先日、以前勤めていた会社の同期と、20年ぶりに再会した。
そこで、「大野くんありがとう!さっそく使わせてもらいます!」で予告した通り、あの名言をパシッと使ってみた。
今日は、その意外な結末について書くことにしたい。
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乾杯の後、まずは先方の近況からリサーチ。
20年分の歴史なので、聴きごたえのある話ばかりだった。
そして話題は、他の同期や会社の現況に移行。
「へ~」とうならざるをえない話が続き、気づけばかなり時間がたっていた。
そこにいたるまで、私の話はほとんど出てきてはない。
せっかく、例の質問に対する切り札を用意しているのに…。
しかししばらくして、その瞬間はやってきた。
話が一段落したところで、彼はこう尋ねたのだ。
「〇〇は今、何してんの?」
おーっ、待ってましたよ、その質問!
喜びをあまり顔に出さないよう、ひと呼吸置いてから、私はこう答えた。
「ほら、嵐の大野くんと同じよ。自由な生活」
すると彼は、若干苦笑いしながらこう言った。
「ふーん…」
…
……
………
えっ?それだけ?
あまりの淡白なリアクションに、こっちが拍子抜けした。
「自由な生活か」「いいなあそれ」「オレも自由になりたいよ」的な言葉を期待していたわけではない。
せめて、「何それどういうこと?」ぐらい訊き返されるかと思っていたのだ。
しかし彼の頭には、そんなシンプルな疑問も浮かばなかったようだ。
それだけこのアンサーが回答としてすぐれているのか、それとも、言葉もなくすほどピンとこなかったのか。
たぶん、後者だろう。
さすがに彼もそれで終えるわけにもいかないと思ったのか、「何かしてないの?」という第二の矢を飛ばしてきた。
仕事という意味で訊いているのは明らかだったので、「うん、特に何も」と返す。
するとまた、「ふーん…」と下を向き、ジョッキをぐいとあおるではないか。
結局、この話はこれで終了。
ホントに終了した。
いつもならどう答えたらいいか逡巡する場面の幕が、史上最速で降りてしまったのだ。
困る瞬間もなく終わって喜ぶべきなのに、なぜか強烈な肩すかし感に包まれてしまった私。
なんじゃこりゃ?
こうなった原因を考えてみた。
もしかしたら彼は、大野くんのあの名言を知らないのではないか?
だとしたら、私の言ったことも「???」だったろう。
でもそれであれば、「大野くんが何だって?」と訊き返されてもおかしくないはずだ。
普通に受け入れたので、この仮説はたぶん成り立たない。
「自由な生活」という返しがあまりに意外で、しかもぼんやりしていたので、「ふーん」以外に返す言葉が浮かばなかったのだろうか?
そこに「嵐の大野くん」というキラーワードを入れても、効果はあまりなかったようだ。
だって私は、大野くんじゃないんだもの。
ジャニーズのトップランナーと独身中年セミリタ男を同列にする方が、おこがましいのよね。
何もしていない身分で堂々と答えていたのも、よくなかったのかな。
無職は無職らしくちょっと申し訳なさそうに、「いやー実は何もしてないんだよねーハハハ」ぐらいにしておいた方が、現役バリバリ社会人には受け入れやすいのかも。
やましいことは何もしていないのだから、そんな気を遣う必要はもちろんない。
でも、その後の展開を考えると、そうしておいた方が話を誘導しやすかったかもしれない。
もちろん、無職という立場に同情してしまって、言葉を継げなかっただけという可能性もある。
だとしたらあの名言は、ただの強がりにしかならないね。
大野くんまで持ち出しちゃって、痛いだけの人に映ったのかしら。
それはちょっとさびしいわ。
だったら、もうちょっと抗弁させてもらいたかった。
いやー、難しいね。
せっかく大野くんという強力な後ろ盾を得たというのに。
日本にセミリタイアが根付くのは、まだまだ先と見た。
しばらくは今まで通り、この世界の片隅でひっそりと「自由な生活」を楽しむことにします。
そこで、「大野くんありがとう!さっそく使わせてもらいます!」で予告した通り、あの名言をパシッと使ってみた。
今日は、その意外な結末について書くことにしたい。
乾杯の後、まずは先方の近況からリサーチ。
20年分の歴史なので、聴きごたえのある話ばかりだった。
そして話題は、他の同期や会社の現況に移行。
「へ~」とうならざるをえない話が続き、気づけばかなり時間がたっていた。
そこにいたるまで、私の話はほとんど出てきてはない。
せっかく、例の質問に対する切り札を用意しているのに…。
しかししばらくして、その瞬間はやってきた。
話が一段落したところで、彼はこう尋ねたのだ。
「〇〇は今、何してんの?」
おーっ、待ってましたよ、その質問!
