男を同列にする方が、おこがましいのよね。


何もしていない身分で堂々と答えていたのも、よくなかったのかな。

無職は無職らしくちょっと申し訳なさそうに、「いやー実は何もしてないんだよねーハハハ」ぐらいにしておいた方が、現役バリバリ社会人には受け入れやすいのかも。

やましいことは何もしていないのだから、そんな気を遣う必要はもちろんない。

でも、その後の展開を考えると、そうしておいた方が話を誘導しやすかったかもしれない。


もちろん、無職という立場に同情してしまって、言葉を継げなかっただけという可能性もある。

だとしたらあの名言は、ただの強がりにしかならないね。

大野くんまで持ち出しちゃって、痛いだけの人に映ったのかしら。

それはちょっとさびしいわ。

だったら、もうちょっと抗弁させてもらいたかった。



いやー、難しいね。

せっかく大野くんという強力な後ろ盾を得たというのに。

日本にセミリタイアが根付くのは、まだまだ先と見た。

しばらくは今まで通り、この世界の片隅でひっそりと「自由な生活」を楽しむことにします。


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