「セミリタイアして意外な誤解をされた件」という記事で、私のことを資産家と勘違いした友人のことを書いた。
先日、その人とちょっと早めの忘年会をしたのだが、今日はそこで出た話について。
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私のセミリタイア生活については、このブログでしか明らかにしていない。
しかしこの友人には、私の資産家容疑を晴らすために、今の生活にいたるまでの経緯をぼんやりと話した。
お金の出所にはまだ疑問があるみたいだが、働かずに暮らしていることは受け入れてもらえたようだ。
ネットの世界ならともかく、リアルでセミリタイアが受容されるのはなかなか難しいもの。
これからも仲良くやっていけそうで安心したわ。
この友人が私に理解を示した理由は、その後の会話で判明した。
「私もね、お金があったら会社を辞めたいですよ」
そう、彼にも早期リタイア願望があったのだ。
傍目で見ている限り、いわゆるブラック企業に勤めている感じはしないし、それなりの収入も得ている。
でも、アラフィフの職場環境は決して恵まれたものではないらしい。
彼も私と同じ趣味人なので仕事よりもプライベートを優先させたい思いも強いのだが、それがなかなかできない。
さらには最近の仕事の疲れも相まって、さっきの発言につながったようだ。
こういうとき、セミリタ系ブログを書いたり読んだりしている皆さんならどんな言葉をかけるだろうか。
「セミリタイアしたらいいじゃないですか」
「私でもできたんだからやればできますよ」
「お金よりも大切なのは時間と健康」
「好きなことを好きなときに好きなだけする生活は最高ですよ」
「ストレスからも解放されるし」
「人生は一度きり!」
「あした死ぬかもよ!」
…でも、私はそんな話はしなかった。
なぜなら、それはある意味、逆マウンティングになってしまうから。
以前、仕事と家庭の両立でもっと深刻に悩んでいる友人と飲んだことがある。
セミリタイアして間もなかった私は調子にのって、セミリタイアの良さを熱心に説いた。
そのときの友人の反応は私の予想を超えてネガティブだった。
一方的なハッピーモードがそうでない人から反感を買うなんて、ちょっと考えてみればわかりそうなもの。
浮かれ気分で暴走した自分を深く反省したのよね。
あのときの経験がフラッシュバックした私は、同じ轍を踏まないよう自分をコントロールした。
私があれこれ世話を焼いて道を示しても、優越感にひたった上から目線アドバイスになってしまう。
この人が会社を辞めたいのなら、その方法を見つけるのは彼の課題。
余計なことは口が裂けても言うまい、と。
そこからの会話はサラリーマン時代に培ったカウンセリングになった。
早期リタイアの障害になるものなんて大体決まっているので、そこを尋ねてみる。
「奥さんが反対するんじゃないですか?」
早期リタイアは今の日本の流れに真っ向から逆らう生き方だから、そこをパートナーが理解し共有してくれるかはお金の問題よりもはるかに重要だ。
友人は妻子持ちなので、まずはそこから切り込んでみたというわけ。
するとその友人、「うーん」とうなってそのまま黙り込んでしまったではないか。
こりゃ問題の根は深いぞ。
実際、この話はこれ以上広がらず、そこでストップしてしまった。
核心というか、一番痛いところを無遠慮に突いてしまったのかも。
ごめんなさいね、なんちゃってカウンセラーで。
でも、お金があっても解決しない問題があることを認識したのなら、この会話も決して無駄じゃないだろう。
彼の人生は彼自身で切り開くべきもの。
次の飲み会でもまた話題になるだろうけど、よきカウンセラーとしてお役に立ちたいものだわ。
先日、その人とちょっと早めの忘年会をしたのだが、今日はそこで出た話について。
私のセミリタイア生活については、このブログでしか明らかにしていない。
しかしこの友人には、私の資産家容疑を晴らすために、今の生活にいたるまでの経緯をぼんやりと話した。
お金の出所にはまだ疑問があるみたいだが、働かずに暮らしていることは受け入れてもらえたようだ。
ネットの世界ならともかく、リアルでセミリタイアが受容されるのはなかなか難しいもの。
これからも仲良くやっていけそうで安心したわ。
この友人が私に理解を示した理由は、その後の会話で判明した。
「私もね、お金があったら会社を辞めたいですよ」
そう、彼にも早期リタイア願望があったのだ。
傍目で見ている限り、いわゆるブラック企業に勤めている感じはしないし、それなりの収入も得ている。
でも、アラフィフの職場環境は決して恵まれたものではないらしい。
彼も私と同じ趣味人なので仕事よりもプライベートを優先させたい思いも強いのだが、それがなかなかできない。
さらには最近の仕事の疲れも相まって、さっきの発言につながったようだ。
こういうとき、セミリタ系ブログを書いたり読んだりしている皆さんならどんな言葉をかけるだろうか。
「セミリタイアしたらいいじゃないですか」
「私でもできたんだからやればできますよ」
「お金よりも大切なのは時間と健康」
「好きなことを好きなときに好きなだけする生活は最高ですよ」
「ストレスからも解放されるし」
「人生は一度きり!」
「あした死ぬかもよ!」
…でも、私はそんな話はしなかった。
なぜなら、それはある意味、逆マウンティングになってしまうから。
以前、仕事と家庭の両立でもっと深刻に悩んでいる友人と飲んだことがある。
セミリタイアして間もなかった私は調子にのって、セミリタイアの良さを熱心に説いた。
そのときの友人の反応は私の予想を超えてネガティブだった。
一方的なハッピーモードがそうでない人から反感を買うなんて、ちょっと考えてみればわかりそうなもの。
浮かれ気分で暴走した自分を深く反省したのよね。
あのときの経験がフラッシュバックした私は、同じ轍を踏まないよう自分をコントロールした。
私があれこれ世話を焼いて道を示しても、優越感にひたった上から目線アドバイスになってしまう。
この人が会社を辞めたいのなら、その方法を見つけるのは彼の課題。
余計なことは口が裂けても言うまい、と。
そこからの会話はサラリーマン時代に培ったカウンセリングになった。
早期リタイアの障害になるものなんて大体決まっているので、そこを尋ねてみる。
「奥さんが反対するんじゃないですか?」
早期リタイアは今の日本の流れに真っ向から逆らう生き方だから、そこをパートナーが理解し共有してくれるかはお金の問題よりもはるかに重要だ。
友人は妻子持ちなので、まずはそこから切り込んでみたというわけ。
するとその友人、「うーん」とうなってそのまま黙り込んでしまったではないか。
こりゃ問題の根は深いぞ。
実際、この話はこれ以上広がらず、そこでストップしてしまった。
核心というか、一番痛いところを無遠慮に突いてしまったのかも。
ごめんなさいね、なんちゃってカウンセラーで。
でも、お金があっても解決しない問題があることを認識したのなら、この会話も決して無駄じゃないだろう。
彼の人生は彼自身で切り開くべきもの。
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