喜びをあまり顔に出さないよう、ひと呼吸置いてから、私はこう答えた。
「ほら、嵐の大野くんと同じよ。自由な生活」
すると彼は、若干苦笑いしながらこう言った。
「ふーん…」
…
……
………
えっ?それだけ?
あまりの淡白なリアクションに、こっちが拍子抜けした。
「自由な生活か」「いいなあそれ」「オレも自由になりたいよ」的な言葉を期待していたわけではない。
せめて、「何それどういうこと?」ぐらい訊き返されるかと思っていたのだ。
しかし彼の頭には、そんなシンプルな疑問も浮かばなかったようだ。
それだけこのアンサーが回答としてすぐれているのか、それとも、言葉もなくすほどピンとこなかったのか。
たぶん、後者だろう。
さすがに彼もそれで終えるわけにもいかないと思ったのか、「何かしてないの?」という第二の矢を飛ばしてきた。
仕事という意味で訊いているのは明らかだったので、「うん、特に何も」と返す。
するとまた、「ふーん…」と下を向き、ジョッキをぐいとあおるではないか。
結局、この話はこれで終了。
ホントに終了した。
いつもならどう答えたらいいか逡巡する場面の幕が、史上最速で降りてしまったのだ。
困る瞬間もなく終わって喜ぶべきなのに、なぜか強烈な肩すかし感に包まれてしまった私。
なんじゃこりゃ?
こうなった原因を考えてみた。
もしかしたら彼は、大野くんのあの名言を知らないのではないか?
だとしたら、私の言ったことも「???」だったろう。
でもそれであれば、「大野くんが何だって?」と訊き返されてもおかしくないはずだ。
普通に受け入れたので、この仮説はたぶん成り立たない。
「自由な生活」という返しがあまりに意外で、しかもぼんやりしていたので、「ふーん」以外に返す言葉が浮かばなかったのだろうか?
そこに「嵐の大野くん」というキラーワードを入れても、効果はあまりなかったようだ。
だって私は、大野くんじゃないんだもの。
ジャニーズのトップランナーと独身中年セミリタ男を同列にする方が、おこがましいのよね。
何もしていない身分で堂々と答えていたのも、よくなかったのかな。
無職は無職らしくちょっと申し訳なさそうに、「いやー実は何もしてないんだよねーハハハ」ぐらいにしておいた方が、現役バリバリ社会人には受け入れやすいのかも。
やましいことは何もしていないのだから、そんな気を遣う必要はもちろんない。
でも、その後の展開を考えると、そうしておいた方が話を誘導しやすかったかもしれない。
もちろん、無職という立場に同情してしまって、言葉を継げなかっただけという可能性もある。
だとしたらあの名言は、ただの強がりにしかならないね。
大野くんまで持ち出しちゃって、痛いだけの人に映ったのかしら。
それはちょっとさびしいわ。
だったら、もうちょっと抗弁させてもらいたかった。
いやー、難しいね。
せっかく大野くんという強力な後ろ盾を得たというのに。
日本にセミリタイアが根付くのは、まだまだ先と見た。
しばらくは今まで通り、この世界の片隅でひっそりと「自由な生活」を楽しむことにします。
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羨ましい感情を表に出したくなかったとか。だいぶ経ってから聞いてくるぐらいだから他人に興味がないのかもしれませんね。
色々な人がいるでしょうから、他の人はまた別の反応をするかもしれませんね。